コロナ、氾濫、土砂崩れ
九州、そして長野へと広がった豪雨被害、とても七夕どころではなかったようだ。
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こうした自然災害はきっと次へのバネとなる。そう信じるしかない。
今、次から次へと課題と難題が降りかかってくるように思える。
コロナでは世界中の責任者、当局者がうろたえてしまった。
これを奇貨として次の判断に役立てて欲しいものだ。
我々が問題に立ち向かっている時にはエネルギーがある。エネルギーが維持できる。
ヘトヘトに疲れてしまうということはない。
実は終わってしまった後こそ、ヘトヘトに疲れてしまうものだ。
だから、「いつ終わるか」なんて考えない方がよい。
またどうせ次がある。次がやってくる。
そろそろ台風だって来るだろう。
だから前へ進む。
当事者となった人々が現場で向かっている現実は、きっと他人には想像もつかないものだろうが、それだけ自然という大きな力に抱かれている事実があることは知って欲しい。
自然の力が実感できるということは、このうえなく幸運なのだ。
そうして人は謙虚になることができる。
豊かさ、豊穣な自然を噛み締めることができる。
苦しい時ほどなんでもない。
終わって振り返ろうとした時の方が、人の心にとっては怖い。
人間が相手より、こういうことの方が穏やかで立ち向かい甲斐のある偉大な仕事だ。
災害を前にして、みなが互いを気遣う日々こそが貴重なのだと、むしろ感謝したい。
空虚なお悔やみは言わない。人間はいつか死ぬ。
精一杯生きるのが人生だ。
いつも価値あるものと対峙していたいのはお互い様なのだ。
おうぞどだいじに
