お好み焼きにいきなりマヨビーーム
「いきなり人のお好み焼きにマヨビーム」です。
☆
世の中にはそういうことがあるのですw。
私は実際に経験したことがあります。
昔、出張で出かけ、こちらがあまり本場のお好み焼きを知らないというので、お好み焼きのお店に連れて行ってもらいました。
専門店みたいなところ。
連れて行ってくれたその女性が目の前で焼いてくれることになりました。
店の人が焼いてくれるようなお店でした。
注文すると、小さなアルミのカップに、お好み焼きのタネが盛られてちんまりとして運ばれてきました。
まさにあのお好み焼きのタネって、「ちんまり」とした可愛らしい感じです。
それをおもむろに崩して卵なんかも混ぜてくれます。
彼女は早速、具を小さなカップの中で上下に動かし、上手に天地返しをする。
スプーンを使って上下に動かすんです。
そして手早く目の前の鉄板に油を引いて、まずお好み焼きの白い汁だけを垂らして丸く伸ばす。
まるでクレープみたいです。
そこに具を乗せてドテを作って、なーんて、まるで本職のようです。手際よく火加減を見てくれています。
上手に見えました。
とても慣れた感じがありました。
そしてお好み焼きを見事にクルリとひっくり返します。
不思議と何も飛びハネたりしませんでした。
ああいうのを私なんかがやると、ウチでやってもそうなんですが、なんだか色んなカスが周囲に飛びハネ散らかるものです。
私も、とにかく集中してひっくり返そうとするし上手く返せたかななんて思ったりしますが、いつも何かしらネギだの汁だのカスだのと、汚れが周囲に飛び散ってしまいます。
慣れなのかどうか、割と静かにひっくり返していましたが、周囲が汚れません。テーブルはキレイなものでした。
そんな風にお手並みを拝見させていただいて、感謝と賞賛を。
すぐに出来上がりました。見るからに旨そうでした。
そうして最後にお好み焼きをひっくり返すと、実によい焼き加減だと分かります。
仕上げとばかりにハケでソースを塗ってくれます。
そして青海苔、削り節を散らします。
削り節を散らすとチリチリと削り節が踊る。
これは愉快(笑)。
では、いただきましょうかww(笑)。
その時ですw。
穏やかな顔をしてニコニコしていた女性の目がキラりと一瞬光ったように見えましたw。
彼女はテーブルのマヨネーズのボトルを取ったと思ったらボトルを逆手に持ち替え、ちょっとボトルを下に一度振ったかと思うと、波を打つようにマヨをお好み焼きにかけました。
その早いのなんの。
早業でした。
マヨをかけるかどうか、その分量なんかに口の出しようがありません。
みるみるうちに、焼きたてのお好み焼きがマヨネーズの模様で網の目のように飾られてゆきました。
それが世に名高い「マヨビーム」でした。
私が初めて見たときの振り返りのことです。
網目模様がなかなか正確で、美しく、それは洒落たものではありましたが。
参りました。
すっかり迫力に圧倒されました。
そしてドヤ顔です。
その時まで、私はあのマヨビームのメッシュも食品サンプルでしか見たことがありませんでした。どうやるかも知らなかった。
ただ・・・ww(笑)
なんか・・・w(汗)、
こう、少し・・・(涙)
ご、ごいしゅうおざいましたぁ!(泣
