出された料理にソースどばぁぁw
振り返れば、「下品だからそういうことをしてはいけない」、なんて言われてきました。
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それがマナーだという人さえいます。
でも、「作った人に失礼だから」というのとは違う気がします。
出された料理に味見もしないで、いきなりソースや醤油をかける人がいます。
私もどっちかというとそっち系です(笑)。
それを見て癇癪持ちの調理人が眉をしかめたりするなんて光景もありますw。
実は私も含め、みんな高い店ではそういうことをあまりしません。
安い店、軽そうな店でほどやるものです。
つまり味を最初から信用できないのです。
金を払ってまでがっかりしたくない。
だからまず最初によく知っている味、ソース系、醤油系、酢とか、とにかく想像のできる味にしておいて、食べながら頭の中で差し引いてゆく。
そして旨かったな、別にかけなくてもよかったな、なんて思ったら、今度はまた改めて来て、次はそんな食べ方はしない。
これが家庭ならまるで違います。家で作る料理というのはちょっと違う。
わざわざ薄味に仕立てておいて、濃くしていったりします。
お互いにそれは分かっている。その方が飽きないから。
薄茶から濃茶へ。
茶道のごく基本のことです。
「調味料ドバドバかけて作った人に失礼だ」なんて言う人がいますけど、私が自分で作る場合を考えてみると、盛り付けて出した時点で作る側の気持ちは終了しています。
次は私も食べる側なんです。
食べる嫁のことは見ていません。
だから後は食べるアタシと嫁の自由。
自分自身がドバドバとなんかかけたりしてます。
作った側がそんなことを要求するとしたら「押し付けがましい」、そういうものがあると私は思います。
お客側の問題です。
客同士が、ああ、この人はちょっと下品だな、なにも市販のインスタントを改造したなんてわざわざ言う必要もないのにね、なーんて評価を受けるというだけ。
昨日の結論のように、ドバドバやってる出された側が「こうしたったほうが美味しいねんねんでw」なんてドヤ顔でやるはよくないですw。
でも作った側とはあまり関係がありません。
見てないのが普通です。
作って出した料理人がじっと見ているなんて気持ちが悪い。
もしそこで厳しい言い方をするなら、料理人として修行が足りないのです。
何もかけたくならないような盛り付けができてない。
盛り付けが美しくない。
だから、味もみないで「ソースどばぁ」なんです。
自分がいまどき、小汚い茶髪なんかにしてるから「ソースどばぁ」なんですww。
考えてみると、これも「北風と太陽」の一種でしょうかw。
おそまつ
