半額狙いのこと
「魔の水曜日」と、私たちが呼んでいたのは、別に為替でも株の話でもありません。
☆
「スーパーW」では、水曜日は何も半額品がもらえないので私たちはそう呼んでいました。
水曜日はたいてい半額品シールが見当らない。残念な日です。
こういう日は砂糖とか醤油とかそんなものを買う日。特売なんかを探します。
半額以下の処分品を私たちは「カキカキ」と呼んでいますw。
それは半額シールの上にサインペンで投売りの値段を書くことです。
そんな魔の水曜日でしたが、昨日は早めに出かけることができて、店に着いたのは18時頃でした。
肉屋の奥には誰もいませんでした。
すると牛肉やスジ、豚肉なんかの半額品が買えました。
水曜日なのに意外でした。
どれも半額後で100グラム60円から70円ぐらいで買えました(笑)。
買い物は種類を違えるのが飽きないコツです。
いくら牛ロースが安くてもそればっかりでは困ります。飽きてしまう。
そして買い占めたりしないことw。
「汝の集会地を荒らすな」なんて言って、嫁と戒めていますw。
どうやら水曜日は半額マンがいないとかではなくて、早く帰ってしまう日だったのでしょう。
だから早い時間に割引されて売れてしまっていた。
それで水曜日は何も貰えなかったのでした。
気がつきませんでした。
曜日によって半額の時間帯が動くことがあるとは気がつかなかった。
ナマモノをオーバーナイトするのも考えにくいと前から不思議でした。職人の都合に気づくべきだった。
半額になる時間帯というのはあります。
一番お客で込み合う時間帯は半額マンは動かない。
主婦や子供連れの時間帯はほとんど見込み薄です。
彼らが帰った頃、子供たちの夕食の支度にはちょっと遅いぐらいの時間になると半額マンがやってきます。
惣菜は閉店に近い比較的遅い時間帯、駆け込みの人たちがターゲットです。
魚と肉、野菜はそれぞれ半額シールの時間帯が少し違います。
スーパーというのはチェーン店でも魚屋と肉屋には専門の人がいます。
魚は内臓を取ったりウロコを取ったりして捌いたりしますし、肉も肉屋さんが部位を選んで切って分け、それぞれの値段を区別して売っています。
ミスジとかザブトンとか、常連の客が肉の部位が分からないようだと分けたりしないで切ったりします。
「カルビ」というのは実は嘘。
そういう部位はないのだと言います。
世間で言われるようになったものだから売っているだけ。
カルビっぽく脂身を混ぜて切り分け、カルビとして高くして売れるんだそうです。
ある国にいた頃、肉屋には値段表がありませんでした。
肉を解体して適当に切って売っているような気がして「赤身をくれ」なて注文しました。
そうしたら「赤身だけ選ぶんなら高く払ってよ」なんて言われてしまった。
肉を部位ごとにきちんと分けない代わりに、骨も脂身も混じったものを売っていたというわけです。
魚屋と肉屋には専門の職人がいる。
全部をバイトやパートさんで回しているわけではありません。
そういうプロの人、専門職の人は帰っちゃったりする(笑)。
だから半額マンは職人ではない人がやっているお店もあります。
アーバン・サバイバル。
我々は狩りをするのですから、よく獲物の習性に注意しないといけません。
牛スジはカレーですかね。圧力鍋でトロトロになります。
コラーゲンでお肌がツヤツヤ(笑)。
めいしくおしあがれ
