「おしどりティー」って知ってる?
すっかり暑くなりました。嫁がアイスコーヒーを入れて飲んでました。
☆
私はアイスティーを作ろうと思った。
紅茶を入れてポットごと水に漬けて冷やします。
氷をグラスにたっぷりとためて、その上から熱いティーを注ぐというのはプロの作り方です。
カラカラ氷を溶かし、かき回しながら熱いティーを注いで作ると透明なキレイな色のアイスティーが出来ます。
濁らないように作るのが本式。
ウチではさすがに氷がもったいない。
氷が無尽蔵にあるわけではないのでそういう作り方はしません。
そっちの方が香りが立つし、色もキレイなのは知っているけど、これは仕方がない。
やるのはごくタマにです(笑)。
嫁が、飲んでいたアイスコーヒーのグラスに俺の作ったアイスティーを注いてでしまった。
まだアイスコーヒーが残っていた。
「あっ、それはアイスティーだぞ」
私は言いました。
「いいヨ。おしどりティーになるから。」と嫁は言った。
こういうのをそう言うのだそうな。コーヒーと紅茶のミックス。
オシドリってあの鳥でしょう。
メスとオスが模様の違う鳥。水鳥です。
上手な言い方だと思った。
あのオシドリ、オスの羽はコーヒー色と紅茶の色が混じっています。
嫁はこういう言い方をよく知っています。正直、悔しい(笑)。
「じゃあ、オシドリって英語でマンダリン・ダックって言うのは知らないだろ」と私。
そこで「ファンタ・マンダリンオレンジ」、なーんて思い出したらお歳がバレますぞ(笑)。
ケチャップとマヨネーズで「オーロラソース」なんて教えられたこともあった。
物事は言い方ひとつだ。
私も杏ジャムではなくアプリコットジャムと呼びたかった。
だってそっちの方が高そうでお得感があるように聞こえるんだもの(笑)。
おそまつ
