玉葱が安くて安くて、とても嬉しい
今年は牛蒡が安いと思っていました。
長いも、トロロ芋もそうですが、すっかり安くなりました。
正直、どこか反省したのかな、なんて思ってた。
「長いも離れ」なんてずっとでしたから。
なにしろ前は高いのなんのってww。
安くなってサラダなんかでも長芋を食べるようになっています。
それがなんと、今年は新玉葱も安くなったようでとても驚いています。
安いなと思っていたら実はどうやら本当に余っていて、今はタマネギが安いのだそうです。もっと安くてもいいのに。
そうしたらどんどん使いますよww。
キャベツがひと玉600円だなどと、インチキなネットメディアの記事もありますがそんなものはデマです。
高くてもせいぜい300円です。それでもアタシは買わないけどw。
最近は情報がとことん歪んでいることが多い。いったいどうしたわけなんでしょう。
玉葱は安いですよ。特に新玉葱の値段を見るとわかります。
嫁も、新玉葱は例年は高いのに今年はとりわけ安いのだといいます。
ありがたいことだよ、と。
こんなことはなかなかないぞ、と、最近は玉葱のピクルスをよく作っています。
漬けたピクルスと焼いたパン、そしてチーズなんかで食べるのです。
新玉葱はエグくはないのでピクルスに最適です。
軟らかいしフレッシュな味わいがあります。
なかなか普通の玉葱でピクルスというのは難しいものがあります。
エグさがちょっとキツい。
それは焼いたりして焦げ目をつけるぐらいなら普通の玉葱の方が美味しく感じるものですが、生ならやはり新玉葱でしょう。
新玉葱はサラダに、普通の玉葱は焦がしたりしてダシになります。
そうして両方が使い分けられれば最高なのですが、なにしろ新玉葱はシーズンがあります。
だから今のうちだけ。
せいぜい愉しみたいと思ってます。
他に新玉葱は、丸ごとのシチューなんかにするとはったりが利いて実に楽しいものです。
丸ごとの新タマネギをコンソメスープで茹でてホクホクなんて、実に楽しいものなのですwww。
昔、嫁と知り合ったころ、よくオニオンスープを作ってくれました。
それはアタシの全く知らない世界でした。
丁寧に細かく刻み、玉葱をキツネ色になるまで丁寧に炒めてコンソメ味でスープにしてくれたのでした。
その味わいの深くて美味しかったこと。
出してもらったアタシはなんだか居場所がなくなってしまい、ソワソワしていた覚えがあります。
がさつになんでも簡単に片付けがちだった男は、そうして少し大人になったのでした(笑)。
そこに軽く粉チーズなどをかけたりクルトンを浮かべたりして。溶けるスライスチーズなんかも乗せてトースターで仕上げたりして。
そういう気の使い方というのは、恋人同士のものならではという気がして、とても嬉しいものがありました。
しかし、なににせよ、今は遠い昔でしょうかね(欝)。
そういえば、「玉葱を刻んで涙がでる」なんてことは暫くやっていないことに気が付きます。
色々と知恵をつけて、歳をとって賢くなったのやらスレたのやら、そのおかげですっかりタマネギと涙なんて無縁になってしまったことに気が付くのです。
ささっと切ってしまうからその覚えが殆んどない。
料理する要領もよくなった。
しかしあの涙の味というのは幸福な味がした覚えがあります。
悲しみに由来しない涙は、少しショッパくて、そしてどこか嬉しいものがあった覚えがあります。
めいしくおしあがれ
