さっと作ってくれるのは素晴らしい
お互いの時間というものがあります。
☆
それは人生の大事な時間。
一生懸命作ってくれるのはいいけれど、やはりあまり時間をかけてはほしくない。アタシが料理を作るときは手際をとにかく考えてやります。
手際と盛り付け、その皿の選定。そして美味しく素材を引き出して作る。
それがアタシの料理の心得だw
こちらも相手に犠牲を強いるなんて御免です。
別に嫁を便利に使いたいわけではありません。
だから「美味しいものを作ってあげた」なんて、ケンカの勢いにまかせたとしたって、それは言って欲しくないのです。
だから昔、モヤシのヒゲを取ってくれた時だって、さすがに止めてもらったのです。
嫁の育ちがよいのか、あれにはすっかり参った。
ただ、それは他のことに使って欲しいと思った。
まあモヤシって意外と高いもんだと今は分かってますから、またやってくれてもいいかもとは思うんだけれど。
例えば今年になっていきなり大量収穫できたセリにしたって、買ってきたものの根っこを植えてくれたから。
そういうちょっとした時間が使われて成果になるというなら、それが喜びってなもんです。
何かを生み出したい。それは一方的な献身ではないはずだ。
アタシはそう思うのです。
何かを生み出そうとするってなら、アタシはどんなに時間がかけられたって無駄とは思いません。
まあ実はそのセリについて、実は根っこは食べるものなんだそうです。
嫁は知らなくて、買ったとき随分とキレイな根っこだなぁ、と思ったとか。
「これはどうしたって植えろってことだろ」と思ったんだとか。
しかしわざわざキレイにされているのは根っこも食べるからなんだそうで、おいしいんだそうです。
そーいえば七草にも根っこのついた葉っぱがあったような気がします。
知らなかったからの玉手箱でした(笑)。
とにかく、さっと作って出してくれるなら嬉しい。
それならアタシだって喜んで恩を着せてもらいましょう。
今日はアタシはなんだか気分が悪いの。
風邪ひいたのかなんだか、胃がムカムカする。
週末だからいいけど、温かくしてゆっくり寝ないといけません。
で、こんな風にPCの前で弱っていたら、嫁がさっと巻き寿司をオヤツに作ってくれた。
「お腹空かない?」って。
いつ作ったかわからないぐらいの早業ww。
巻きスも出していたろうにまるで気が付かなかった。
キュウリと梅の細巻き。
こういうのがいい。
とても気持ちがよい感じ。ありがとう。
で、アタシは喜んで聞いた。
「俺が弱ってるから、かわいがるのか?」って。
そしたら、ピシャリと、「私がお腹が空いたからだよ」なんて言われてしまったwww(欝)。
まあ、さっと作るってのはそんなもんだろうね(笑)。
人の「わざわざ」ってのが嫌なくせに、そういう気遣いなんかは期待しちゃう。
おそまつ
