「裸」という言葉の意味
裸になっちまえば、腹の贅肉も、手入れをしていない陰毛も・・・みーんな丸見えです。
時には色っぽくもなんともない場合だってあります。
腰つきや胸の膨らみ、よいものはよいんですけど・・・。
・・・「裸のマハ」
ちょっと呟いてみた(笑)。
まあつまり、裸とは、「そのまんまの価値や値打ちが見られてしまう状態」という意味につながるのではないか。
わかる人にはわかる。
見る人が見ればわかる。
速そうなマシンはエンジンを見るだけで分かる。
心がこもった贈り物かは袋にまで滲み出るものがある。それを何かに包む。
「裸」という言葉とは、余計な商標やタグをつけない状態のこと。
別に、「ひん剥かれた恥ずかしい状態」って意味ではない。
そんな気がします。
そう考えると、マヨとケチャはどれも味なんてほとんど同じ。
そのまんまです。
なんだか付加価値がない。「わかる人にはわかる」どころか、みんなに分かってしまう状態。
だからせめてどこのメーカーのものか、そんなのがあるといい、ということ。
それだ!
土産に出された紙袋が、わざわざ買った紙袋かどうかなんて、分かる人には分かります。こんなキレイな紙袋でくれる店なんてないよ、って。
そして、「丁寧なものをどうもありがとうございます」って、なる。
だから、土産に持っていく菓子は、下げる紙袋もちゃんとわざわざ買ったものにした。
それが心がこもったものだったから。
しかし、ではその気持ち、それは包まなくていいのか? だから店員さんが聞いてくれた。
まあ昔だったら、風呂敷に包んだことでしょう。
ところでアタシ、深川製磁の器が好きなんです。
リサイクル屋なんかで探したりするのが大好き。
しかし、深川なんてやっぱり店は高い値段をつけてくるの。
箱入りだったりすれば、深川製ってことで普通にお高い。
でもあれ、「深川製」って書いてないのもあるんです。
「裸」のがあるんです。
富士山みたいな、例の深川製磁のブランドマークだけついている器。
そういうバージョンのものがあります。
特に時代が古かったりすると、よくあります。
そうすると、知らない店員は気が付かない。
せっかく仕入れても安くつけちゃうんです。
ただこっちは目が利く。
よく分かってる。
だから安く買えてしまう時があるんです。
だから、アタシなんて、新しく入荷したモノがリサイクルショップに並んでいるのを見つけると、いつも興奮しちゃう(笑)。
そんでアタシは嫁につい言っちゃうんだ。
「おい! 裸だ、裸のやつを探せ。裸はないか」
なーんて。
で、そんな騒ぎを他の客に聞かれたりして、二人でよく恥ずかしい思いをしたりしていますwww。
あれ? つまりやっぱり「裸」ってのは、恥ずかしいことなんですかね。
おそまつ
