家で作ったものは売れる?
昨晩の記事にご家庭の事情をコメントいただい方がおりました。
ありがとうございます。
奥様がお料理を作って、上手に出来たと納得すると、奥様、
「これランチで売れるね」「500円ならどう?」なんて話になるんだそうです(笑)。
そこに「300円ならもっと売れるんじゃね?」なんて、
旦那様と息子さんが即座に突っ込みを入れてくるのだとか。
いやはや、ニューファミリーのような、ほのぼのしたお話です。
「ニューファミリー」なんて死語でしょうけれども。
ちなみにフネと波平、その子供がサザエとカツオなのです。歳の違う兄弟。
まあ、しかしあれは「オールドファミリー」だ。
昭和の昔からずっと同じ家族やってんだから(笑)。
しかし、こういうことを実際におやりになってしまう文化というのがありまして、その代表的なところがタイ。
タイ王国です。
あの、秋篠宮がじっこんにしていた、あの全身にイレズミなんか入れている女好きの放蕩息子が王位を継承してしまって国民はすっかり嘆いているような、あの、誰からも慕われた最後まで立派に王位勤め上げたお父上、その王様がちょっと前になくなられたあの国。
あの、甘辛い味付けの、私がよくやるカオマンガイの美味しい観光地の、あの、お姉ちゃんがワヤワヤといる、あの、、、
・・・いえ、失礼。
タイのご夫婦はよく屋台なんかを営業していたりします。
会社勤めをしている旦那さんでも、会社から5時に帰ったら9時、10時ぐらいまで屋台をひいてそこで作った料理、食べ物を売ったりしています。
お料理を作るのが好きという国民性があって、彼らはそれをレクリエーションのようにして楽しんでいます。
子供がまとわりついて奥方と旦那さんがしゃべっていたり、ラジオなんか聞いてたり、それこそ楽しそうにしています。
お金にもなるから一石二鳥というわけ。
一方で、タイの若い人なんかは、ほとんどみんな外で食べて済ませてしまうか、どこかで出来上がった料理を買って持ち帰って食べますから、そういうお料理がよく売れるということもあります。
観光客として我々が遊びに行くタイの屋台は、そんな趣味のようにして営業しているところも多いのです。
だから屋台の主人と顔見知りになったりして、ご主人にビールなんかをおごったりすると、喜んでくれて、飲みながら料理を作ったりしてくれる。
別にプロという意識が高いわけではありませんからそういうのは平気。
味だって美味しいですが、それこそいつも判で押したように同じ味というわけではなかったりします。
そうしていつもご自分で作るように料理を作って出して、お小遣いを稼ぐわけです。
なかなか面白いものです。
実はこうしたものはタイの文化的なものと言えるようなもので、日本にお嫁さんに来て日本で住んでいるタイ人の奥様などは、日本に来てもついやりたくなってしまうようです。
街角の、それこそ軒を借りたようなところで見慣れない人が弁当なんかを売っている。
タイから来たお嫁さんなんです。
見ると、その弁当はなんだか日本人のものではないようなセンスで詰め込んであります。
チキンの手羽なんかを揚げたり、そこにカレーみたいなソースがかけてあって、野菜と、ご飯。
やはり珍しいもの、見慣れないものだからつい食べたくなっちゃったりします。
日本人とて、そんな風に自分の作ったお料理を売るなんて発想をしても別におかしくはないと私は思います。
沖縄なんかではそういう個人さんが弁当を売っているところがあったりましす。
コロナ後、そんなことももしかすると出てくるかも知れません。
最近まで、自宅割烹というのは流行っていましたから、そういう個人でお弁当やお料理を売るなんてことがあっても不思議ではありません。
NYではホットドックを個人が売ってたりします。
ウーバーイーツなんて、そういうのはダメなんでしょうかねえ?
実は私も間違い電話でそんなことをやろうと思ったことがありました。
前に書いたことがありますが、老人向けの食事の宅配サービスと間違える電話がしょっちゅうかかってきたので、やってやろうと応対をしたことがあります。
こっちが何が食べたいか聞いていたらなんだか怪しまれて、電話は切られてしまったのでしたが(笑)。
ワガママそうな婆あでありました。
これはちょっとした店ならいい値段するぞ!
って、男性諸氏特有の発想があると申しました。
それと、こういうことは反対。
あれ、これは美味しくできたナ、そしたらこれは出したら売れるかも知れない、もう少し肉を少なくして材料費がいくらで、プラスチックの入れ物がいくらで、、、なんて考えるのはまるで正反対です。
しかし、奥様、そのうちどんどんその考えが広がってゆく。
家計が楽になる。自分の作ったお料理がお金になる。
なぜかそれで、お料理が質素になっていって、ちょっと旦那さんが文句を言うと、、。
これは300円で売ればバカ売れしちゃうような料理なんだから、
美味しくても原価はちゃんと計算して抑えているのよ!
なーんて、
まだ売ってもないのに材料費削るのが習慣になっちゃったりして。
まあ、家計には優しいでしょうなww(笑)。
おそまつ
