海老の刺身の殻で出汁を取る
好きなものを食べる正月。
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好きな時間に書く正月のブログ。
今年の正月の振り返りのこと。
大きな海老が手に入りました。
アルゼンチンの海老でしたが、刺身でそのまま食べられると言います。ワサビがついていました。
安い。
国産の海老などすっかり買えなくなりました。伊勢海老なんてとっくにオマール海老になりました。ロブスターだってそうは食べません。
大正海老もほとんど見かけることもありません。
ブラックタイガーだってもはやすっかり高級品です。マングローブを切り倒して養殖してやがるからと、ボイコットしていたのはもう昔のこと。
今はバナメイが汎用の海老、よく買うでしょうか。でもバナメイはあまり海老臭くはないタンパクなものです。
いずれこのままいけば、このアルゼンチン海老がこれがもっと使える海老ということになりそうです。
海老天にしてもおいしそうです。
普段から売られているのはよく見かけてはいましたけど、半額となると頭のところが黒ずんでいて、ちょっと買う気がしませんでした。
年末の処分だから、新鮮なままの刺身用が半額で買えたというわけです(笑)。
これが今年の正月、元旦の最初のご馳走になりました。
元旦に二人で二尾ずつ生で食べて、後は冷凍しました。四日目の今日はこれを解凍してボイルして食べるところです。
海老ってすごく味が濃いのです。だから二尾ぐらいで十分。
冷凍した海老はボイルしたりしてもいいし、焼いたりしても、また違う味を楽しむことができるというものです。今日はボイルしたものですが。
最初は刺身で食べました。すごく美味しいものです。
この海老は甘さがあって、なにより歯ごたえがあります。それがいい。
甘みもボタンエビのような味わい。それでいて身がしっかりしている感じ。
ワタも食べられてしまいます。
海老臭くもないし、それこそ全部、殻ごと食べられてしまいます。
なかなかよい海老だと思います。
ふと、残った海老の殻が気になりました。
これを茹でてダシをとることにした。
そして雑煮に。
雑煮は今年の最初は醤油仕立てのものだったのですが(笑)。
それが二日からはなぜか海老味噌の雑煮に(笑)。
たいそう海老のダシが出たものです。
これは味噌で仕立てました。
塩味や醤油だときっと臭みがあるだろうと思ったから、それで味噌にしました。
案の定、白味噌で品よくしたつもりで、こってりとした濃厚な海老の雑煮になりました。
心配したけど三日たっても海老臭くはならなかったです。
こういう海老は残ると臭くなります。このアルゼンチンの海老はそれがありません。
濃い味のダシが出てしまったので今年は海老味の雑煮が続いた。
あいだに醤油味の雑煮を挟んで、昼と晩。それぞれの味の雑煮を味わいました。
これ、もっとフープロでこってりとダシを取ったらいいかも、
いわゆる熱々でダシを取ったのをシノワで濾すようなことをするのです。
「海老のビスク」なんて 美味しくできるのではないか
実は、元旦の晩に食べたカニも同じようにダシを取ろうと思っています。
海老のダシをとってしまったから、次の機会にと殻は冷凍にしました。
「ゴミを冷凍にしたのは初めてだよ」なんて、嫁には言われましたが(笑)。
いや、これはまだゴミじゃない。ダシが出るんだからwww。
まだ食材じゃないか。なーんて。
色々と使える。ロハスな正月。
こんなのグレタなんて、とても太刀打ちできますまい(笑)。
めいしくおしあがれ
