「アソート」という罠について
「アソート」という言葉は誰でも聞いたことがあるでしょう。
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勢ぞろい、取り揃え、みたいな意味です。
箱に入った姿を誰でもひとつは想像できるでしょう。正月の菓子なんかでもセールしてました。
クッキーとか、チョコとか、ウェハースとか、パイとか、月餅とか、ゼリーとか、どちらかという洋風のもの、パティシエ的なものに多いような印象があります。まあ月餅は別ですがwww(笑)。
ルマンドとかチョコリエール、ルーベラとかバームロール、、、。
ああ、これもまた別の話でしょうかね・・・(笑)
・・・
アソートの箱はなんか病院のお見舞いみたいでもあり、温かい気持ちが伝わりそうなものです。
しかし私はアソートタイプのモノに何か罠を感じてしまう。
何かしら要らないものが入っていると感じているのに、それを言わせないようなところがある。
詰め合わせの意図が読めないようになっている。
アソートはどこか人を迷わせる。
その格付けのなさ、階級のなさが不安なのです。
色とりどりの詰め合わせには確かに強烈な訴求効果があるものです。
だからどうしても見てしまう。パッと見かけるとつい欲しくなってしまいます。
でも焦点が定まらない。「これが入ってると嬉しい」それが分からないようになっている。
中心がないのです。
そして、なんだか、とても「ズルい」ものに感じるのです。
それがアソートだと思いませんか?
アタシのような乞食風情ですら、アソートを見るとつい買いたくなる誘惑。
これが、蕎麦やラーメンのアソートだったら即買いできるんだwww(笑)。
でも、名前は似つかわしくない。それじゃあただのお得な福袋だ。そんなものは見たことがない。
私は、ゼリーでも菓子でも、アソートの箱を見つけるといつも立ち止まって見てしまう。
そして処分品、値下げ品なら買おうかどうしようか考えてしまう、そして迷ってしまい、その挙句、嫁からいつもダメを出される。
迷うぐらいなら止めとけ、と。
いったい、あれはどういうつもりなのか。
抱き合わせ販売ではないのか。
どうして必ずひとつは「これは余計だ」というものが入っているのす。しかもそれを要らないと言わせない、どこか強要してくるところがあります。
そこが引くところだし、罠である。卑怯者めと言いたくなるところ。
じゃあ買わなきゃいいのだ。
私にそんな葛藤を呼び起こす。
中に入っているものに、順位がつけられないような配列になっている。
これが不審。
普通どんなものにも順位がある。
クッキーならチョコ系は上位、ランドシャが続く、そして固いなんの工夫もないシンプルなビスケットが最下位のはずだ。
ところが、「アソート」という名前で並んでいられると、どうしてもその階級性が失われてしまう。
「取り揃え」と、たいしたことないものにもなぜか価値があるように思わせられている。
無政府主義者のコミューンかっ
「色々選んでね」、そういう微笑みでゴマかされてしまう感じ。
きっと私以外の誰かには価値があるんだろう、そう思わせる平等主義の演出がされている。
それが罠だ。
私はそれがなんだか許せない。
純真な私の心を蹂躙しているようで、噴飯ものだ(笑)。
どうしてアソートの女遊びがない?
酒池肉林?
それは違うと思う。アソートは習近平やカリアゲの遊び、独裁者の饗宴ではないはずだ。え?カリアゲって健康状態悪いの?。
「アソートタイプの女遊び」どういうこと。
色んなカラダを試したり、ちょっとずつ試す。
毎日女が選べて、エロいことをしてくれて、そしてツマミグイする。15日間ぐらいエロエロと堪能する。吸ったり揉んだり撫で回したりできる。15日だね。
しかしそんなものは世の中にはない。
世の「アソート」と称するものは、本当に我々の欲しいものばかりでもないのに「誰かさんはきっとこれが一番好きでしょう」なんてやって、焦点を絞らせないところがある。順位付けさせないところがズルい。
アソートの缶からいくつか取り出して出すなんて人はいない。あの箱や缶のまま出す。
私はそこに平等主義の罠を感じてしまう。
そこを突いて人を迷わせ、誘惑してくる。
アソートは実に憎たらしい嫌なヤツなのですwww(笑)。
・・・え? ああ、失礼。
コホン(笑)。
結局、似ているようで非なるものが実はあると気が付く。
相撲に由来した「幕の内」という言葉がある。
要するに、
「幕の内弁当」の方が意義深くて偉い!
そゆこと。
大関もいれば横綱もいる。小結も関脇も、幕尻もいるし新入幕もいる。
実に豪華絢爛。
そうしてそれぞれの番付があり、そこで頑張って格付けなりに戦う。
え?
「でもトンカツが入ってないじゃないか」って?
・・・それはね休場してるんですwww(笑)。
おそまつwww(笑)
「幕の内」の方がアソートより正々堂々としていて偉いということ。
何事も格付けは必要だ。
それが私の結論だったりします(笑)。
今年もめいしくおしあがれ
