鰊の身は捨てられていたということ
食べる前、昨晩から生唾ゴックンでしたが、やっとありつけましたwww(笑)。
☆
味が浸みるというのはありますので我慢、我慢(笑)。
いよいよ嫁とおいしく食べ始めたニシンの甘露煮です。たくさんあります。
炊きたてのご飯に最高です。ホロホロと骨まで食べられます。
予定通り卵かけご飯にしました。
ですが、嫁はこれが捨てられていたなんて信じません。
「それは言葉のアヤだろ」なんて言ってます。
でも、カズノコと鰊の身の値段の差を考えればわかることなのです。
たちまち蔵が建ったという数の子。
そんなカズノコに較べれば、いくらもしない鰊の身を干す手間などかけられない。そんなことをやっているヒマがあったらひとつでも数の子を多く取り出せ。どうしたってそうなるのです。
人間は経済動物です。
効率と収入が集約された現地ではどうしてもそうなります。
そして、その捨てられるようなニシンの身を拾うようにして商売にする人も出た。
そういう人は漁師ではないからカズノコとは関係がない。タダ同然で手に入れてこれを利用した訳。
わざわざ手間をかけ、干して保存が効くようにしたら遠方へ持っていってそこそこの値段で売れた。
京都の名物が「ニシン蕎麦」なんてよく言います。
冷凍技術がないのに遠くの珍しい魚が食えると、京都の数寄者たちが珍重したのです。
「放るモノ」だからホルモン。
天麩羅を揚げたカスだからか天カス。
残りカスだから「酒粕」? これは違うかwww(笑)。
めいしくおしあがれ
