「涙が出るほど美味しいのよ」
この言葉は実はアタシが言ったのではないのです。
☆
嫁がスポクラの友人のオバハンと話をしていて、「雲丹醤油」というものがあると聞いた時のこと。
「それは美味しくて美味しくて、涙が出そうになるほどなのよ」
と言われたのだとか。
卵かけご飯に「雲丹醤油」、
これを混ぜていただくと絶品なんだそうです。
そう言えば、マキタの掃除機がたいそう便利で使いやすいとの主張もこの人から聞かされたものでした。
この方、言い方がいちいちオーバーで、「目からウロコ」とか「涙が出るほど」などと言ってくださる。それでも、この年齢からかしてのこういう修辞語を使うのは珍しいので、こちらはどうしたって心を動かされてしまうのです(笑)。
ちょっと買ってみようかという気になってしまうのです。
またまたその表現がツボってしまい「雲丹醤油」を買い求めてしまったのでした。
確かに美味しいものです。
「雲丹醤油」ですが「雲丹ひしお」という名称のものもあります。
ちゃんと雲丹がたっぷり使われているものがよいです。
酒精なんかで増量してる紛い物もありますので要注意。
要は雲丹がたっぷり入っていればいい。
その肝心の「卵かけご飯」はどうだったかと言うと、それは確かに素晴らしいものでした。
買ってよかったとは思いますが、それから何の偶然か、どっかテレビなんかで取り上げられたらしくて、たちまち入手困難になってしまいました。
最近はそんなことがあるとすぐに売り切れ、入手困難になってしまいます。
この、「涙が出るほど美味しいのよ」という表現、なかなか表現として素直で気に入っているのでした。
「どこかに感謝したくなるほど美味しい」、そんな感じがよいです。
感謝しながら毎日を生きていたい。私はそう思っています。
でも最初に食べた時にはいいと思ったけど。
慣れると、まあ、ふつーかな(笑)。
瓶の中身がなくなる頃には、まあまあだね、なんて(笑)。
美味しいけど普通かな、なーんて。
カルボナーラにもしてみましたけど、むしろそちらの方がインパクトがありましたね。
涙もそうは出ません(笑)。
その後、嫁は同じオバハンから豚の背脂を使ったラーメン屋さんの話を聞いたそうです。
やはり「涙が出るほど美味しいのよ」と言ったとか(笑)。
その方は随分と潤いのある暮らしをしてらっしゃるのでしょう。
まるで泉のように涙が出るwww(笑)。
見習いたいものです。
めいしくおしあがれ
