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崖を上ろうとしたこと

 振り返りのこと。
 ガキの頃には近所にまだ未整備のガケがあちこちにあって、なぜかそれに挑むということをやっていた。
 外出が許された極めて貴重な日を俺はこれに熱中した。
 そんなことに付き合う連中はいなかったし、たいていは外出許可と他の普通の子のタイミングが合うはずもなく、いつも独りだった。

 今なら大人でも転落すれば大怪我になるような、脆い土だけの崖に取り付いてそこをせっせと昇ろうと独りでもがいていた。
 それこそハングオーバー的な崖にさえ取り付いて、その土の脆さとともに崩れて落ちた。
 背中を強く打って俺は息ができなくなるのを笑いながら楽しんだ。

 何度も落ちて泥だらけになり、胸を打ち、体を傷だらけにし、夜が遅くなってから帰った。
 許された外出のは、毒親の都合というだけで、何時までということは逆になかったから、時計もない俺には時間の感覚などなかったのだwww。

 一度は腕の関節が外れてしまい、その状態のまま隠して通学し、教師に見咎められて医者へ、こっぴどく理由を追及されたことがあった。
 しかしなんてことはない、ガキの腕などちょっとひっぱればすぐに戻ったものだ。


 あれは一種のマスターベーションのようなものだったと思う。
 振り返れば、痛みとともに自分を大事にするような感覚があったからだ。
 崖の上には林があった。土は粘土質の雨が降ればネチネチとしたもので、乾燥していればボロボロとホコリとともに崩れるような崖だった。俺はその崖が好きだった。
 たぶん、その周囲は開発のためにいい加減に削られてきたのだと思う。

 後になって振り返ると、その崖に取り付いて拒絶され、転落し、また取り付いてと何かにさんざんやられたというのは、代替的なことだったのだろう。
 まるでその後の自分の人生を暗示するようなものだったとも思ったりもする。
 ムチャな話だ。
 泥んこ、砂だらけだ。まあ、ミジメや哀れさがないだけマシというものだwww、そう思ったりする(笑)。


 俺は歳をとっても、崖に取り付き崩れるハメに何度か巻き込まれた。
 後になって、実際にもっと強烈な崖や危機にめぐり合ってみると、なぜか笑ってしまったものだ。
 いい加減にしてくれ、もう済んだはずじゃなかったのかよ。くだらねえww、と。



 幼少期のことは相似するように繰り返すような気がする。

 これって「生命は系統発生を繰り返す」って、
    そんなことに似ているんじゃないかねwww?

 
いや、それはないから(笑)。

 

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