美しい姿勢と背中
後ろ姿のいい女性というのは素敵だ。
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しっかりと背筋を伸ばしている背中がいい。
びしっと腹を引っ込めて歩く姿を見たくて先にいかせたりすることある。
猫背ではいけない。
別に大柄でもイカリ肩でもいいのだ。
美しい姿勢であれば太腿の太さもあまり気になるものでもない。グラドルの写真なんか見ると思ったりする。自信を持って、大きく姿勢をよくしている方が見栄えがいい。
姿勢は心の状態を表している。
気取っていたり取り繕おうとするとギクシャクしてしまう。無理をして捻じ曲がった気持ちのままだととつい首が傾いてしまうものだ。背中が曲がるものだ。どうしても品がなくなってしまう。
頭から何か空気が抜けていくように立って。動かすときは大きくその手を広げて。
バレエはそういうことが学べるようだ。
熟してからでもいい、特に女性はおやりになったらいいと思う。
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椅子に呼び寄せて膝に座らせるとさすがに重い(笑)。
背中の肩甲骨のあたりのコリコリしたところが背中の曲線を引き立たせる。筋肉の動きは生命の躍動そのものだ。
その背中に顔をつけると頬ずりしてしまう。背中にウブ毛が生えているところも好きだ。
腰にかけてのクビレ、緩やかなカーブは自然界の中でも類がないほどに思える。
オヤジのようなモジャモジャのスネ毛じゃないのだから、脚に毛はあっていい。いちいち剃らなくていい。
腕のウブ毛などがキラキラと黄金色に光っているのを見るとドキっとする。夏の太陽の下で細いウブ毛がサワサワと揺れているといとおしい。
汗をかいた胸元と同じくらい、ウブ毛は生命の躍動感を感じる。
細かな接視をしてみると「生」はエロチックだ。
「汗」を好む人々と同じだ。
後ろから抱きしめるのが好きだ。
そうは言ってもあまりやったことはない。
畏れ多くてそうそう好き勝手にできないものだ。こちらに傲慢さがないようにしたい。謙虚にしようとすれば好きなようにはできない。
もっとゆっくり時間を使えばよかったのに。
余裕がなかったのか、相手が悪かったのか、ただ発情していただけか。
触れた振り返りの記憶はもの足りない気がしてしまう。
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エロ話でもしようとイキったが、なんだか逸れてしまうんだなこれが(笑)。
美というのを表現しようとするとエロになる。
エロを語ろうとすると詩になってしまう。
うまくいかない。
