職人さんにはお茶を出すよ
職人さんが家に来て作業してくれることになった。
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こういう時、お茶の一杯ぐらいは出してあげたい。まだ寒いのだ。
こうしてコミュニケーションを取ることで間違いや失敗がないようにしている。
よく誤解されて解釈されているが、
「情けは人のためならず」
ということに通じる。
もちろん、相手次第ということはある。
話しかけられたらたまったもんではないという職人もいる。そういう職人は最初から人嫌いのオーラを出している。
そんなにひたすら集中したいタイプの人には話しかけることはしない。
邪魔をしないよう配慮する。
行き詰まったようだったらすかさず助け船を出す。その用意だけしていればいい。
シロウトだからと黙っていることはない。
例えシロウトにしても、無関係なことでもちょっと口を出すと役に立つことがある。
思いつきを刺激して新しい発想や解決策が出てくるのだ。
確かこれをオンブズマンというのではなかったか。
この言葉がハヤり出した頃に学校で教わったものだ。
専門性に逃げてしまうという危険さえ避けることができる。
今はどちらかというと「セカンドオピニオン」の方が言われるが、その場合は第二の専門家ということだからちょっと違うだろう。
どっちにしても職人には気は遣うようにする。
とにかく「こっちはカネを払っているのだから」などとふんぞり返っていても得られるものはない。
こちらが偉そうにしても何かあるわけでもない。
手伝うことすらするし、自分のためでもある。
そうやって人のチカラを最大限に引き出すということは大事なことだ。
仕事のチームというのはそういうものでもある。
それが管理者という意味でもある。
まあピザなんかデリバリーしたりするのはそんな時ぐらいか。
