ニセもの食品
先日、スパムを使ってまぐろのたたき、ネギトロを作って食べた。
☆
こういうのは「フェイクフード」と呼ぶのかと思ったら、ちょっと言葉としては違うらしい。
調べると「フェイクフード」のフェイクって言葉は食品自体にかかる。つまり食品じゃないもの。いわゆる「食品サンプル」のことを言うらしい。
ぐぐると山ほど出てくる。
へーーー。
あれはよく作ってあって見ると楽しいけど、俺はもうこういうのに喜ぶ年じゃないのかな。
見ても感動がなかった。(欝
しかし実際に食べるもの、味や見た目が同じでも実は本来のもの、素材とは違うってものがある。
そういう食えるフェイク、ニセモノ食品は身の回りにはいっぱいある。
おなじみのカニ、
これはもう有名なもの。
今や世界に誇れるニセモノ素材だ。
アジアなんかでは本物のカニより人気があってポピュラーなもの。みんな喜んでいる。
足でも、ほぐしでも、色んな種類やデザインがある。
素材は魚のすり身。
アワビ・ホタテ
アワビはエリンギでやるのが有名だけど、「ほぼホタテ」という商品名のがある。
「ほぼホタテ」は生っぽいもの。
スモーク乾燥した感じにしたホタテという触れ込みで、実は魚肉というのは昔からあったはず。
「ほとんどアワビ」とかっていうのもあったかな。スーパーの酒のつまみコーナーでみた覚えがある。不明。
魚をすり身にすると色々と使えるようだ。
伊達巻、カマボコだって原料はすり身だ。
カニの甲羅ぐらたん
甲羅は本物でも中のカニはほとんどカニじゃない。風味はカニにしているがカマボコ系、魚のすり身を入れてそれ風にしているグラタンがある。
甲羅だけ買って、そして詰め物をしてって涙ぐましいほどの偽装だ。
がんもどき
雁もどき。似せたもの。あまりに古い食材で、今やニセモノとは言えないぐらい。
というか、この現代で雁なんか食えるところがあるんだろうか(笑)。
ベジタリアンの店に行くとこういう食材の多くに出会える。
「なんでベジタリアンのくせにわざわざ肉のフリしたもの食うんだよ」なーんて、からかったことがあった。貧しいからニセモノで我慢というならわかるが、主義信条からのものでなぜわざわざ擬装するのか、その心理が分からない。
戦時中はコーヒーの代わりに大豆を煎って似せたという話もある。
キャビア
これはニセたんじゃなくてニセ表示と言ったら正確か。本来はチョウザメの卵なものを違うもので僭称しているだけ。でもキャピアとは呼んでないはず。だからセーフには違いない。
カラスミ
これもボラじゃなくて違う卵で作っているのがある。スモークしているもんだからなかなか似ている。
でもニセだとクセになるような味ではない。
ホンモノは麻薬のようなクセになる味w。蔵がいくつあっても足りないぐらい。
割けるチーズ
これは案外と知られてない隠れたニセ食品だと思う。
スイスには本物のチーズで、ちゃんと繊維状に割れるチーズがある。名前は忘れた。
たぶんあんなのを真似したんだろう。
日本はこれをもっと派手に繊維状にして、割けるチーズというのを作って売り出した。雪汁。
欧州にはチーズ売りの専門店があって無数の種類のものが売られている。
サラミとかの腸詰、ハム専門店というのも普通にある。魚肉ソーセージ、いわゆる「ギョニソー」もニセモノ食品と言っていい。今は普通に思えるが、昔は肉の代用品だった。
マーガリン
これこそ実はニセモノ食品の王者かも知れない。
そもそもバターじゃないんだから。植物性。
でも限りなくバターだ(笑)。
給食なんかについてた。
溶けてゆるくなるとすごくマズい。確かにあれはヤバイものだった。
とっくにトランス脂肪酸は欧州では禁止されていたがその事実がほとんど知られていなかった昔、日本のネットでさかんにこれが危険なものだと主張していた人を知っている。
大変な努力を払ってトランス脂肪酸の危険性を訴えていた。ああいうのは草の根のマジメな人だとは思う。あれがホントのリベラルな人だったと認めてもいい。
今は違うね。そんな奴は九条でもLGBTでもひとりもいない。みーんな思惑のある何かがある連中。
今はトランス脂肪酸のことですっかり買わなくなった。売り上げはどうなんだろう。
ウチはマーガリンはもう買わない。オリーブオイルでいいんだから。
そーいや、オリーブオイル自体も怪しいという話。
「エキストラバージン」ってのが疑われている。本来の生産量と流通量が合わないというのだ。
なぜか日本にはあまり取れないはずのエキストラバージンオイルがやたらと出回りすぎているという話。業界団体もない。監査もない。自主規制もない。ならば、これらはニセモノだということになりつつある。
大丈夫か。ポムスにみんなしちゃったらこの市場は縮小するぜ。(笑)
ポムスってのは普通のオリーブオイルのこと。
もちろんポムス、ただのオリーブオイルでも充分に美味いんだから。そのうち熱が醒めるでしょう。
イクラ、
これはホントに昔あったんだよ。
今はどちらかというと渓流釣りのエサで有名かも。そっち方面ではまだ売られているはず。
むかーし、ちょっとスーパーで見たことはあった。
さすがにこれは魚は騙せても人間はということでスーパーからは退場しているはず。
日本のようにニセモノと言っても高いものを涙ぐましい努力で似せて満足しようというのはほほえましい部分もある。
もともと高いものを安い値段で擬似的に楽しもうというのだから。罪は深くない。
しかしそんなのとは違う次元の連中もいる。
添加物で誤魔化したり、有害な加工をしてまで売ろうとすればそれは「ニセモノ」とすら言いたくない。「インチキ食品」だ。
とたんに食欲がうせる。
結局、加工食品はできるだけ避けるべきで、ごく時々に手を出すぐらいにしておいた方がいいんだろう。「揚げ物はウチではやらない」なんて言って、ヤバい加工食品食べていればしょうがない。
ダンボール餃子。
中国でさんざん騒ぎになった後、あれはフェイクニュースだという火消しを政府側は必死にやったけど、どうだかね。
あの必死さったらなかったから、当然何かあると思っている。俺はまるで信じてない。
実は事実だったんじゃないか。
何しろ中国共産党独裁だ。
何しろ情報統制の奴隷国の話だ。今の日本はそれが怖いと思わないようで、マスゴミの偏向報道や捏造に抗議する声は潰されている。ニセモノの報道があふれている。
韓国がレーザー照射を嘘だというのと同じぐらいの嘘がまかり通っている。
ああいう白々しい開き直りってのを信じるってならおめでたい。
ウィグルの虐殺もしてないってんなら、中国産は今でもダンボールが混じった餃子と考えておくしかない。
最近ほんとうに中国産を食わなくなった。
そうそう、究極のニセもの食品があったなあ。
ソイレントグリーンだ
ああ嫌だ、嫌だ(笑)。
