単四電池が最も多いこと
気がつかなかった。
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MP3プレーヤの電池を探していたらいろんなところに待機中の電池があった。
電子辞書、キッチン計量器、血圧計、体重計、温湿度計。
ICレコーダ、コードレス電話。ライト各種、レーザーポインター。風呂で聞くラジオ。
放電してしまうので特に当座は使わないのは取り外しておくことにした。
気がつかなかったが、しかしみんな単四電池だ。
単三が思っていたよりない。
目覚まし時計、風呂のリラックスライト、擬似キャンドル、GPS、卓上の掃除機ぐらい。
単二はキッチンのコンロの電子スパークにひとつ。
呼び鈴の電池が単二だ。
単一を使っているのはどこにもない。
今はどの機器も消費電力が小さくなっていて、単四型が最も使われているということなんだろう。
電池を買うのが嫌で充電池を使っているが、単四が足りないぐらいだ。
昔は単三が随分と必要だった気がする。
ウォークマンとかそんなのは単三だった。
カメラのストロボも確かそうだった。
ラジカセは単二なんてのもあったはずだ。
気がつかないうちに省電力が進んで主流のサイズがシフトしていた。
なのに、ずっと汎用で使えるのは単三だと思い込んでいたのだ。
いろんなところに変化がある。
気がつかないとおいてけぼりを食らう。
ちょっと自信がなくなりそうだ。これまで自分には適応力はあると思っていたのに、あまりにも抜けている。
そーいや、最近、つとに処分品の食品が手に入らなくなった。
参ったなと思っていたらスーパーの特売で牛のスネが100グラム119円。
ところが半額処分の牛スネブロックが258円なのだ。
ついこっちを買うのはこれまでの「狩り」の習慣だが、考えてみれば特売の方が安い。
連休明けの昨日、いよいよ市場もまともに動き始めて処分品が出回るだろうと思ってスーパーに行ったらすでに遅し。大勢の同じことを考えている人たちが先に来ていてすでに半額処分品は買われた後だった。
それが気がついたらそんなに安くない。
半額目当ての連中が多いから普段は高くする。値段をわざわざ高いのにつけ直してそこから半額にするとか、二重価格すらありえる話。
これからは「狩り」ではなくて「水汲み」になるかも知れない予感がする。
安くなる時間帯でなく普段から安い店の特売を買いに出かけるのか。
変化を嗅ぎ分けろ。
それが生き残る方法だ。
