自家製ポテチ
「じゃが芋でポテチを作りたいのですが、作り方を教えてください」とか。
すごく薄切りにスライスして油で揚げる。
スライサーでやりますかな。
・・・
たいていのスライサー、実は本当に薄くスライスしたいってなら往復しちゃだめなんだ。
これ知ってます?
アタシャたいていよく酢蓮、レンコンクの酢漬けを造るもんだからここはよく知ってる。
スライサーの刃ってのは向きがあって、どっちかが段になってるんです。
一方は一方よりより薄く切れるように刃がついていて、それが選べるのが普通なんです。マトモなのはね(笑)。
だから往復だと両方ができることになる。
どっちかなら同じ薄さのスライスができる。
押して、戻すときはスライスさせないで戻してまた押す。その運動。言葉だと難しいやねww。
もちろん、そんなに薄いとかちょっと厚いとか、そんなに気にしないってなら往復すりゃいいんですよ。なにしろ早いですからね。わずか数十秒だもの。
でも、この厚さで均一にスライスしたいってのなら、その刃と板の幅をよく見て、どっちかだけを使ってやるんです。
これ、案外知られてないと思いますがね。
どうなんでしょう。・・・ウチの嫁基準っただけかな(笑)。
もちろん、スライサーつうのは危険なんです。
人間の心のスキをついてくるだけに危険と言える。損切り出来ない心が狙われるんだ(笑)。
スライスしてどんどん削っていって、ついには気がついたら自分の指の肉まで削ってしまったりします。えぐってしまうともう大変ですよ。肉が再生するのは時間がかかる。切ったなんてもんではない。うぁああグロいww。こりゃまた・・・。
そういう判断というか見切りが出来るかどうかってところは人生修行の賜物なんだな、実は。
人間はそういう誘惑に弱い。
これが人生修行、鍛錬というものの成果であります。
いったい何も最後まで一生懸命スライスしてやる必要はそもそもないんだ。
いいところ、そろそろ具がヤバイという頃、まるで登山してそろそろ天候も悪くなったから引き返そうかなんて大人の判断、そういうことが出来ることが重要ですな。
で、あっさりと手を止めてスライスをやめる。
って、その見切りができるかどうかがコツなんだ。いつまでもレイズしてたら破産ですよ。
ところが、そういうことってのは案外と難しいものなんですwww。
実際にスライサーほど教訓深くて痛くて、しかし財布にはたいして影響もない教訓ってのはないでしょうな。世の中はスライサーともっと向き合うべきなんだww。
考えてみてくださいな。どうせ余ったところだってそうは大きくない。ムダではないんだ。
余ったカケラだって味噌汁にでも入れりゃいいんです。
しかしね、どうしてもシャカシャカやってると、つい熱心に過ぎてしまい、最後の欠片までしっかりとスライスしようとして思い込んでしまう、そしてケガの元。
はい。
気をつけましょう。
・・・
ああそうか、ポテチの話でしたww。
なんだか脱線が過ぎてしまいました。
ジャガイモを洗ったら、って、いやそんな包丁でジャガイモの皮なんか向いちゃだめですよ、イマドキ。それはない。
薄く切ってスライサーでも切ります。
そして油で揚げます。粉なんかつけません。そのまま素揚げです。
それをしっかり油を切って、冷まして、塩とか胡椒とかふって出来上がり。
基本はこれなんですけどね・・・、(笑)
いや、実はポテチを作れる電子レンジ用のトレイってのが今では売られているんです。
耐熱のプラ板に穴がいくつも空いててポテトが乾燥しやすくなってて、電子レンジのマイクロ波がよく当たるような工夫がしてあるのが発明されたんです。
似たような類似商品では、こんな感じで立てて並べてレンチンする、やはりポテチが作れるようなものもあります。食器立てみたいな感じに並べてレンチンする。
要するにできるだけレンチンの効力を最大限に生かして温めどころか乾燥、カラカラにするようなアイディア商品があるんです。
アタシも持ってます。
薄く切って乾かしたジャガイモをそこに並べてチンすると、油を使わないノンオイルのカリッとしたポテチができます。
ひとつ持ってますよ。
やってみるとね、確かにポテチなんです。どちらかと言うとドライフルーツっぽい感じのポテチでしょうかね。ノンオイルで塩振って、確かに悪くはないです。
ただ、今はすっかりやらなくなりましたね。
ずっとしまいこんだまま。
つうのは、やたらと長い時間電子レンジにかけないとカリカリにはならないし、短いとなかなかポテチにならないんですね、これ。
んで、まあアイディア、ネタとしては飛びつきたくなるほどよかったんですが、そのままポテトを塩コショウで焼いたほうが結局、熱効率はずっといい。
要するに電気がムダ(笑)。
死蔵しているのはそういう理由です。
今では100均にも売ってると思います。
・・・
ちょっと前にハヤったノンオイルフライヤーってのでも似たようなポテチはできるでしょうね。
あれも今やすっかり納戸の肥やしだ(笑)
アレはフィリップスのが出たのが最初ですか。それからパチもんが出たりした。まさに一世風靡でした。
今ではリサイクル屋でよく見かけますね。それも新品だったりして。すごく安いですよww。
でもアタシは買わない。
デザインが嫌だから。それだけ。
生活の回りに気に入らない形状のもの、デザインのものは置きません。
欝になるから。
・・・
それだったらエッグマスターの方ががちょっといいと思いましたね。
あの筒状の卵系のなにかがズルズルと出てくるという不思議な調理家電。
あれには正直惹かれました。
ただどうしてもアレはテフロンでね、あのテフロンの素材の安直さが嫌いなので、結局は買いませんでしたけど。
モノとしてはあれの方が面白そうです。
テフロンが嫌い、というか、寿命や痛みやすさでとてもじゃないけど買えないと思うものなのでアタシは買いません。
だからヤマパン買ってホットサンドなんてずっとやれませんでした。
ずっと欲しかったのはバウルーでした。
でも今のバウルーはもうみんなテフロン加工のものになってしまっていますから。
本来はあれは焚き火かなんかに入れて作りましょうというものです。それがテフロンとは何たる堕落ぶりなんでしょう。
がっかりでした。
バウルーはデザインもよかった。
そうしてホットサンドなんてすっかり諦めて、せいぜいフライパンに押し付けて圧縮して作るかとか、色々とDIY的なことをムダに妄想して考えていました。
ところが、なぜかこういう「欲しい」というのを感じると「引き」があるもんなんです。アタシの場合。
アタシはそういう引きがすごくあります。
それである日、リサイクル屋でふと見ると、古い汚いホットサンドメーカーとしてバウルーの昔のが売られていたんです。それはテフロン加工がされてない無骨なものでまさに欲しいと思ってたものだったのでした。
買いましたよ。もちろん。
それで今ではホットサンドが気軽に作れるようになりました。もう涼しくなってきたから早速何回か作ってます。
テフロンではないから油を少し塗って焼いて、少しは手入れぐらいはしますが、痛む心配はまったくありません。
ギューギューにつめて、卵でもハムでもチーズでもなんでも入れて、マヨとケチャぐらいの味付け、弱火でやると奥までちゃんと火が通ります。
そして外側はカリッとして。美味しいですよ。
好きなときに作ってオヤツにでもなんにでもしています。
ああいう古いのはきっとヤフーのオークションとかだったら、古い型番として簡単に手に入るんでしょうかね。 まあ、ヤフーのあれはどうしたって送料の問題があると思ってます。
それにそんなに欲しいものがないし。食べるもの以外はww。 アタシはパスしときますけどね(笑)。
・・・
まあ、考えて見れば色んなものが出ては消え出ては消えていくんですね。
アイディアもあるし売り方というのもある。
そういう意味じゃ「商売の金脈」ってのはどこにでもあるんだと思いますね。
今の連中、ものづくりの連中は欝なんですかね? そうじゃないならいくらでも売れるものは作れるだろうに。想像力なんて無限ですよ。
人間って、生きてるってのは、そういう知恵を絞ることなんじゃないですかね?
考えたりすること、感じること。
それが生きていることになるんじゃないですかね。
アタシはそれが楽しいしムカつくし、笑えてしょうがない。もちろんいつもテヨンの連中の暴挙と反日を考えてるわけでもありませんよ。
なんだかこんなことを書いてたら誰かの墓参りにでも行きたくなってきましたね。
例えばエジソンとか、スティーブとか、そういう何かをクリエイトした人の墓。日本なら前島密とか、味の素の創始者とか。伊藤博文でもいい。とにかくアイディアを出した人。
ああ、テスラさんの墓は止めときましょうかww。
