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ピロリ菌1.

 胃がんの主要な原因であることがほぼ分かってきたピロリ菌。

 かつては遺伝的要因が大きいとされてきた胃がんだが、ピロリ菌が原因であったとすると、結局はその「遺伝的要因」というのも、生活習慣の継承、つまり「見かけ上の遺伝」によるものであったということになる。
 一族の風習や習慣として同じことが行われて、それが原因となると、見かけ上は遺伝的要因によるものではないかと見られてしまう。
 同じ家系で胃がん発症が多い場合、遺伝的形質による継承があるのではなくて、口移しが昔から行われてきたとか、同じ食べ方、作法がされてきたとか、生活の方法、習慣により発症例が優位化するということだ。

 人間は遺伝によって顔が似る。
 遺伝的な理由によって疾患の原因であるという説がこれまでまことしやかに流布されてきた。
 しかし遺伝によって胃の弱さ、ガン化しやすい形質も継承されるという過程は腑に落ちない。遺伝によって優性なものを継承して生き残ってゆくのが生物なのだから、ガンで死んでしまうような血は淘汰されると考えた方がいいはずだから。

 どうも昔からの「遺伝性のもの」という言い方が怪しくなってきた。少し古い考え方に思えてくる。


 ピロリ菌は幼少期の抵抗力がない時期、口移しとか、その他拾い食い、雑菌の多い環境など、経口感染する。
 成長するにしたがって耐性ができ、口に入る異物は胃やその他の器官で死滅するが、幼少期だとこれが充分でなく、胃に入り込んで落ち着いたピロリ菌は住み着くようになってしまう。

 そのピロリ菌は、従来は細菌のとても住める場所ではないとされていた胃から発見された。
 胃という苛酷な環境で特殊な防御能力を使って住み着くことができる特殊な細菌だ。
 ごく最近になって発見された。
 発見が遅れたのはピロリ菌は胃壁のわずか下に潜り、隠れるように生息していたからだとされる。
 ピロリ菌は胃の酸を中和させる物質を出し、自らを守りながら胃に生息する。

 それが胃壁の粘膜のわずか下を這い回り長年にわたって宿主の人間と共生してゆく。
 しかしその活動によって胃の粘膜は硬化しやすくなり、ゆっくりと固いシコリを生じさせ、細胞の変異物としてやがてガン化、胃がんを発症する要因となってゆく。
 その進行は遅くかなり長期的なものだ。


 だからもし、このピロリ菌の保菌があるのであれば除菌しましょうということで、認識が広まり、最近は除菌がよくやられている。
 それでも、まだそれほど普及はしていないようなのは残念だ。

 除菌薬により問題になるような副作用はない。



 こうして考えると医学探求の歴史の流れは、近年は遺伝説からウィルス説へと舵が切られているように思える。
 これはゲノムだの遺伝子そのもの解明が進み、DNAがもはやミステリーではなくなったことと大いに関係があることだと思う。
 ウィルスはその点まだ未開の部分が多い。
 だから注目され、発見も出てきたというわけ。
 「原子力発電への注目と脚光が引き続き廃炉には必要である」という理屈と同じことだ。

 ともかく、妄想小保方やノーベル山中など、ああいう連中の無責任な科学探求によって、ゾンビが産まれないようことはつくづく祈るばかりだ。
 まあこの話はまた次に。



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