ウィンドブレーカー考、作ったトン汁の量に笑ったこと
強く風が吹いてて、「ウィンドブレーカー」っていいのにな、とアタシは思った。
よく目の詰まったナイロンの一枚布のものです。
ジャンパーというかナイロン帷子。
最近は着ている人をほとんど見かけません。
風をブレイクするのが目的ですから薄手のものです。
まだ十度前後の気温の時もありますからそんなに寒くもない。
コートを抱えるよりホントはそんなのがいいと思うのですが。
なかなか歳をとるとできません。
子供の時分にはアタシもひとつ持っていたものです。
そう言えば今は持ってないやw。
その昔は、野球選手がカラダを冷やしてはいけないと攻守交替のベンチで着ているのがよく言われたものでした。
プロの選手はそうするもの、そんな解説がされたものです。
あれはアタシの持ってるカラダが凍えるランニングシャツの反対の機能のものということでしょう。
アタシの持ってる、カラダにピタッとフィットするタイツみたいなものがありますがカラダから体温を奪います。酷暑でも涼しく平気で激しい運動ができる。
だからランニングしているならともかく、よほど暑い時にしか着れないぐらい。そのぐらい体が冷えます。凍えるw。
カラダから汗を蒸発させ、熱くなった体温を下げる、カラダから熱を取り去るのです。
で、ウィンドブレーカーはその逆です。
下にかいた汗ばんだカラダの熱を閉じ込めてカラダが冷えないようにするんだと思います。
それには風を防がないといけません。
だからカラダを動かすようなスポーツの秋なんかはいいと思います。
暑くもならず寒くもならないウィンドブレーカーがいいのですが、最近は高齢化で運動もあまりしないのか、どうか(笑)。
ただ、見栄えというのがどうしてもあります。
ナイロンの帷子はいかにもガキっぽい。
いかにも運動している、カラダの冷えに気を遣っている、そんな感じがあります。プロでもないのにw。
だから避けられるようになってしまったスタイルかも知れません。
大人の人にはちょっと照れ臭いものでしょうw。
いい歳をして、と、そう言われないようにジョガーファッションもどこかアーバンで照れ臭くない感じがあります。色々と人となりが他人から見られる時代なんでしょう。
山などで一人なら着てもいいかも。
あっ、「山ファッション」ってあったかww(笑)。
おそまつ
さて、またトン汁なのです。
ついこないだやったばかり。
「ローテーション優先」がアタシの流儀ではなかったかと自問するw。
確かにそれもありますが、一度始まると暫く同じことが繰り返される、そんな自然の法則というのもあります(笑)。
つい先日まで飲んでた味噌汁をやっと終えたばかりでした。
さんざん使いまわした味噌汁には残り分がどのくらい入っていたのか、どんな風にダシが出ているかも分かりませんでした(汗)。
とにかく、汁を飲み続けているのです(笑)。
秋は汁なのですw。
もう少し、あと少し経ったら本格的な鍋の季節がやってきます。
小鍋で牡蠣なんてチマチマこじんまりとすることはない。
盛大に具を入れてグツグツ煮る鍋の季節。
白菜よ、もっともっと安くなれw。
このところ暑かった夏の影響で葉モノ野菜が安くなっているなんてニュースがありましたが、アタシのところではまだ実感がありません。
白菜半分で68円なんて言ってましたが、こちらにその波が届くまでどのぐらい時間がかかるのでしょう。
すでに使いまわしていた味噌汁は食べてしまっていました。
たっぷりの具の味噌汁をいただいて、汁を飲み干し完食。 さて次の汁をと思った。
そしたら、なんかまだ芋類がたくさんあるのに気が付いた。
里芋、カボチャ、ジャガイモ、日数的にもういい加減に消費しないといけません。
で、またトン汁を作ったのです。
汁の鍋を洗い、改めてトン汁です。
今度は酒粕をたっぷり使って本格的なカス汁にします。
酒粕のトン汁。
酒粕はカラダの中から温まる感じがします。
酒粕は新酒を絞った文字通りのカスが美味しいものです。だからシーズンが本当はあります。真冬から春先にかけてが旬。今が旬です。
これを奈良漬にするわけです。
奈良漬というと瓜です。家内の実家の四国ではもうハヤトウリが売られているとか。
まさに出たばかりの酒粕と瓜で奈良漬、ちょうどいい出逢いというわけでしょう。
でも酒作りをすればカスは出るものですし、アルコールを追加して酒粕を延ばしたような酒粕が一年中出回っています。
だから夏なんかも暑気払いにカス汁を飲むのもいいものです。
アタシは今年、初めて冷やして食べてみましたが美味しいものでした。発見だった。
振り返れば今年は冷汁の一年だったw(笑)。
カラダの奥から燃焼している感じで、時には腹が減りやすいと感じることがあります。
カス汁を飲んでから動くとすぐにペコペコになる。
これは自然由来のダイエットとしてよいのではないか。
ニンジンは一本使いました。
ゴボウもそれと同じぐらいの長さ、粗めの笹がきにする。
里芋、ソフトボールよりひと回り大き目の親イモです。皮をこすって剥いて、全部投入。
結構量がある。
古い冷蔵室のカボチャも入れた。カビているのか白いところがあります。
いつもあまり気にはしてません。こんなの、こすって取ったらいいんでしょうけどw。
ジャガイモもひとつ。
油揚げ、ダイコンはもう少し後で鍋へ。
ヒラタケは残ってた全部を入れちゃった。
どんどん入れた具に合せて汁も増やしてゆきます。酒粕はたっぷり、味噌を入れて水も増やしてゆく。
具ばかりなんてことはいけません。汁もちゃんと増やすのです。
適量、適汁。
具が多いとつい汁分が少なくなるのは鍋が小さいからです。
具の体積の分がありますから汁も適量にするとやはり大鍋になる。
冷凍の豚肉を細く切って入れます。300グラムぐらい。
大鍋にたっぷりと出来ました(笑)。
いや、しかし失敗ということはありません。具だけが過剰に多くなっちゃったわけではない。
ただ今度は作った人数分が多いというだけですw。
これが煮えるのを見てたら、アタシはつい笑いがこぼれてしまった。
あはは、なんだか声さえ漏れたw。
「どーすんだよ、これ。w」そんな風にアタシは一人ごちたもの
なんか笑ってしまうの。
腹の底から笑いが湧いてきます。
ウフフw、わははw(笑)。
ひとり呟きながら、大量のカス汁が煮えてゆくのをアタシは見てた。
他人様が見たらきっとキモいことでしょう。キッチンで一人で笑ってるんだものw。
分かる(笑)。
でもなんだかつい笑みがこぼれてしまうのです。
まるでみんなのために作ったような、そんな気さえしてしまう。
みんな?、って誰さw。
ああ、それはアタシだ。
アタシという色んな人格にアタシは汁を作ってやったんだ。
どうだ、これで腹いっぱい、暫くこれでよいご馳走になるだろう、なーんてアタシは自分への馳走にウフフと笑ってしまったのです。
いつの間にか増えていって出来上がった大量の汁。お味は保障つきです。
駅前に持っていってふるまってもいいぐらいの量w。
大鉢でも十二人前ぐらいはある。
その「出来た」という実感がアタシを笑わせたのか、どうか。
つい笑いが漏れてしまった。
してやったりというのでもありません。成功したとか首尾よくいったとか、そんなんじゃない。
ふと、思わぬ満足感、よいものが転がり込んできたような感じ、そんな感じだった。
まだ食べたわけでもないのに。
でもなんか鍋を見てると笑っちゃうんだw。
一人、大鍋で煮えているトン汁を見つめて、アタシはご機嫌になっていた(笑)。
大鍋だから煮えるのだって時間がかかります。
弱火で酒を片手にアタシは笑いながらじっと鍋を見ていた。へへへw。
なんともアタシは安上がりな人間ではないか(笑)。
暫くご飯と漬物、そしてこのトン汁だけの食事になりそうです。
めいしくおしあがれ
