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慣れと馴れ合う


 「自分が慣れたものは大事にしておきたい。」

 アタシはそう考えたのです
 ヒジキをずっと食べてきたんだから止めてしまうことはよそう。そろそろヒジキを許してやろう、そんなことがあった。


 新米をいただきました。
 どうにもいつもの玄米じゃないから低血糖になっちゃった。
 食べ方がなってなかった。
 油モノもちゃんと食べるべきでした。


 ずっと玄米だったから慣れてなくて白米に戸惑ってしまったのです。
 ちょっと具合が悪くなった。クラクラw。

 完全な素食でなくて、ちゃんと焼き魚なんかと食べてみたら軽くなった。大丈夫でした。
 卵ご飯にもしたけどw。

 漬物と新米だけ、そんなのだと油がないのです。そうするどうしてもGI値が高くなります。




 それにしてもこの「慣れ」というもの。
 いったいなんでしょうw。

・「高安は元大関。場慣れしてますから優勝の目はあると思いますよ。」
 なんて言われました。


・「あいつはオンナの扱いに慣れていやがる。」
 そんな言い方もあります。よくある噂話かも知れません。
 ジゴロ、プレイボーイ、女性遍歴の多い人。アイツは女心がよく分かる、だからモテルんだ、と。


 ・「慣れてますから大丈夫。安心してつかあさい。」
 なーんて職人が声をかけてくれました。
 多少古びてはいますが経験豊富な職人です。これまで色んなことをおやりになってきたはずです。頼りになれそうです。



 しかし、結局はどれも確証のあることではなかったのです。

 ・何度も優勝争いにからんだことがあり、いくら慣れているように見えても、やはり高安にはプレッシャーがあったではないか。
 そうして優勝を取りこぼしてしまった。メンタル。


 ・「オンナの扱いに慣れている。」、そんな方に限って地下鉄の柱の陰でオンナを泣かしていたりします。女性の扱いに慣れてるんじゃなかったのか。

 「スケコマシ」なんて昔は言ったものです。古い言い方。そんな連中は女性を篭絡することは得意でも扱いに慣れているわけじゃない。
 その手の連中は女性関係で色々とトラブルを抱えることが多いものです。


 ・「慣れてるから大丈夫。」なんて、職人が請合ってくれたはいいけど、やってみたら勝手が違うと困り果ててしてしまっている。
 いつもの要領だろう、なんて早飲み込みしてただけ。まるで違って途方に暮れる。

 アタシも給湯器の交換でそんなことがあった。
 断線した給湯器内部の電子回路、途方にくれて「もうダメだ。」なんて言う。アタシが手伝って直し、無事に稼動したら「すごいですね。」なんて言われたものです。

 

 「慣れている。」ということ。
 実はそれは回数をこなしていることを言ったに過ぎないのです。

 何度も同じことをやった経験がある。しかし、それだけのこと。
 だからって「分かっている」かどうかは分かりません。
 次も同じように成功するかは保証の限りではない。
 だいたい、「慣れている」と言えるレベルは何度ぐらいだとできるのか、それさえ定まったものはない。

 それは何の保証にもならない。印象に過ぎないのです。

 優勝の行方も分からないし、女性との関係がいつも上手くいくわけでもない。熟練した職人だってどんなモノでも直せるわけでもありません。


 「慣れ」というのは他人からすれば推定でしかないのです。
 何回、何度の経験があれば慣れているとできるか、そんな基準なんかありません。

 適当です。
 あくまで「慣れてんだろうなぁ。」そんな勝手な想像でしかないわけです。

 そこには根拠などありません。実証もない。


 失敗したら「慣れてしまっていた油断があったのかも知れない。」となります。
 首尾よく行けば「慣れていたから簡単だった。」ということになる。
 実にいい加減な話でしかない。

 結果に対して何の根拠づけにもなっていないのです。

 それは全くの印象でしかない。すると原因さえウヤムヤにされてしまうのです。




 何かの油断から事故が起きたとされます。

 その事故原因はバルブの締め忘れだった。いつもやっていることなのについ忘れてしまったという。
 加熱してタービンがダメになってしまいました。

 手順は決まっていました。
 まずスターターを止めバルブを締める。ハッチを閉じてバラストタンクに注水。その水はタービンをついでに冷やす。そうしながら静かに潜行する。

 ところが、先にハッチを閉じていたもんだからバルブはもう締めているものと勘違いしてしまった。注水した水はタービンを冷やさなかった。
 そのままタービンが加熱し続ければ危ないところだった、なーんてw。


 結局、原因は確認を怠ったことです。
 いつもの手順は決まっているのですがそこには「確認」が抜けていた。
 「決まったことをしているのだから確認は必要ない。」、「次の手順に移ったということは前の手順が済んでいるということだ。」そんなことになってしまった。


 そうして始末書にはこう書かれるのです。

 「日ごろの慣れのせいで確認を怠ったために起きた事故である。」と。

 ちょっとそれは違うでしょう。
 確認が手順の中に入ってなかったための事故です。
 確認することもあたかもバルブを締めるような一連の作業だとされてなかった。そうした認識がなかったためです。
 慣れとは何も関係がない。

 しかし始末書には「慣れから起きたための事故」、そう書かれています。

 じゃあ慣れた人間じゃなきゃよかったのか、いつも新米にやらせるようにすればよかったか(笑)。
 なんか話がどんどん変なことになってゆく。



 「慣れ」なんて言い方は結果事実を強調したものでしかありません。
 ほとんどの場合それは詭弁でしかありません。
 ズルいのです。

 結果についての検証や改善にはつながってはいません。
 それがやりたくないのです。だから慣れの問題で片付けようとする。

 ただの言い訳に使われているだけなのです。 注意した方がいいと思います。


 「サーセン! 慣れてたもんでついウッカリ。」

 「サーセン! 慣れてなかったもんですから。」


 どっちもなんだか意味不明です。だったらどうすればよかったのか、それがない。

 もっと言えば責任追及さえ逃れようとする、そんな意図さえあることもあります。

 慣れた人の責任を追及することを避けているのです。
 だって熟練して「操作に慣れている人」を育成するには時間がかかる。彼らは貴重なのです。
 「慣れてしまったための油断」は咎められても、「今後は慣れた奴には任せられない。」なんてことにはならない。

 やはり依然として慣れた人にやらせるということになる。

 だから、また同じ類の事故が起きない保証はありません。




 これ、机上の話のようですが、実は恐ろしいことに我が国の司法の現場でも平然と通用していることなのです。


 「被告は日頃から扱いに慣れており・・・。」

 「被害者は慣れた相手であったから油断し・・・。」


 何の根拠も実証もないのに、「慣れ」ということが立証の要素として使われているのです。
 なんと司法の場で!www
 そうして裁判官の「心証」としてそれが実際の判決に採用されているのです。

 恐ろしい話ではあります。


 慣れてるかどうか、それはあくまで印象に過ぎません。
 アタシが腕立て20回ぐらいでヒイヒイ言ってる一方で力士なんて100回ぐらいはやれる。
 そんな、程度問題に過ぎないわけです。


 ところが「慣れ」というのが色んなところで度々持ち出されます。
 みんな煙にまかれ、誤魔化されている。

 「慣れ」を程度の問題と認識している人はすごく少ないはずです。

 人を安心させようとしたり、ペテンにかけようとしたり、言い訳や釈明、弁明。
 色んなところでこんな明瞭でない印象、すなわち「慣れ」という言葉が持ち出されているのです。

 騙されないようにしないといけない。アタシはそう思った。



 結局、「慣れ」なんて言葉は正しくは自分に対してのみ使うべきことなのです。
 自分には自分のことが分かります。
 慣れているかどうか自分のことなら判定しても間違いはありません。自己責任です。


 自分で慣れているとか、まだ慣れてないと自戒するのは間違ってない。言い訳にしなければいいのです。

 そのうち慣れれば上達してゆき、自信もできる、そんな期待がある。
 まだ慣れていないと思えば謙虚に勉強、修練です。
 ゴルフにしてもバレエも水泳にしたって、何だって目指す目標ができるから楽しい。


 玄米を食うのにすっかり慣れてしまったもんだから、アタシは白米でクラクラするようになった。

 でも、低血糖になったのはアタシだけのこと。他の人には分かりません。
 家内なんて「そんなのなったことないヨ。」なんて冷たく言うばかりだw(笑)。

 食べ慣れた玄米の方がアタシには美味しい。アタシはそう呟く。


 自分自身とは時々は馴れ合うこともあるものです。
 自分を許してやることも必要です。

 自分にご褒美をあげたり、自分を甘やかすw。
 あまり自分にムチ打ってばかりいても疲れてしまう。

 そしたら、やっばりローソク責めとか、ムチを打たれるのも「慣れ」なんでしょうかwww(笑)。



おそまつ



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