そろそろヒジキを許してやろうぜ
ヒジキには砒素が含まれている
そんな研究報告がネットに流れたのはちょっと前のことでした。
ちょっと唐突な印象がありました。
情報の発信元はイギリス。
なんだか食品に関して妙な話ばかりが流れてくるのはたいていイギリスのような気がしますが。
その前には「赤身の肉は体によくない」、なんて話が流されたものです。
やはりそれもイギリス発でした。
「ソーセージもよくない」とかも言ってたwww、ドイツ人が聞いたら怒ったでしょう(笑)。
ノードストローム破壊されて、なんか英国はドイツに対して恨みでもあるのか。
まあ我が国に対して英国は横柄なのは確かです。
連中は我々を「黄色い猿で生意気だ」そう思ってる。
まさかこういう人が食ってるモノへのケチつけ、「ビールはビール腹になる」と言われ続けてビール離れ、ギネスが売れなくなり、スコッチがバーボンより甘口で売れないのを妬んで情報戦を仕掛けているのかww(笑)。
ともかく、その研究によるとヒジキには猛毒の砒素が含まれているからしょっちゅう食うべきではない、できるだけ食べないほうがいい、そんな話だった。マスミ。
この話は我が国のネット・マスコミでもまことしやかに流されたものでした。
あまりヒジキなんて食べるものではない、そんな話がネットに流れたものです。
微量の砒素が含まれているという話に過ぎなかったのですが、ヒジキの販売はこれで致命的なダメージを受けてしまいます。
ジワジワと浸透し、すっかりみんな手を出さなくなってしまいました。
おかげで今、ほとんどのスーパーでヒジキが売られることはなくなっています。
壊滅状態でしょう。
売られているのはせいぜい韓国産ぐらいです。
まあそれなら養殖の鮭やサーモンなんて一年にふた切れにしとけ、なんて話の方がよっぽど怖い話なのです。
養殖モノは成長ホルモンをドバドバ使っているので危険だと言われています。
あの鮮やかなピンク色を出すためにもホルモン剤が投与されてるんだとか。
サーモン・ピンクなんて言われるのは・・・(略)w。
安全と言えるのはロシアの天然の鮭ぐらい
しかしこの話が出てきたのはイギリスじゃあなかった。やっぱりw(笑)。
前にも話したことですが、ヨーロッパの人は海苔というものを食べません。
そして西欧の人に海苔を食わせると消化ができず、日本の土産にと贈ってあげたら翌朝のトイレに驚かれたなんて話があります。
食うと翌日のトイレが真っ黒になるそうです(笑)。
東洋人に比べると西欧の人々は海苔を消化できないといいます。
彼らはそういう消化酵素を持ってない。
彼らには海苔を食べる習慣がない。
だから消化できないのか、それとも消化できないから食べないのかwww。
結局、こんなことは食べ物とそれぞれの民族、それぞれの地域と食材との付き合い方の違いでしかないのです。
それぞれの民族によって体つきが違うように食物に対する反応だって違うのです。
この研究はヒジキを長年食べ慣れてきた日本人からすれば違和感しかないものでした。
ヒジキの健康被害など誰も聞いたこともなかった!
うちの婆さんば毎日のように食べてたのに長生きしたぞ、なんて話が囁かれたものです。
我々にはヒジキを食べてきた歴史があります。
一方、欧州の人々はヒジキを食わない。その歴史はありません。
そこは海苔の話と同じで、普段食べないところが科学で詮議してもしょうがない話なのです。
カタツムリを食わないのに「寄生虫が危ない、脳がやられる」、そんなことを言っても意味はない。
そして食べる地域ではちゃんと養殖のクリーンなカタツムリを食べているわけです。
欧米でも「フグは猛毒」というのはよく知られた有名な話。
「日本人はそんなものを食ってる!」って、これもよく言われるお話w。
・・・って、もう説明する気も起きないw。
同じようにヒジキとの距離、慣れ親しみは欧州人と日本人の我々とでは違うものです。
我が国で同じ研究をしたら全く違う結論になったと思います。
あくまで仮説に過ぎませんが、もしかすると我々日本人はヒジキの砒素分を吸収することはないのかも知れません。
上手に消化でき、ヒジキの砒素分は吸収しないでいられる。
美味しく食物繊維をいただいてきたのではないか。
アタシはこんなニュースが流れた後、ちょっとヒジキを買うのは手控えていました。
また最近になって買うようになっています。
最初に買い控えたのは「悪い話が出ても平然と売られているのには何かある。」、そういう「読み」で買うのを控えていたというだけですww。
ほとぼりが冷めた今はヒジキをまた食べ始めています。
乾燥したのなんかを水で戻してサラダなんかにちょっと加えています。
夏ですからw。
そのうち涼しくなったら人参やゴボウとの炒め、キンピラなんてのもできるでしょう。
むしろ注意して積極的に食べるようにしてるぐらいです。
今まで食べてきたものを食べないと悪影響が出る可能性がある。
そう思うからです。
これまで日本人として砒素に耐性があったのに、今回のことで煽られてヒジキをすっかり食わなくなってしまったらどうか。
そのために欧米人並みに海藻類に弱い体質になってしまう、かも知れません。
そうして日本人に必要な海草が不足してしまう、とか。
しかし体質が変わったとしても他は何も変わってないわけです。
体質のすべてが欧米人になったわけではないのです。
そんな日本人としての体質、バランスが崩れてしまうこと、そんなことになったら問題です。
我が国は海洋国、お魚や海草、海産物がメイン。
★ 今まで問題なく食べていたものにケチがつけられる、それで買い控えて様子を見る。
そこまではいい。それは市場の流通的なお話です。
アサリはまだ買い控えが続いています。嘘をついた連中が淘汰されるのを待っている。
それはいい。
しかし、これまで食べていたものをすっかり止めてしまったら体質が変わってしまうはずです。
今まで調子が良かったのにおかしくなる。
思えばLGBT、移民にしてもそうです。文化を変容させてゆくことにもこんな類の罠があるのです。
まともな医者が言うことです。
「お酒を飲んでて調子は悪くない? じゃあ、ほどほどならいいでしょうw。」と。
「タバコはやめられない? まあ、吸い過ぎないようにw。」と。
これまで健康に問題がなかったなら、止めたくないなら止める必要はない、そういうことをちゃんと言えるお医者はまともです。
キーキーと禁煙だの禁酒だの言う医者も、まああまりいないものですが(笑)。
そろそろヒジキを許してあげてはどうか。
めいしくおしあがれ
※ 夏だからってコトもないんですが、改めて色んな記事を読み返して「長いなあ」とちょっと反省した。
調子に乗って記事が長くなってしまったかも知れません。ちょっと落ち着こう(笑)。。
もう少し短か目にしようと決意しました。
暑苦しくて申し訳なかったw。
せっかくお話するんだからと気負いすぎていたかも知れません。
ここ二、三日は過ごしやすい。こちらは涼しいです。
大雨なんてところもあります。まあ何が降っても文句は出るものです。
おうぞどだいじに
