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ケーキを見る・食べる解放の心理学


 「ケーキだ! ケーキだぁ

 母親がちょっとした買い物から帰ってきた。駅前で何か買ってきてくれたのです。
 甘栗とかコロッケ、みんなそんなお土産が大好き。
 でもやっぱりケーキが一番いいw。

 母親がケーキを買って来てくれた、知ったらいてもたってもいられません。


 娘たちはその箱を見るとすぐに分かったのです。よく知っている白い四角い箱です。
 庭で遊んでいた姉妹がドタドタと茶の間に集まってきます。
 縁側から茶の間にあがってくる。

 やっぱりケーキです。
 お店の包装紙がかぶさって、金色のヒモで閉じてあります。




 チャブ台に置かれたケーキの箱。
 しかし何のケーキが入ってるか、それはまだ分かりません。

 母親が茶箪笥を開けて皿とフォークを出している。
 紅茶を入れてくれるのです。

 少しだけ甘いレモンティー。
 ケーキには紅茶と決まってるw。


 なんだろう。可愛らしいケーキだといいな。
 子供たちは想像する。ワクワクしている。
 箱を開けるのが待ち遠しい。早く中が見てみたい。
 
 「早くぅ! 開けて!開けて!」

 口々に言う。
 娘たちは興奮状態。

 でも手を出したりはしません。開けてもらうのがいい。待っているのがいい。




 「はいはい。でも手は洗ったの?」

 庭で土をいじりして遊んでいたみたいだから言われてしまいます。
 いい子にしてないといけません。

 手を洗ってくると姉妹はすまして正座してチャブ台の前にちょこんと座る。
 大人しく静かにしてじっと箱を見つめています。

 金色のリボンのテープを母親がほどく、少し硬いそのテープをほどくと白いケーキの箱にかかっていた包装がハラりと取れる。

 中を開けると何種類かのケーキが並んでいます。


 チョコレート、ストロベリーショート、モンブラン、チーズケーキ。

 「わぁ(笑)

 歓声を上げて喜ぶ姉妹。どれもきちんと箱にちょうどよく収まっている。
 クリームも箱の内側についたりしてない。
 その様子がとてもいい。覗き込んでいると、まるでケーキがこちらを窺って息を殺してしてじっとしているように見えます。


 一家で四人なら四つで十分。
 ちゃんとお留守番ができたご褒美というわけです。

 さて、誰が何にしようか。




 「お父さんにもあげるんだよね?」

 妹が聞く。

 「そうねえ、どうしようかしらw。」

 母は笑っています。良い子にしてないともらえない。

 父は何を食べるんだろう。
 箱の中を見ながら姉妹は考える。

「モンブラン?」

「アタシはイチゴショートがいい。」

「お父さんは?チーズケーキかな。」


 父は左党。だからチーズケーキでしょうか。
 母はチーズケーキがよかったようです(笑)。

「お父さんが酔っ払って遅く帰ってきたら食べちゃいましょう(笑)。」


 「それがいいよ!w」「いいよ!いいよ!www」

 姉が同意すると妹も続いた。

 良い子にしてないとケーキはもらえないのです(笑)。




 ケーキは胸を騒がせる。
 ケーキを買って帰ってきてくれたのがとても嬉しい。
 箱に入っていて中が分からないのが楽しい。

 ケーキ自体は甘い。美味しい。でもそれだけ。すぐに食べちゃう、なくなっちゃう。

 どんな味?
 んー、栗みたい。
 んー、チョコだよ。

 ケーキってどんなモノ?
 んーー、イチゴが乗ってる。けどイチゴは別にいらないや。
 誕生日に買ってくれるもの。


 ケーキって箱を開けた時、中を見る瞬間までがいいのです。
 イチゴを食べてしまったらもう後はスポンジだけ。
 チョコの板を取ってしまったらチョコクリームだけで寂しくなる。

 でも開けた時の嬉しい気持ちは残っています。また買ってきてね。


 楽しい記憶があるからと、食べられるだけ食べてみようだなんて頑張ってごらんなさい。
 そうは食べられるものじゃないから(笑)。

 甘さにすぐにギブアップ。だんだん自分の腹が憎たらしくなってくるw。

 ああ、フライドチキンが食いてえなあw。





 ココアを振りかけたビターなものとか、抹茶の苦味、ケーキが飽きないようにしたらいいんでしょうか。
 トマトやスイカに塩を振る要領です。


 オトナならラム酒、ブランデーがいい。
 ぶっかけて、これだという味になるようしてみます。

 それだってそんなには食べられません。
 ビュッフェのケーキコーナーに何度も足を運んでるとうんざりさえしてくる。

 
 クリームは腹が膨れます。
 こんなことならフルーツだけもらいたい、そんな考えさえアタマをもたげてしまう。


 大皿はもうメチャクチャなことになってる。
 みんなが取ってクリームが散乱し、ホワイトクリームとカスタードがとぐろを巻いている(笑)。
 こぼれたゼリー、散らばったパイ生地が哀れを誘います。
 あれ? これ何だっけw。すっかり忘れてる。

 もういいや。
 なんか犯罪的な現場に立ち入ってしまったような気さえしてくる。
 最初にホールにケーキナイフを入れる、その時が一番いいんだ。
 人が取っていった後はなんだか普通。感動がないw。

 ショーケースに並んでいるケーキを一覧する時がいい時なのです。




 スイーツ。
 同じスイーツのうちですが、そんなら月餅の方がいいかも知れませんw。お茶に合う。味が分かる。クルミがいい。シナモンがいい。

 むしろ「キノコの山」とか「コアラのマーチ」、そっちの方が落ちいてゆっくり食えるかも知れません。

 ケーキに飛びついてもそうは食えないのです。

 生クリームは美味しい。
 チョコもいい。
 でもすぐに味わいは終わる。見た目が大事。そこに騙される。


 イチジクやマンゴーをそのままいただいたり、パインをいただく方がずっと味わいがある。

 ケーキはパァッとしたところ、見た目が大事。
 派手さ、装飾、デコレーションのホイップ。
 キラキラした輝きや断面が命なのです。


 だから持って帰ってくるとき、箱の中で暴れてしまってケーキが崩れたりするととても悲しいww(泣)。
 箱にクリームがついてしまうだけで残念な気持ちになる。

 フォークを入れ、半分ぐらい食べてしまうとなんだか可哀想になってくる。

 その名残惜しさがケーキというもの。出会いと別れの一章節。それが真髄。





 「スイパラ」、こと「スイーツパラダイス」というのは面白い店ですw。

 ケーキだけの食べ放題。
 次から次に色んな種類のケーキがやってきます。
 なくなればすぐに補充してくれます。
 
 大きなホールのケーキを切り分けて、各自がいただくバイキング。
 スフレ、ムースにプリンにゼリーにババロア。パイにスポンジ、ベースも多彩。
 そこにデコレーションがされて見た目はどれも凝っています。
 見るだけで楽しい。


 しかしたんぱく質はほとんど出てこない。肉や魚は絶対ないw。
 ピザなんてチーズだけしか載ってない、サラミなんてまず載ってない。

 パスタも少しは出してくれますが肉はありません。ペペロンとかジェノベーゼ。
 スイパラはたんぱく質を憎んでるw(笑)。

 メインがスイーツなのです(笑)。




 やっぱりここで一番面白いのはお客さんです。

 女子はやっぱり分かってる。皿に取ってくる時もかわいらしく美しく皿に載せて席に帰ってくる。自分の皿を眺めて喜んでいる。食べるより見る感じ。
 そうして女子会のお喋りに花が咲いて、とても楽しそう。

 ショーケースの前で長く立ち止まって迷うのも女子たち。どれにしようかな。
 「食べ放題」なのにちゃんと考えているのです。


 そこいくと男子はダメだw。
 目的を見失っている(笑)。ケーキは見るのがメインです。
 とにかく食べよう、そんな目標はすぐにくじけるものw。


 しかし男子はとにかく全種類を食べてみようと絨毯爆撃にゆくw。
 そうすると順番を考えてないからすぐ飽きる、腹がすぐにいっぱいになる。
 食べるまでの楽しみ、ケーキの楽しみを味わえていない。

 ケーキより食べることが目的化してしまう。



 スイパラには「チョコレートファウンテン」なんてのもあります。
 あの「出しモノ」みたいなのはスイパラからのメッセージが隠されているのかも知れません。
 見た目じゃないってなら、食うだけだってなら、好きなだけ舐めてみろ、と。


 溶けたチョコが噴水のように湧き出ていて、フォンデュのように浸け放題。

 シュークリームの皮やクッキー、パイ生地をチョコの泉につけて食うと。

 やってみるとまるで単純なものです。
 ただのチョコですものw。シュークリームの皮がまた腹にたまる。

 子供が面白がって手を真っ黒にしてる。
 「見た目」などどこにもないのです。


 あの時、アタシたちには席にほのかに漂うラム酒の臭いだけが救いだった。
 ツンとした酒の刺激臭。
 ケーキには刺激というものがあんまりない。ミントだってそうは効いてない。





 甘さってのは「刺激」じゃないような気がします。
 それを敢えて言えば「解放」でしょうか、どうか。

 血糖値を上げるw。全力で解放するのです。



非常弁、閉鎖ぁっ!」「閉鎖!」

「回路解放!」「開きます!」



「インスリン波動砲へ。安全装置解除!」「装置解除!」


「ターゲット・スコープ、オープン。目標!速度毎秒300キロカロリー!」

「血糖値、出力、上昇! 糖度充填120パーセント。」

「発射10秒前。耐ショック、耐合併症防御!」


「・・・・5・4・3・2・1・0・発射ぁぁぁああああっ!!!」



 こうして、・・・に、尿から、糖分がで、出ちゃうwww(欝)。

 




 アタシはたったひとつのケーキをありがたくいただくだけでいいと思った。

 黒文字を挟んだ懐紙を出してすごく小さな、凝った造りの銘菓の茶菓子。
 もっと欲しいと思うのがたまらなくいい。モノ足りなさに気持ちがくすぐられるのがいい。


 見て、「うわぁwww(笑)」。もうそこだけでいいやと思ったw。


 スイパラは時間性です。だいたい一時間ぐらい。
 混んでるときは一回ごとに客を集めて映画館のように入れ替えをしてました。
 ケーキがみっともなくならないよう注意してくれてるんでしょう。
 だから一回終わるとまたケーキが綺麗に並ぶ。外では次の回の客が待っています。


 それから暫くしてアタシはスイパラに寄ったことがあります。
 家内は「もういいよw。」なんて嫌がっている。

 アタシは店の人に断って中のスイーツのショーケースを見に行かしてもらいました。

 色とりどり、食べた時より満足感を感じたものです。


 「うわぁwww(笑)!」。

 もういいやw。



ごりがとうあざいました







※ 役に立つ有用なコンテンツ!www

ターゲット・スコープ、オープン。目標!速度毎時5スマイル!」



 今回のお話は、そんなお役立ちになったのではないかああっ!

 「もうスイーツなんかいいや。」

 「甘いものばっか食べないでちゃんと運動しよう、」

 糖尿病予備軍の方、心配な方にはお役立ちできたのではないか。


 読めばお腹がいっぱいになる。あの時を思い出す。

 クリームや脂を食べ過ぎて、えづきそうになったあの時のこと(笑)。

 ほどほどがよいと改めて思い出すのです。

 二日おきには必ずケーキを買って帰る、そんな人もいることでしょう。

 どうか本日のお話、懲りたアタシの経験で、他山の石としていただきたい!www


 糖尿病合併症予防目標はHbA1c 7.0%未満ということです。




おそまつ




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