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惨めさの連鎖、ドン底は続くよ


 いいお天気だったので早めに切り上げて散歩がてらにちょっと歩いた。

 ずっと行くと古い公団なんかがある地区があります。
 気が向いたので久しぶりにそっちへ足を向けてみた。
 もう何年も行ってなかった。

 そこは古くなって老朽化した公団住宅があります。その昔に設定された安い賃料のままです。
 その周辺をこれまた安いアパート郡が囲むようにして建ち並んでいます。
 そこに若い連中が住みつく。同じ臭いがするところに集まってくる。

 公団は建て替えに反対されることが多いものです。だから建物はずっと古いまま。老朽化。
 賃料が安いままがいいというわけです。彼らは命よりもカネw。


 こういうのは親から住む権利を相続したりします。その公団で生まれ育ち、若くても公団に住み続ける。
 応募して当選するのは結構な倍率です。当たるのは至難のこと(笑)。
 賃料が安いから住みついたらもう他には移れません。
 生涯をそんな暮らしで終える。


 団地。
 これから何十年か先、やっとバブルの負債が片付けば、次はマンションなんかがそういうものになるのでしょうか。それは我が国のスラム。貧民地区。

 コンクリートの石棺は文字通り棺桶なのです。




 そこで暮らしていれば安い賃料でカネが浮きます。気楽に暮らすことができる。
 親も周囲もそうやって楽に暮らしてきた。
 
 外ではそこそこカネを使うから妙なプライドだけはある。彼らは無駄カネを使うことが気になりません。
 人より使えるカネがあるという小っぽけな自意識。

 上昇志向はありません。あくせくはしない。
 のんびりとできる職場を選び、適当な仕事に満足する。派遣や定時で帰れる仕事を選ぶ。
 楽なこと、責任を追わないことにひたすらこだわる。

 たいした仕事をしなくとも使えるカネはある。
 浮いた金でクルマ道楽をしたり、海外旅行にでかけたりする。


 しかしずっと暮らしは団地の生活。立場は派遣、使い捨ての若者。
 怠惰と怠慢、他人任せの他力本願、無責任さ、それが人の魂をゆっくりと蝕んでゆく。

 抜け出すことはありません。

 惨めさに気が付いた時には遅い。地獄(笑)。




 そんな地区にもスーパーというのはあります。
 たいていはポツンと一軒ぐらいしかない。

 昔は周囲にちょっとした商店も何件かあったものですがもう何も残ってはいません。
 貧困地区の人々はお仕着せのものに洗脳されやすい。コマーシャリズムにすぐ乗らせれる、テレビが好き。
 だからスーパーが優位になります。

 世代が代われば個人商店と付き合うこともなくなってゆきます。
 商店はみなシャッターを下ろして静まり返っている。もうバブルは二度とこないのに。権利者という名前だけを大事に抱えて。


 こんなところのスーパーは我々の獲物なんてないものです。
 死んだ地区です。活気がない。

 久しぶりに見てみれば「いつの昭和の時代か」というように見えた。
 商品の陳列や棚の並べ方がまるで古臭い。人の目を引くことなんか考えてない。


 オムツ、洗剤、柔軟剤、介護の品がところ狭しと並んでいます。
 ペット用品がずらりと並んだコーナーがすぐその隣にありました。見たこともない多様な品揃えでペット関連の商品が売られていました。

 アタシはその取り合わせにハッとさせられたw。

 老人たちが寂しい暮らしの相手にペットを飼ってせっせとカネを使っているのですw。





 食品のところを回ってみましたがやはり何もありません。
 想定内。そんなものですw。

 処分品なんかまるでありません。
 古くなっても値下げはしない。店は廃棄するだけ。
 並べとけば誰かが買うさ、熱心さなんかありゃしません。
 テープに吹き込んだ商品の案内が虚ろに繰り返し流されています。


 売られているものも値段はみな割高。
 ナショナルブランドが多くて加工品も目立ちます。添加物など気にしないw。

 なぜか全国各地の名産品があったりします。ちょっとお高いものがなぜか置かれている。置けばいつか売れる、だから利益幅のよいものが置かれるのです。

 わずかの年金暮らしで苦しいはずがそんなものです。
 彼らはいいカモなのですw。


 意外でも何でもない。
 ツケ込まれるのです。スキがある。騙しやすい。

 まさに貧ずれば窮す。

 惨めさ、ドン底感、イジけた性根は治らない。
 怠慢、閉塞感、惨めさのスパイラルは底なしです。どこまでも続く。



 昔はコンビニが多い地区は貧民地区と同義でありました。

 割高なコンビニで飲料を買い、漫然とカネを落としてくれる連中がいる。
 出口を見失った貧しいココロが怠惰に流される。彼らはいいカモです。
 敗北感が精神をすっかり食い荒らしています。

 そんなところでは主婦でさえスーパーのチラシのチェックなどしません。

 何でも定価で買わせられ、自販機にカネを出し、テレビで宣伝しているものに飛びつく。


 コンビニの駐車場にたむろし、カネがないカネがないと繰り返す。
 立ち読みをし無駄に時間を費やし、絶望が漂っていたものでした。

 
 最近はコンビニも統廃合され、店舗も整理されてひとつところに集中することはなくなりました。
 値段もプライベートブランドの安いものを開発して並べるようになって活気が出てきた。

 その便利さで時間つぶしの場所ではなくなった。

 決済、各種の振込みも。便利なステーションになった。
 郵便さえ出せる、宅配荷物の受け取りもできるようになった。

 コンビニは割高で無駄なものを買わせられる、そんな雰囲気はもうありません。




 そうなると逆に心の貧しい連中は寄り付けなくなるものです。
 自分たちの居場所がないのです。

 慣れた感じがなくなり落ち着いた気がしないのでしょう。だから彼らは寄り付かなくなってゆきます。

 貧困地区はそうして怠惰な連中にとって逆に利便性がなくなってゆきます。
 やがて櫛の歯が抜けるように地区から人が去り、似たような友人がいなくなれば自分もどこかへと逃げ出すかありません。
 その友人とだって音信などありはしません。薄っぺらな人間関係に過ぎない。
 雲散霧消するだけ。


 そうして、いよいよ人がいなくなると、古いアパートが建て直され、取り壊されて分譲になり、やっと公団の建て替えもされるようになる。
 新しい街へと生まれ変わってゆく。

 それはまるで森の成長と衰退、新たな息吹きの誕生を見るかのようです(笑)。


 しかし自然淘汰というのは生優しいものではありません。
 そうして、時間という冷酷さが、地獄から地獄へと宿業から逃れられない人々を飲み込んでゆく。



 そんな貧民地区のスーパーでは夕方早くから小汚い格好をした老人が虚ろな目をして徘徊しています。
 目的もなくただ売り場をウロウロし商品を漫然と眺め、カゴすら持ってない。


 若いのもいて、派遣仕事の帰りか工員か、定時でそそくさと帰らせられる連中がいる。
 服装を見ても髪型を見てもパッとしない。投げやりな毎日だと分かる。
 覇気などまるで感じられません。

 残業を任せるなんてとんでもありません。第一、彼らだって好まない。
 無気力で自発性のない連中、誰からも期待されない連中。

 そんな若い連中も買い物をしてる。
 彼らも貧民地区に吸い寄せられたのです。

 彼らは仕事が終わるとダッシュして、まるで会社を逃げるようにして出て買い物に立ち寄る。

 歩きスマホの若いのさえいます。


 みんな一人。ボヤッと人生の目的を失ったような、虚ろな倦怠感が体からオーラを放ち、ウロウロと老人と同じように売り場を回っています。


 そんな地区にいてはダメなのです。
 楽に流されてはダメになってゆくばかり。

 道へと飛び出せ! ジャック


 しかしもう彼らにそんな気力は残ってはいないw。




 帰り道、来た道を歩いていると、向こうから自転車が走ってきた。
 虚ろな目、死んだ目の若い男だった。やはりどこかダラしない。
 歩道も何もお構いなしでペダルをむやみに漕ぎまくっている。


 歩道をやたらと自転車で急ぐ連中、必死に漕ぐ連中がいます。
 全速力で何かから逃げ出すように走ってしまうのでしょう。

 オバハンでもそんなのがいる。追われるように必死で自転車を漕いでいるのがいる。
 急いでも急いでも心の貧しさや惨めさからは逃れられない。


 家内の横を過ぎた時、ハンドルが腕に当たった。

 「痛ぁっ!」

 アタシが振り返って大声で怒鳴り付けた。
 しかし自転車の男はビクリともしない。全速力のままペダルを回し、そのままスピードも落とさず、振り返りもしないで走り去っていきました。

 わざと当たったんでしょう。


 「ああ、ありゃ新宿ぶつかり男だ。」

 「新宿ぶつかり男」と、全く同じ連中が自分の惨めさをこうして繰り返し反芻しているのです。

 抜け出せない蟻地獄。他力本願しかない。しかし誰も助けてはくれない。
 そのうち闇バイトにでも手を出せば人生が終わる。




 クチを開ければ何か落ちてくると信じている連中。不公平な扱いを受けていると愚痴ばかり言う。
 正義など信じない。真実を大事とは思わない。
 自分だけが大事。

 人のひたむきさに打たれることもない。

 自分が評価されないのは他人のせいだ。
 自分がキモがられるのはオンナのせい。

 アニメ、歩きスマホ、ユーチューバーが友だち。


 そうしてふて腐れて高いものを漫然と買わせられ、覇気もなく仕事をし、暮らしはまるでよくならず、前向きにもなれず人には評価されず、自分を高めることもなく惣菜を買って毎日をやり過ごす。

 恨みばかりで自分を見つめることはない。
 人のせいばかりにして責任などこれっぽっちも考えたことはない。

 騙され、裏をかかれ、似たもの同士が足を引っ張り合う無間地獄。

 そんな貧民地区のスーパー。
 やはり若い自転車男はそちらの方へと走り去っていったのです。




 誰も相手にしやしません。
 女性から存在を気にされることもない。キモいだけ。
 毎日、人とクチを聞くのだってロクにすることもない。

 だからスマホで熱心につながろうとする。表面的な安直さに流される。

 そうして一人の時には虚ろな死んだ目をして。追われるばかり。
 相手にされない恨みはどこかで燻って悔しさ虚しさは募るばかりです。
 
 情熱などない。
 無責任を恥じることもなく、まるで石ころのように転がっている。


 こういうことが少子化の一端でもあります。高齢化でもある。

 彼らが立ち上がることなど決してない。
 不正に声を上げることもない。

 いつか自分にもオコボレに預かれる番が回ってくると思っている。
 いや、しかしもうその時間はないのです。


 無責任さはクセになる。惨めさは染み付くと離れない。
 そんな連中には要注意です。



おうぞどだいじに






※ そういやこんなことがあったのを思い出した。


 ホントにそんな連中がいる。

 ウェアラブルのカメラで記録されていると分かって頬をプウと膨らまし、自分の人相を変えようとした自転車野郎がいたのでした(笑)。

 アタシもガキの時分にはよくやりました。
 よくそういうことをして誤魔化した。

 リバーシブルのジャンパーなんかもよく使ったものですwww


 しかしちょっとでも大きくなりゃそんなことは考えなくなる。
 自分も社会に参加してるんだと責任が出てきます。

 哀れなり惨めな心、と言うヤツかwww(笑)。


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