子供に茶漬けはよくない、折り詰めの中身
昨日はちょっと失礼しました(笑)。
なんか酔っ払っていたから何を書いたかあんまり覚えてないw。
読み返すと気持ちが乱れてたようですw。
酒を飲みながらお相撲をたっぷり堪能した後でした。
何も食わずに寝た。
適当に腹を満たすのは心構えとしてよろしくないと思った。
「としてファイ、うふぅ」www(笑)。
・・・以下はあくまでアタシの独断と偏見による直感です。
結論から言えば子供に安易に茶漬けを食わせてはいけない、でないとアタシのような歪んだ人間になってしまう、とw、そんな自己反省です(笑)。
なにしろ「茶漬け」というのはインスタント以下のものがあるようにアタシには思えます。
「以下」というのは、即席でもなければ手間省きでもない、餌ですらないということ。ちょっと投げやりなものという意味。
そりゃあ「ご飯」ですから、インスタントよりはいいという見方もあるでしょうが、しかしそこには気持ちがないのです。
「工夫」もなければ「かやく」もないwww。
あくまで適当なのです。
たいてい「茶漬けでも」と、そんな感じでいかにも投げやりなものです。
茶漬けを適当でなく食うにはよほど成熟してないとできない。
よほどの達人でなければ「茶漬けをちゃんと食う」なんてできやしないのです。
そんなものを子供に食わせて何を味わさすというのか。
その空虚な気持ちはどこにいくというのか。
せいぜい「茶漬け」なんて、モノが分かってくるようになった成熟した大人のものです。
適当に腹に流し込みつつ、その「適当」なことに考えるところがある。腹の足しでもありません。
子供時代、茶漬けの晩飯ばかり食ってきたアタシはそう思うのですw。
それならいっそご飯を梅干や海苔で食わせる方がずっといい。
握り飯の方がずっといい。塩にぎりでもいいw。
漬けた梅干、海苔、タクアンだけだっていい。箸を使ってちゃんとご飯をいただくのがいい。
そうしてご飯をいただけば感謝の気持ちも湧いてきます。
それが「茶漬け」なんて、いかにも適当でさっさと食えてなもんです。
子供ですから食事が極端におざなりになってしまうのです。味わいもなく流し込むだけ。
ご飯の味わいもその深みも、何にもありません。
理屈だけで腹に流し込んでいる。しかしその理屈が子供には分かりません。
和食の作法で、食べ終わったご飯茶碗にお茶を入れ椀をキレイにゆすぐように飲むというのがあります。こびりついたご飯カスなどをキレイにして始末をつけつつお茶をいただく。
どうも茶漬けというのはこれが逸脱してしまったものの気がしてなりません。
やっちゃいけないと知りつつ誰もが陥ってしまうw。
酔って帰ってくるお父さんたち、そんな光景は昭和にはよくあったものでした。
今ならカプセルにでも泊まってしまうのでしょうが昔なら必ず自宅に帰ったものです。
そんな彼らには茶漬けが必要でした。
彼らは千鳥足でなんとか辿り着き、家で落ち着こうとしますが、それでも胃の辺りがずっとムズムズしているわけです。
別に腹が減っているわけではありません。
アルコールなんてカロリーがあります。
アタシなどよくツマミだけで食べずに寝てしまう。
すると翌日、驚くほど腹が減って焦る(笑)。悪くありません。食事が美味しいw。
しかしたいていは明日の目覚めのことを心配してしまったものです。
昭和の小市民的な感覚なのでしょうかw。
腹が減っていては寝つきが悪いかもしれないなどと考える。
そうして茶漬けを頼む。
あるいは何か食って酒を中和しておいたほうがいいという、そんな理屈でしかありません。
そうして「茶漬けにでもしてくれ。」なんて奥方に頼むわけです。
昭和の暮らしのあるあるwww。
わきまえた奥方ならきっとおっしゃることでしょう。
「いいの? 簡単なものならできるわよ。」と。
ウチも茶漬けで済ませるなんてことはまずやりません。
しかし子供だったら尚更です。
そういう食のいい加減なところは子供に教えちゃいけないものなのです。
そんな食い方があるなんて教えちゃいけない。
しっかり噛んでしっかり食わせる。それが大事です。
でないとひねこびたアタシのような人間になってしまうw(笑)。
これはアタシからの遺言でもあります。
どうかご子息、お嬢様にはくれぐれも茶漬けなんて食わせたりしないようにw。
こういうのは「流動食」を考えると分かるかも知れません。
流動食が続くと人はなぜかイライラしてしまうものです。
手術のあとの粥なんて悪くなく感じるものですが、そういうのは特別な感慨というだけ。すぐ飽きるw。
入院、各種の施設、彼ら管理者は問題のなさそうなものと、とかく流動食を食わせようとするものです。
だから病院のメシは不味い。施設のメシはひどいということになるわけです。
そうなったら人間としての基本、噛むってことがなくなる。
だんだん惨めに思えてきてそのうち怒り出す。
みながイライラするようになってしまうものです。
もしホームなんかでモンスター老人に手を焼いているというなら、流動食を止めればいいのです。
我々人間というのは最後の最後まで、今際の際までジタバタもがくのが正しいw。
かくも歯というのは大事ですwww。
アタシの父は酒が飲めませんでした。
それこそ一滴も飲めなかったw。
無理やり飲んでしまった日には茹で蛸のようになった赤ら顔がいっこうに治まらず、夜にハイヤーで送られて帰ってきたものでした。
父にはパトロンがいて、よくいい寿司を銀座でご馳走になっていた。よく折り詰めを貰って帰ってきたものでした。
そのハイヤーだって差し向けられたものだったでしょう。
そうして寿司の折り詰めを「食わずに余ったから持って帰ってきた。」なん言ってたものです。
夜中にクルマの音をさせて帰ってくると、ドタンと大きな音をさせ玄関の上がりかまちで座り込んでしまうのが常でした。フラフラってことはありません。飲んだのはわずかでしょう。
やがて立ち上がると父は必ず茶漬けを食って寝たものでした。
嘔吐したのは見たことありませんでしたから、ただ酒に弱かったのでしょう。
父はアレルギー体質で、蟹を食うと蕁麻疹になりましたが、酒にはもっと弱かった。それこそ彼には鬼門だったのでした。
そんな彼にもやはりお茶漬けが欠かせなかった。
茶漬けを子供にやってしまうのはよろしくないとアタシは振り返るのです。
子供にはちゃんと食わせないといけないのです。
しかしさて、やっと父が寝入ると、その折り詰めの中身が気になります。
父の帰宅を待っていて家族は夕食を我慢していたのですから、みんないい加減に腹が減っていたわけです。
せっかくだからと残りの家族して折り詰めを開けて食べようとする。
スギかヒノキの白木を薄く剥いて作った折り詰めを開けると寿司が並んでる。
しかしいつもいつも毎回、その折り詰めの寿司には何箇所かすいているところがあるのでした。
わけが分かりませんw。
何箇所かいつも虫食いのように隙間が開いていたのです(笑)。
整然と並んだ折り詰めの中の寿司。玉子焼きやイカ、アナゴなんかがあります。
海老、イカ、タコ、アナゴ、コハダ、玉子焼き、そして海苔巻き、かんぴょう巻きなんかです。
マグロだけはなぜかありませんでした。 あれは「猫またぎ」だったのか、どうかw。
しかしどこか見栄えが違ったのです。
まるでパズルが欠落したように、折り詰めの中は何箇所かがぽっかりと欠けてるところがあったのです。
アタシはいつもそれが不思議だった。
アタシはそのことがずっと引っかかっていた。
なんであの折り詰めはすべて整然と並んでなくて、まるでつまみ食いでもされたように一部が抜けていたのか、と。
まさか帰りのタクシーの中で父が毎度つまんでいたということもなかったでしょう(笑)。
タクシーの中で揺れて片方に寄ってしまったわけでもありませんでした。真ん中なんかがポッカリ空いてたんだから。
結局、その真相はわからずじまいでしたがw。
「ご馳走になった寿司の残りを持って帰ってきた」、そんなことを父は言っていたものです。
だからお土産用にわざわざ作って包まれたものではなかったと思います。
そうだとしても、そうでなかったとしても、なぜ折り詰めの中の寿司には隙間、空きがあったのかw。
振り返れば父はなんだか中途半端な人間でした。
カネのために自分を売り、一方でせっかくのカネを得るチャンスすら棒にした。
今のアタシも似たようなものではありますw。
早くに亡くなったのはせめてものこと。彼にとってもよかったのだと思う。
自身の嘘や欺瞞が暴かれることなく逝ったものですから。
子供を誤魔化すような親だった。
茶漬けを食わせるような親だったと、今のアタシには言えるのですw。
振り返りの多いこと。
人生はそういうものです。
先日は家内が徳島出身だと話してしまったもんだからちょっと反省してる(笑)。
しかしこうなったら一蓮托生ではないか、大いに振り返ろうではないかwww。
おうぞどたのしみにw。
亡くなったチャーリーワッツは言った。
「仕方がない、もうこうなったら一蓮托生じゃないか。」と。
いったいいくつなんだよお前らはw、アタシは思った。彼はそんなことを言ったのです。
ミックの元恋人だったデザイナーが自殺しミックはひどく落ち込んでいた時のこと。
そこでワッツが放った言葉でした。
もうアタシらだってもはや一蓮托生じゃないか!w
いい加減、身バレだの何だの気にしてもしょうがねえや!!
なーんちて(笑)。
お粗末
※ 今日のお話で「お茶漬け」を食べたくなったなんて人がいたら達人と言えます(笑)。
アタシがこれだけクサしても食べたくなった、味わってみようかと思うなんてw(汗)。
よくよくお考えになってオトナらしく召し上がっていただきたいw。
ああ、こりゃ永谷X園のスポンサーは絶望的だ(笑)。
「猫またぎ」ってのはトロのことを言うんじゃなかったか。
いくら魚が好きな猫でもトロは食べない、昔は捨ててたそうです。
魚醤なんかの材料になってたのかも知れません。
今では考え方が変わってトロは珍重されてお高い。
肉だって脂身が嫌われたり珍重されたり時代によって違うのです。
今だったらモツやホルモンなんて昔に比べたらずいぶんと高いわけです。
モツ煮込み専門店なんかが有名になってたりする。
「タイムスリップしてトロばかり安く食いたいもんだ」なんて誰かが言いそう(笑)。
そんならアタシは平目のエンガワの方がいいように思えます。
めいしくおしあがれ
