新ラーメン開発の顛末記
白いハナミズキの花が満開です。
街路樹ですがなかなかいい。
顔を近づけて香りを嗅いでみるとその名前が納得です。確かに水っぽい(笑)。
フレッシュな香りがします。
もう、変なオヤジ臭の柔軟剤なんか使わないでこういう香りにしたらいいのに。
ありゃあちょっとした公害ですよwww(笑)。
アタシはいつも犬っころのようにその臭いを嗅いでいるw。
よお!、ご同輩!
なーんて、アタシは散歩中の犬に言いたいw。
きっと彼らも柔軟剤が臭いと思ってるでしょうwww(笑)。
なんて、そんな社会の不平不満は措いといてですね、アタシは豚肉のブロックを手に入れまして。
はい。
いえ、おかげさまです(笑)。ありがとうございましたw。
グラム118円の半額。国産の成長ホルモンのないヤツです。
しかしもう、おかげで冷凍庫はパンパンなのです。
魚もあるし肉もある、イナる油揚げにニンニク、ショウガ、海老に挽肉、ソーセージ。
シメジにイワシ、タラにシューマイ。
細かなものならいくらでも、チビた豚肉、桜でんぶ、ワカメも冷凍、オクラにインゲン。
チビチビと色々と冷凍してあるのはチビチビと使えて彩りにいいのです。
ちょっとした料理の心遣いってヤツに使える。
外食なんてそういうことをやっている。チビチビと食材を使ってます。
アタシのハバネロだって瓶ごと冷凍して、まだ沢山ある。
タバスコ買わなくてもう数ヶ月になります。お得。
でも、いくら冷凍庫が一杯だとしても買うのです。
買うしかない。
見つけたら買わないといけません。
安い時にそれ、手に入れられる時に買わないで見送っちゃうと、なぜかその後に不思議と手に入らなくなるのです。ピタリと引きが止まる。
そんな「呪い」というものがありますw。
スーパーで「カニ味噌」の瓶詰めを見た。これはつい先日ブログに書きました。
お値段二百円だった。定価は書いてない。
ちょっと高いか安いか分かりませんでした。食べつけないし。
で、結局、考えた挙句に見送ってしまった。
見送ってはいけない。
運命に従え。
そんな法則。あるあるw。
「据え膳食わぬは男の恥」みたいなの逆? そんな法則です。
・・・もう暫くはカニ味噌にありつけないんだろうなぁw・・・(泣)。
で、ともかく肉のブロックは冷凍できないのでブライン液につけハムを作ります。
冷蔵庫に入れといてチマチマ切って食うのです。ツマミにもいい。
ブライン液は酒、砂糖、塩。この液に漬けておくと肉が柔らかくなります。
一晩ぐらい漬けておきます。
浸透圧の関係とやらで柔らかくなる。漬かったらそのまま冷凍してもいい。
あとはその二重にしっかり閉じたビニールごと鍋に放り込んで適温調理。放置プレーです。
ガス代も節約できます。
熱くしたら適当なところで火を止め、また冷めたら少し熱くする。そいで置いておく。
三重だか、四重底だかの「マイヤー」のステンレス鍋で保温がいいのですw。
ビニールが溶けたりしないように皿を底に敷くなど注意は必要です。
落し蓋なんかしたら保温は完璧。
だいたい何だってグツグツやらなくていいんです。
米英の戦争屋たちのせいでガスが高くなりましたから自衛しないといけません。
無事にいつものロースハムが出来ました。
今回はコショウもなし。ハーブも入れませんでした。
「ハーブを使う」って言っても実は庭のギンバイカなんだけどw。
これはローリエなんかの代用になるのです。
香りが強い。
洗ってブライン液と一緒にするといい香りがつきます。中華風になります。
八角を入れたような感じにちょっとなる。
あれだってそこそこ値段がするものです。
それだったら正直、植物園とか公園なんかに行けばいいのです。
そしたらハーブなんて色々と手に入る。
タダで貰えます。ちょこっと貰ってくればいいの。いや、丸裸にしちゃダメだけどw。
なんなら散って落ちてるのを拾えばいい。
何も高い乾燥ハーブを食材店で買わなくてもいいのw。
それに植物園なら名前が書いてあるんだから危なくないw。
貧乏根性で河原に行ってセリと間違えて毒草のドクゼリを食って食あたりなんてことはない。
ニラと間違えてスイセン食って救急車なんてこともない。
実はアタシはいつかサフランを貰ってこようと狙っているのですがwww。
ありゃあスゲー高い。目玉が飛び出る。
まあそんなアタシの方が野草採る人たちよりよっぽど意地汚いでしょうけど(笑)。
ハムが出来たので晩にラーメンにしようということになった。
「なった」って、今はアタシ一人ですから自分で判断したんですが、その方が言い方がいいじゃありませんかww。
みんなして相談して結論したみたいな方が納得できるのです。
自分で判断した? なんで?、太らないとか安いとか、合理的な理由を考えた?
なーんて自問自答し始めてしまうのです。キリがありません。
自分おひとりで、「俺はこれが食べてえんだ!」そんなことがキッパリ言える人はいるものですがアタシは無理w。
ひとりだと何かしら論理的な理由が必要になっちゃう。
「そんなにお前は好みがハッキリしてるってのか」、「そんなに自分の内なる欲求があるのか」、なーんてつい自問しちゃうのです。
だからアタシは理屈を考える。
「昨日はパスタだったから蕎麦にして、ニラがあるからかき卵と温かい蕎麦なんてオツなもの。そんなのずっと食べてない。卵とニラの相性は最高だし。」
なーんて感じでどうしても理屈が必要になっちゃうのw。
客観的にお前の食ってるモノの理由を説明せよ!
なーんて感じなのですw。
今回のラーメンは合理的に説明がつくw。
ブライン液を捨てなくていい、有効活用です。
しかし「ラーメンにする」と言ってもこのラーメンのツユというのが意外と難しいもの。
いや、醤油ラーメンはできるw。
醤油、砂糖、塩、昆布とか煮干などのダシ、そして胡麻油。
昔ながらの醤油ラーメン、これはすごく簡単です。
子供の時分から、場末のラーメン屋でよく知っています。
ラーメンを茹でてる間にオヤジがおタマでちょっとずつチョンチョンと、目の前の塩壷や砂糖壷からすくってドンブリで調合しているのをよく見たものです。
だから見よう見まねでできる。自分で作れる。
ラードなんかも入れたりしてたっけw。あれだってスーパーでタダでくれる。
でもトンコツとかは悩みます。味噌ラーメンすらなんか自信がない。
だいたい醤油ラーメンより高いから店で食った覚えがありませんw。
ダシを濃厚にしてラーメンらしい味にできるか、その自信があまりない。
ラーメン屋にも行かなくなったからそれもある。
流行の家系だのタレ系だのAV系だののラーメン屋とはホントにアタシには縁がありませんww(笑)。
いえ、インスタントはいいんです。
アタシはラーメンの麺は一食30円以下と決めています。ですから買うのはインスタント麺が中心で粉末スープがついてます。
トンコツスープをよく買ってます。
市販のは濃いから薄くして、家内と二人で一袋。
余ったスープはまた別に使える。
でもツケ麺とか生麺、添付のツユがラーメンが手に入ると大変。
添付のスープが余ってればいいんだけど、ないと醤油ラーメンぐらいしかない。
悪くはないんです。
別にハムがあるんだから昔の醤油ラーメンなんて最高じゃないですか。
海苔を乗せたりして香ばしさが楽しい。
でもねぇ、いつもいつもってのも・・・(略)。
乾麺のツケ麺がありますが冬に冷たいツケ麺なんてやりたくありません。夏の処分品w。
やっぱりラーメンはスープでしょうw。
で、うまい具合にロースハムを作ったブライン液が余っているわけです。
トンコツっぽいのが作れそうです。
捨てないでラーメンのダシにしようという魂胆www。
ハムをビニールから取り出してブライン液を鍋に。
肉からもエキスがちゃんと出ています。
水で薄めて、人参、玉葱を入れます。
そうして塩、醤油、砂糖、胡麻油。仕上げにちゃんとコショウ。
濁っていますからさしずめ「トンコツ醤油味」みたいな、みたいな(笑)。
なかなか美味しいラーメンになりました。
ハムにスープを絡めて美味しい。ごちそうさまでしたw。
で、この汁を少し残したのは貧乏根性からw。
翌日の汁、トンコツ醤油スープができるじゃないかとアタシは思った。
味噌汁の代わりです。
ダシが出てくれるので大根と人参、エノキを入れておく。
一晩たつとダシがすごく出ます。驚きますw。
濃くなりますからまた水を足して薄めるw。無限汁w。
翌日のこと。今度は汁になりました。
味見したら美味しい。
野菜とトンコツで実に深いダシの味がしています。これはイイ!
野菜からたっぷりダシが出てるからまた水で薄めます(笑)。
他にブロッコリを投入しよう。火が通りやすいので最後に。
鰤の西京漬けとご飯、漬物、酢の物、香の物、豆腐をいただく。
刻みネギもちゃんとあります。
楽しみです。
んーー、ここまでやったらもうひとつ具を入れたい。贅沢スープにしたい。
冷凍庫を探します。
ん?
ワカメがビニールに入ってちびっと残っています。
これを半分入れましょう。
海草はいいです。お腹によろしいw。
で、西京漬けをフライパンで焼いて、ご飯をレンチン。
膳にいつものように並びました。
最後に熱くした汁をよそいます。
汁は熱くないといけません。それがアタシの流儀。熱いのを用心しながらいただくのがいい。
家内は違うみたいだけどw。
具はたくさん入れましょう。しかしまた汁が残りそうです。知ってたw。
またまたラーメンの予感がしてくるじゃありませんかw。
この汁の残りをまたラーメンに転用するのです。
いいの、三回ぐらい使い回すなんてまだ軽い、上等ですw。
で、具を掬ってみたら驚いた。
わ、ワカメ・・・。
赤紫蘇だぁああっ!
間違えたぁああああ!
まるで分からなかったよぉぉおお!www(泣)
なんでそんなものが冷凍庫にあるのぉぉぉ(泣)。
赤紫蘇とワカメを間違えたのでした。
だってこれアタシが作った赤紫蘇の塩漬けですよ。
ちゃんと外にプラのバケツに入れて常温保存、大量にあるじゃあないですか。
赤紫蘇なんて塩漬けなので腐らない、痛まない、風味も落ちません。
それをなんでちびっとだけわざわざ冷凍庫にいぃぃぃぃ!
塩ょっぱいことはありませんでしたけど。
ワカメが塩漬けのままだったらと用心してた。だから水を足して増量してました。
悪くない気もします。
で、でもトンコツ醤油の紫蘇味スープじゃないかぁああああ!
かくして新ラーメンの開発と相成った次第です(笑)。
おそまつw。
紫蘇トンコツ醤油ラーメンとなるわけですか。ああそうですか(笑)。
・・・なんてこと!
でもホントに気がつかなかったんだw。黒いし、触った感じも絞ったワカメと同じだったし。
ラーメンに紫蘇? うーーむ。悪くはないかも知れません。
変った味だと思ったのは想定してなかったからでしょう。
これはご飯用のスープですから薄くしています。
また胡麻油を足して醤油も足して少し濃くしてラーメンのスープにするわけです。
ラーメン屋の見識がないから、紫蘇ラーメンなんてアタシは聞いたことがありません。
新スープ・・・。
まだ実食はしてない。
スープが傷まないよう冷蔵庫に入れときます。
残り汁を使いまわすのも三回目だしw。
それにしても、赤紫蘇のそれも塩漬けをなんで冷凍庫に入れたのか。
アタシじゃない。家内の仕業w。
でも文句を言ってもひとり。
こういうの「棚から牡丹餅」、「瓢箪から駒」と言っていいのか、どうか。
「そんなこと言って、おかげで新ラーメンが出来たんじゃない!」
なんて逆に言い返されるのでしょうか。
そしたら「ヤブヘビ」だw。
おそまつ
※ 調子よくやっていたのに「腰を折られた」。
話しの腰を折るのはよくあるけど、料理の腰を折られるのはあまりないw。
ラーメン作って、残りスープを汁にして、残った汁を濃くしてまたラーメンスープ。
すごおく、調子よくやってたのにいぃぃぃwww(泣)。
まあ、まだ「紫蘇醤油ラーメン」は食べてません。
暖かくなってきたので外に出しとくと危ない。
冷蔵庫に仕舞いました。
あ、これ、でもアタシが開発したんですからね(笑)。
商業ベースで真似するなら少し分け前を寄越していただきたいw。
インスタントで開発するってならアタシが「監修」しますよ。
ちゃんと腕組んで写真に写ってあげますw。
そうだな、キャッチコピーは・・・。
「腐らないものは冷凍しちゃダメ!」、かなwww(笑)。
めいしくおしあがれ
