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カレー蕎麦とナポリタンの類似


オイル煮、シーフード・アヒージョをやっと食べ終わりました。

 振り返ればマッシュルームとオリーブの実がやたらと入っていて、肝心のシーフードはそんなになかったかも知れません。エビとタコだけだもの。

 まあゴージャスには違いなかった。格安でした。文句を言っちゃイケませんw。


 パスタの具にすることもしてみました。
 アヒージョを使ってそのままパスタと和えたのです。

 でも、やはり最終回、ご飯にかけて「アヒージョ油メシ」にしたのが一番美味しかったw。


 問題の、油だらけのパックは暫くシンクに置きっぱなしになりました。

 盛り蕎麦を作ることになって、片付いたのはやっとのことです。
 その蕎麦の茹で汁をかけて、やっと油を流して捨てられたものです(笑)。

 油ってしつこい。




 このアヒージョのパックを捨てるドタバタで、家内がクエン酸スプレーの威力を見せてくくれようとした。

 パックの油汚れを流そうと、巨大パックにクエン酸をかけてみた。
 けど上手くは行かなかった。
 大きすぎたからか、油が簡単に流れるということはなかった。


 それじゃあ、と、家内は悔し紛れにコンロの後ろの壁を掃除してくれた。
 壁が料理で撥ねたので真っ黒でした。
 なんとかしないといけない、ずっと思ってたところ。


 クエン酸をふきかけると、油の飛んだ壁を掃除すると簡単にキレイになりました。

 なんかスッキリした。


 ウチは何かキッカケがないとなかなか掃除をしない。

 汚れた床やホコリだらけの物陰なんか、何かコボしたとか失敗したことを契機にやることになります。
 豆腐のパックをぶちまけてしまったとか、それを掃除するついで、ついでに全部をひっくり返して掃除する。

 災い転じて福ですwww。






 さて、アタシはパスタを作る時はたいてい大目に作ります。

 それはカレーなんかと同じような思惑がある。
 食べ切り、ちょうど二人分作るということはあまりしません。


 まず、一人前ぐらい残しておくと小腹が空いた時に便利なのです。
 「オヤツ」にちょうどいい。
 いつでも取り出してちょっとだけ食べられる。

 それに、ちょうど、どのくらい食べられるかというとのが見えない。
 パスタの適量を計る計量穴なんてのがありますが、そんなのじゃ役に立たない。ウチは店じゃないんだから(笑)。
 腹持ちはその時々なのです。

 だから量が少なくて「足りない」なんてことになるのだけは嫌ですから、いつも多めに作るようにしています。


 そのパスタはタッパーに入れて残しておくわけです。

 パスタを作ってアヒージョと和えました。そうして皿に盛ります。
 アヒージョは火を通してニンニクを利かせるものです。

 せっかくですから具は最初に全部食べてしまいます。
 つまり具は残さないで全部食べてしまう。タッパーに残すのはパスタだけ。


 これを二人の皿とタッパーと、三つに分けようとするとうまくいきません。
 具が偏ったりしてしまいます。





 それでやり方というもの。
 まず、二人の皿に全部を盛り付けてしまいます。
 アヒージョの具も二人分等分にして、具が皿に偏らないように二つに分ける。


 それから、大盛りにされた皿からトングでパスタだけを掴んでタッパーに移すわけです。

 そうするとパスタだけが上手にタッパーに移ります。

 アヒージョの油やダシはついていますが具のないパスタがタッパーに保存されることになります。


 これが後で美味しいナポリタンになってくれるのですwww(笑)。


 お馴染みのスパゲティ・ナポリタンという、ジャパニーズ・イタリアンです。
 ケチャップとソースを混ぜて乳化させたスパゲッティです。

 これが残したパスタでちょうどよく出来る。
 アタシはしょっちゅうこれをやります。




 アヒージョ・パスタはそれなりに美味しくいただきました。
 「味変」はしなかった。

 「こういうものなのか」、そういう味わいを感じる楽しみがあります。
 自発的なもの。だから改造やカスタマイズはしなかったw。
 それが「簡単調理セット」のココロ。


 お腹もすっかり満足です。
 で、タッパーの茹でてオリーブオイルのからんだパスタの残りは冷蔵庫へ。

 そしてアタシたちは忘れるw。

 忘れてしまうのですw。

 今回は三日経ってから思い出したwww(笑)。




 リスは木の実を樹木のウロや根元に埋めておく習性があります。
 冬のエサのない時に掘り返して食べたりする。
 冬眠はするわけですが、時々目を覚まして隠しておいたところから取り出して食う。

 でも、リスはしばしばどこに木の実を隠したか忘れてしまうんだそうです。
 それが発芽して成長する。

 おかげでリスがいる森はバランスよく樹木がちらばって繁栄しているのだとか。


 ひとつの種類の木がはびこっているだけだと日当りや風通しでうまくいかない。
 同じ種類の木は同じように育ちますから、お互いがお互いの成長を邪魔してしまうことになります。
 短命な森になるんだそうです。

 それがリスみたいな動物がランダムに隠してくれるおかげで森に多様性が保てる。


 「多様性」ってどうも最近言われてるいい方は違うとアタシは思う。
 多様性ってのはこうした結果です。

 誰に他人にどんな性癖があるか記録しておくことじゃない。





 ともかく、アタシたちはその残りのパスタに気がついて「そろそろ食べないといけないね」なんていい始めた。

 ちょうど小腹が空いていた。
 ナポリタンを作るのです。


 フライパンに油を少しだけひいて、牛肉を炒めます。
 冷凍した薄切り肉ですが細かく切れば火も通ります。

 タマネギを上に乗せて牛肉に火が入ってきたら上にタッパーの残りのパスタを投入します。

 そこにケチャップと中濃ソースを適量、少し濃い目にかけたらスプーン三杯ぐらいの水をかける。

 フライパンをカタカタと揺らしながら、菜箸でほぐして火を通す。
 パスタが温まってゆき、ケチャップが甘い匂いとともに焦げてゆきます。

 水が蒸発してトロっとしたところが出来上がりです。
 もう牛肉も火が通っていてちょうどいい。

 これでスパゲティ・ナポリタンの出来上がりです(笑)。

 パセリ、ピーマンなんかを最後にチラしてもいいと思います。




 なにしろこのナポリタンというのは茹で立てのパスタではあまりうまくゆきません。

 だから残しておいたパスタがちょうどよい。

 昭和の喫茶店でも、スパゲティはあらかじめ茹でておき、サラダ油をからめて冷蔵庫に保存していたものです。
 注文が入るとこれをフライパンで火にかけて客に出した。
 アルデンテなんて五月蝿いことは誰も言い出さなかった(笑)。


 茹で立てだとなんか汁っぽくなり、パスタがアルデンテというのもナポリタンだとちょっと違う。
 アタシもパスタは芯の残ったアルデンテがいいと思ってますがナポリタンだけは別です。

 ケチャップが焦げてよくスパゲティと馴染むというのも必要な要素です。

 残りパスタで作るスパゲティ・ナポリタン。
 ケチャップとソースで水を加えるところだけで後はウィンナーでも何でもお好みで。

 お試しあれ。


ごちそうさまでした。





 こういう流れはいつも気持ちがいい。
 暮らしがしっかり根を張った感じがする。
 落ち着きのないアタシにはいいクスリです。
 麻薬みたいなものでしょうかw、習慣化している。

 ピッタリと連続性がある感じ。嵌るべきところに嵌っている確かさが感じられるのです。

 考えればこれ、これはカレーライスからカレー蕎麦へなだれ込む流れとも似ているのです。


 味噌汁を作って鍋の残り汁を追加してトン汁へ化けたりする。
 そして味噌煮込みうどんへ。

 クリームシチューを作って残りをクリームパスタに。

 似たようなタイプのものへと連続性をもって変異していく、その過程は心地が良い。


 全ての生物は系統発生を繰り返す


 人間が胎児から大きくなってゆくその姿は、まるで魚から人間に進化していった姿を見るようです。
 生物は誕生する時、高速でかつての古代からの歴史をなぞるようにしているように見えます。

 遺伝子による継承は歴史をジャンプしない。
 ちゃんとなぞっている。


 食べ物にもそんなものがあるのではないか(笑)。




 シンプルな料理から複雑なものへ。

 基本の切り方からズボラな方法、そして調理のコツ。
 手間のかかったものは素材を活かそうとするが故の複雑さかも知れません。



 あるいは、そこは家庭の味、自分たちの味というのもあるのかも知れない。

 二人で暮らし始めたカップルが、試行錯誤してお互いの役割を分担し合ってきた歴史があります。
 諍いも笑顔も、全てを食べることで共有してきた想い出がある。


 ケンカして味噌汁を床にぶちまけたりしたこと、叱られてオヤキが嫌いになったりしたこと、鍋の支度をして帰りを待ちながら連絡もなくひたすら待ち続けたこと。
 泣いてしまって一人食べたご飯はしょっぱい味がした。


 子供が生まれて食べかすをあちこちに飛び散らかしたり、ムズがったりした。子供用の小さなイス。食卓はいつも汚れた。
 誕生日ケーキをござってしまい、生クリームを舐めて笑いあった。

 姑が同居で越してきて糠漬けを作り始め、文句ばかり言われた。思い出すのはその匂い。


 そんな家族の歴史w。




 そうして、毎度毎度、食卓を囲むたび今でも私たちは互いに目を見合わせるのです。

 「ああ、これ食べたのは何年ぶりだろうね」なーんて(笑)。

 「久しぶりだね、これ食べるのは」なーんてw。


 そんな毎日の食卓は系統発生を繰り返している。
 包丁を初めて持った思い出を繰り返す。初めてカレのために手作りチョコを作ったこと。
 母親に料理のてほどきを受けたこと。

 普段は料理など決してしない渋沢龍彦、そのお兄ちゃんがユリ根を酒のツマミにしようと煮ていたことw。


 いつもご飯が美味しく、汁が味わい深かったことを再び思い出すのです。

 美味しくない食事などない。
 味わうことのない食事などありません。


 カレーライスからカレー蕎麦へ。
 パスタからナポリタンへ(笑)。



 その昔、「中央駅から動物園駅へ」なんてドイツ映画がありました。
 家出少女が、最後はドラックジャンキーの集まる動物園駅に辿り着く、そんな話だった記憶があります。


 アタシは人々に寄り添い見つめているそんな魂のひとつです。


 
めいしくおしあがれ






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