「孤独のグルメ」大晦日スペシャルを見る
正月らしい番組がユーチューブの公式チャネルで見れるというので新年から楽しみました。
なかなか目出度いのではないかw。
「孤独のグルメ」2021大晦日スペシャルです。
若狭湾から丹波、伊勢、そして静岡から東京への前編。
ドタバタ珍道中でした。
そして東京から北海道は小樽への後編。
ドラマ仕立ての現代わらしべ長者物語。
アタシと家内は日本地図を引っ張り出してルートを確認しようとキャアキャアやった(笑)。
しかしその引っ張り出した日本地図が小いせえのなんのw。
スゲー古い道路マップ(欝)。
この特番はロードムービー的な楽しさがあって、お馴染みの「孤独のグルメ」にしてはかなり作りこんだものになっていました。
たいしたものです。
仕事が小慣れてきてアイディアがよく出ている感じ。
ますますアタシはファンになった。
ますます「五郎の脳の声」の声優が気に入った。
やはり周囲を無音にしてエキストラの客がクチパク演技というのはやっていますw。
特に後編は「幸福の黄色いハンカチ」をモチーフにしていましたから懐かしく思った。
あの映画作品がアタシに衝撃だったのは、実は原作はアメリカの小説だったというところ。
よくもあれだけ日本的、まるで日本のオリジナルが原作のように換骨奪胎できたものだとその昔、アタシは思ったものです。
ちなみにアタシ的な名作「太陽を盗んだ男」これも海外、アメリカが原作です。
振り返れば「幸福の黄色いハンカチ」には桃井、武田、高倉、倍賞、タコ。渥美もいましたw。
鬼籍に入った人も多いですが、今からでもあの映像は金字塔だったと思う。
今の若い人は知らないままなのかどうか。
それを言ったら「ボトムズ」も「ガンダム」も古くなったのでしょうか。
「ダーティーハリー」も「カプリコンワン」も、「戦国自衛隊」もみんな遠い昔のものなんでしょうかw(泣)。
「まだ色褪せてはいない」、なんて、それが我々古い世代の強がりであったとしたら悲しいものがある。
ま、まあ、それならそれで頼もしいことではありますw。
創作、人間の創造力は無限大であって欲しい。
「悪貨は良貨を駆逐する」そんなことがないことを願います。
この大晦日スペシャルで特にアタシが気がつかされたのは「牡丹鍋」のことでした。
ボタン鍋というのはイノシシ鍋のこと。
アタシも家内とでその昔に一度、美味しく食べたことがありました。
山奥の温泉旅館に行っていただいたことがありました。
これ、鍋に入れるイノシシ肉が盛り付けられた様子のことでしょう?
それがこの異名の由来なのではないのか。
盛り付けられた肉がボタンのように見えるから牡丹鍋、アタシは今更ながらそこに改めて思い至ったのでした。
実はアタシは前は、「牡丹鍋」というのはただの「隠語」のようなものかと思っていた。
古来、四ツ足のものは食べないということになっていた日本人です。
仏教的には禁忌。
それでも四ツ足を食べるというのは野蛮な人、社会的な地位のない人たちだったから。
サクラ肉は馬、かしわは鶏。
鹿肉はモミジ、ウサギ肉は月夜。
生々しいものがみんな雅な言葉に置き換えられているのです。
しかしイノシシ肉の呼称はそうした隠語ではなかったようなのです。
イノシシ肉は固い。
冷凍でなくても切れば肉が縦に立つくらいの硬さがある。
だから煮込めば煮込むほど柔らかくなります。
固いから盛り付けると牡丹の花のよう。
こういうのはふとしたことで気がつくものです。
「孤独のグルメ」での山の中のポツンとした一軒家の店、牡丹鍋の店の描写を見てやっとアタシは分かったものでした。
まあ、山の中と言っても、なぜか店にはWifiが飛んでいるようでしたが(笑)。
その昔、アタシが山岳地帯にいた時、日本の「スキヤキ」の話しが出たことがあります。
店主はどっかに行って「スキヤキ」的なものを食べたことがあったらしい。
タイなんかでも日本のスキヤキなんて文化はポピュラーなものです。
そしたらアタシ、「スキヤキを出してみないか」と提案してみた。
こっちには新鮮な卵もあるじゃないか、醤油だって手に入る、と。
アタシが味の指導をしてやる、だからメニューに出してみたらどうかなんて言ってやったもの。
見れば、その店には「冷凍庫」なんて気の利いたものがあったのですからw。
すると店主、「冷凍庫とスキヤキの何の関係あるんだヨ?」なんて訝っている。
「あれはね、薄切りの牛肉を使うんだよ。だから、一度、冷凍しとけば薄くスライスできるというわけなのさ。それがコツさ。」
なーんてアタシは教えてやった。
すると店主が言った。
「牛かい?」
「ああ、牛肉さ。」
「あっ、いや、それはちょっとダメだわナ。ウチはヒンディーだからw。」
「あ、ああ・・・。」
なーんて話になったオチでした。
しかし奴さん、ヒンドゥーだと言う割には後日、どこかで干した牛肉をバクバク食っていたんだ。
そいつはいいのかイ?、なんてアタシが聞くと、「これはバッファローの肉だからいいんだ」とかw。
ば、バッファローって、それも牛でしょうに・・・(汗)。
全くいい加減なものなのです(笑)。
ヒンディー教徒の多い町ではウシたちが我が物顔で歩き回っています。
彼らは神聖な動物とされています。
堂々と道で寝転んでリラックスしている。 きっと彼らには楽園でしょう。
その風景を見ると、牛が増えすぎて困らないか心配になるほどですw。
「孤独のグルメ大晦日SP2021」は、ロードムービーの体裁になっていました。
あちこちを走り回っていました。
アタシなんて丹波の山の中なんて知りません。
ブログでもなかなか見た覚えがない。
黒豆の丹波、あの故郷かというぐらいの知見しかありません。
見るだけでトリップした気がしたものです。
実に面白い回でした。
ああして色んな風景が見れるだけで面白くなるのが近頃の我々です。
そういうのがすごく気になるのがアタシ。
尾根遺産のグラビアにしても、どうしてもバックの景色が気になってしまうのですw。
集中できないのですw。
色んな土地の知見が尾根遺産のボディの知見に優るようになってきたこの頃w(泣)。
ウチの尾根遺産のボディで堪能しとこうw。
番組中に登場した「ミニ」というクルマはクラシック・カーでした。
よく言われる「ミニ」ですが、オースチン・ミニとローバー・ミニ。ミニ・クーパーというもの、そんな変遷があります。
それぞれの時代の資本の看板の付け替えではありますが、オースチン・ミニは会社の再編でローバー・ミニになったりしたものです。
かなりマニアックな話になると思いますがきっとクルマ好きにはこたえられないでしょう。
アタシもよくは知らない(笑)。
五郎ちゃんご自身、松重さんはクルマ好きだといいますから、撮影も楽しかったのではないか。
彼はクルマが運転したくて酒を止めたようです。
アタシは・・・そこは逆だなぁ(笑)。
ナンバープレートが「世田谷 563」と、芸も細かいものがありましたw。
それにしても、劇中のリアルなあのナンバープレート、こういうのは昔はたとえドラマでもなかなか出来なかったものです。
そうは都合よくはならなかった。
ナンバープレートなんて官給品とイバってたw。
全てはお上からのお仕着せだったのがその昔です。
だから、昔は映画でもドラマでも、リアルなナンバープレートはことごとく動画からは隠されていたものでした。
最近はナンバープレートのナンバーは好きな数字を指定することができます。
ダブってなければ好きなモノ、希望する数字の並びを貰うことが出来ます。
それにしても、その程度の自由化に至るまで何十年経ったというのか。
その程度でドヤ顔をされても困るのです。
こういう官僚の仕事の遅さったらない。
そんなんで増税だけは妙に素早くやるわけ。
今回の増税はアメリカ主導の何か。安倍さんはそれを疑ったから殺された。
財務省はグローバリストの犬ではないのか。
日本を潰し、人々から選択肢を奪おうとしている!
とんだ官僚の国賊ぶりに新年に頭から湯気を出す!
おそまつ
※ ちょっと待って(笑)。
しかし井の頭公園は世田谷ではないのです。
アタシはあれはなんかの洒落だと思っています。
それにしても高いカニをたらふく食べやがってww(笑)。
アタシもそのうち奮発するか。水資源の保護はどうした。
それとも、アマゾンで「欲しい」、なんて欲しいものリストを公開しておいたら投げ銭のようにして誰かが送ってくれるのか、どうか(笑)。
最近、なんかの偶然かカニの話題が実に多い。
そろそろ自分自身、食べ時ではないかとも思うこの頃なのでしたw。
めいしくおしあがれ
