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「タイパ」という妄言の流布を考える


(これから話題とすることは30秒で読めます)

 ラジオのニュース解説をたまたま聞いたのです。
 そしたら、以下のなニュースを取り上げていました。

 「YouTubeなどで違法に公開されている『ファスト映画』に対する賠償訴訟で東京地裁は5億円の賠償を命じる判決を下した。」

 というニュースです。

 そして、

 「その賠償金額の算定の根拠として地裁は、ネットで映画を借りるとしたらだいたい一本400円ぐらい、その半分として一回の再生につき200円の損害とできるとし、YouTubeの再生回数から算出できるとしました。」


 と。

 これが本日の話題になります。

 なお、「ファスト映画」とは、映画の最新作などを無断で編集し、一時間半の映画などを十分に短縮版にまとめてしまうもの。
 これを広告コマーシャルをつけてYouTubeで公開し、著作権を侵害する違法な方法で稼ぐというやり方です。




(次の話題は1分で読めます)
 
 ラジオのニュース解説で、「ネット文化に詳しい」と称する人物がこれに対して理屈を展開していたのですが、これにアタシは驚きました。

 いくらこうした自称評論家、自称社会学者の言論が極めて低レベルなのが常としても、妄言であり風説でしかないとアタシは感じたからです。
 何かの意図があるようにさえ思えた。


 いわく、彼が言うには、

 「今の世の中は『タイパ』ということが特に意識されていて、それは『タイムパフォーマンス』ということなのですが、みながこれを求めています。
 それでこうした需要が出てきてしまうというのもあると思います。キリッ」


 なんて解説したのです。

 それがファスト映画が現れるようになった理由なんですと!! はっ!!

 ・・・ムカムカ、ムカムカ、ムカムカ(怒)・・・(略)。

 な、なんだ、この中二病的な理屈は!




(ことの本質は1分で読めます)

 こういうことを云う連中は『タイパ』と言いたいだけ、キーワードを流行らせてドヤ顔をしたいだけなのかも知りませんが、まるで意味不明です。

 いったいタイパとは何のつもりで使っている言葉なのでしょうか。
 「タイム・パフォーマンス」の略だというのです。
 その定義はなんでしょうか。

 「コスパ」の援用でやっているのでしょうが意味のある言葉と言えるでしょうか。


 時間は早送りできません。
 どんなに急いでも経過する時間は同じです。
 消費期限を正しく調べるにはその期間、缶詰を保管して開封して変質を調べないといけません。

 我々は人生という限られた時間を生きているのです。
 なんだかそうした現実を人に忘れさせようとするかのかような妄言ではないか。


 この奇怪な理屈を流布させようとする動機はなんなのでしょう。
 これも一種の「インフルエンサー」に当たるのでしょうか。
 でも、いったい誰のための?


 こうした妄言や誤ったロジックを流布させる連中というのがいます。

 古くは「一発の核爆発で世界中の核兵器が連鎖的には爆発して地球が滅ぶ」、「血液型占い」、「女性が髪に手をやるのは性的に興奮している証拠」、「男は余っている」などなどw。

 




疑問.1は2分で読めます)

 はて? それは「時間当たりのコスト」という価値、そんな意味なのでしょうか?

 つまり、一時間200円のカラオケ屋と400円のカラオケ屋を較べるようなモノでしょうか?
 「時間当たりのコストパフォーマンス」ということでしょうか?


 しかし映画というのは相手のスペースやサービスを使うものではありません。
 相手の時間を買うわけではありません。製作日数が長くても映画の値段とは関係ない。

 そうすると、長い映画を短くまとめて見れることで時間当たりお得になっているということになるでしょうか。
 レンタルすれば一時間で400円の映画なものを10分にまとめてしまった。
 その価値は6倍、すると2400円分の値打ちがあるとか?
 それが無断で二次製造された?

 判決は逆に一般的なレンタル料の半分に算定されています。
 違法に公開されたことによる映画の損害は一回再生当たり一般的なレンタル料の半分ということになっているのです。

 すると違法なファスト映画の公開はその一部だけを毀損したことになのでしょうか。
 そんな訳はありません(笑)。
 一部だろうが全部だろうが無断転載すれば著作権を侵害しています。


 そしたら「映画館で見る映画は長い方がお得」ということになる。

 んな馬鹿なw。




(次の疑問.2は2分半で読めます)

 いや、どうせ、「時間が有効に使える」とか、「時間を効率に使う」そういうニーズがあると、そんな意味で使っているつもりでしょう。

 分かってますwww(笑)。
 しかし、これは論理的におかしいのです。


 時間が有効に使えるかどうかは本人次第なのです。

 また、時間を効率的に使えたかどうかは結果論です。


 すなわち、「映画を短縮して見たい」というニーズにはどちらにも結びつきません。

 短縮した映画でもクソはクソです(笑)。そのクソ映画を面白いと思えるかどうかは人それぞれです。
 また、楽しめるかどうかは見てみないと分かりません。だから「短縮したい」というニーズが先にあるわけではない。


 つまり、どちらの意味にしても「タイパ」という価値観について存在を示せてはいません。

 そんな価値観があるとはできないし、タイパなるものが「ある」とするのは明らかにおかしな洗脳です。
 教義の押し付けのようなものではないか。
 だって、論理的におかしいことを「価値観」だとしてるんだから。




(以下の反論は2分で読めます)

 だいたい、そんなに時間を有効に使いたいという人々がいるなら、クソみたいに時間を無駄に消費させるユーチューバーの引き伸ばし、結論もなくダラダラと続く解説、そんなものを喜んで見ている連中が大勢いるはずもありません。

 電池を爆発させたり火をつけてみたり、他人がそんな馬鹿なことをしているのを見る時間のムダ。
 センセーショナルな言い方で「真実をお話しする」と言いながら、結局「これから先は言えません」、なんてのがユーチューバーの流す内容です。

 世の中にそんな時間を効率的に使うなんてニーズが今時あると言えるのか。


 「貴闘力ちゃんねる」なんて仄めかしばかりで何もない(笑)!
 彼が言う「相撲界の闇」ってのが何か、誰か具体的に聞いたことがある人がいるでしょうか。

 「桜ちゃんねる」だってアタシは10分と見れなかった!w


 それがファスト映画にニーズがある?!
 映画を短縮して10分に「まとめた」?

 「あらすじ」を書いたら1分で読めてしまうのです!


 ネタバレしたらほとんど映画なんか見る気がしないでしょう。
 しかしそれが裁判の争点だったのではないのです。




(前提は3分で読めます)

 最近はユーチューバーが儲かっていると言われてます。
 その一方には時間を奪われて平気な人々がいるということです。

 ファスト映画のタイパの理屈など、どうしたって成り立ちようもありません。

 動画はみんなムダで意味のないものばかり。
 そんなユーチューバーをプロモートする会社まで上場する始末。グーグル依存で上場ですかw。


 以前、アタシの話すことが冗長だとご批判を受けたことがありますが、それでもアタシの記事はそんな動画なんかよりずっと早く読めてしまいます。さらっと(笑)。


 だいたいの話、「時間が貴重」だとか「遅刻は許されない」とか言っている連中に限って非効率極まりないというのは昔からの常識です。
 ご自分は大した生産性もないくせに時間の貴重さ、効率の意味が分かっていると主張する。

 そうして「時間にルーズじゃない」とやっておけば自分の無能が隠せるからです(笑)。

 だいたい「遅刻が許されない」なんて二枚舌もいいとこで、おエライさんが遅刻すればどうするのか。
 どうせへいこらしているのです(笑)。
 目下や同僚に噛み付いて足を引っ張るだけの無能のやり方でしかない。

 待たされた間に何してたのか、呆然としてただボヤッと待ってるしか能がなかったというのでしょうか。


 はっきり言いますが、

 「遅刻が許されない」なんて言ってるのは無能で危ない。

 人に対して平気で嘘をつくような人間です。




問題点.1は5分で読めます)

 さて、結論から言えばこれはグーグルの問題であり日本の裁判、司法の問題であるということです。

 まず、グーグルという超独占企業の問題があります。
 もはや世界の情報を統制する専制君主、問題企業です。


 グーグルはYouTubeに違法にアップロードされたものを責任を持って管理していない。
 その結果がこのファスト映画問題なのです。
 それは広告主に対する責任も果たしておらず詐欺的な運営を続けています。

 しかし今回の訴訟の原告はグーグルを訴えてはいません。
 まるで馴れ合っているようです。
 それともグーグルが怖いのかw。


 もはやグーグルのシェアは独占禁止法に関わる問題とさえ言えます。
 それだけの責任がありながらファスト映画問題に対してグーグルが対応を積極的にしてこなかったから違法動画が野放しになり、映画配給会社が訴訟する事態になったのです。


 なぜニュース解説ではこのグーグルの独占状態を言わないのか!


 グーグルが運営するネット広告のネズミ講はネットの情報の流れ、その健全性を阻害しているのですが、解説すべきはそこなのではないか。

 違法動画、権利者は容認しているのに違法とされてしまう問題、パクリ動画、テキスト垂れ流しの無意味なネットトラフィックの浪費、詐欺広告、などなど。

 そしてグーグルの検閲。ウク、ワク。

 これだけの問題がありながらそれを無視して、ニュース解説は「タイパ」なる論理を出しているのです。
 そしてあたかも、「だからこういうものが出てくるのはしょうがない」とでも言っているかのようです。

 アタマがおかしいんじゃないのか! アタオカ




(問題点.2は3分で読めます)

 そして日本の司法判断の問題があります。
 違法なことに対して我が国の司法判断は懲罰的な判決をすることをほとんどしたことがありません。それがまず一番の問題。


 また、この算定方法は果たして根拠があるとできるのでしょうか。
 違法性の本質について取り沙汰する前に、我が国の司法は議論からこんな風にいつもスルりと逃げてしまう。

 今回の損害賠償請求の算出方式は検証されているのでしょうか。

 我が国の司法は「理屈が立つ方が通る」というものではないはずです。
 司法はまずその算出方法を検証して確認する必要があります。


 ファスト映画を見たユーザーが興味を持って本編を見るという宣伝効果はなかったと断言できるのでしょうか。

 つまり宣伝に協力してやっていたなんて主張もできるかも知れないのです。
 一方で映画配給元はあちこちで予告編を垂れ流したりしているわけです。それは本編に興味を持ってくれるという宣伝効果があるからでしょう。


 しかも、映画配給元はその映画作品の質について保証なんかしやしません。
 タレントを使い、内容ではなく宣伝ばかり、それで「君はもう見たか」なんて煽っているw。

 じゃあ内容さえ知っておけば周囲から話題に取り残されることはない、そう考える人々が出てしまうのも無理もないではないか。


 「お代は見てのお帰りに。面白くなかったら木戸銭は無用!」

 これがエンターテイメントの世界の常識ではなかったのかwww(笑)。




(結論は3分で読めます)

 結局、本日の結論を端的に表現すれば今のネット動画は「蛇口」ということなのです。

 今の世の中はまだ、「動画が見れる」という蛇口があることだけに満足している段階です。

 昔は子供が公園でよく叱られていたものです。
 子供が水道の蛇口をひねったり出したり、ずっとやり続けている。
 水をとにかく無駄にした。

 大人には何が面白いのか分かりませんでした。
 子供にはとにかくひねると水が出るというのが面白かった。
 これと同じ。とにかく「動画がネットで見れること自体」が面白いのですw。


 だから、ネット回線の業者は謳っているではないか、

 「最新動画が見放題!」

 なーんて。
 何を見るか内容は関係がない。
 それがあっちの見たくもない小汚いドラマでもいいわけでしょうか? 見るでしょうか?
 見ないw。

 見ないけど動画が見れる、そんな蛇口があることが大事なのですw。
 だから今回の裁判ではその蛇口を管理するYouTube、すなわちグーグルの責任の問題であるはずなのです。
 そして、賠償金額について雑な算定をした日本の司法の問題が取り沙汰されねばならなかったはずなのです。




(総論は3分で読めます)

 こうして、人々は考えることや自分自身が主体的に感じようとすることを奪われてゆきます。
 そこにあるもの、提供されることに疑いを感じないようになってゆく。

 まさにグーグルがなぜこんな違法動画を放置してきたのか、アタシは勘ぐりたくもなる。


 ファスト映画を見た人は映画に一人で突っ込みを入れてみたり、ここがおかしいとか友人と話し合ったりはしません。
 普通はしかしそうするものです。
 対話するように考えたり感じることで映画を見る利得を得るのです。


 その点、ファスト映画はまるで洗脳教育のように流され、目に入るだけです。
 10分経ってみれば人々は「その映画はもう見た」と思うだけです。何も残らない。
 どんな風に思ったか、どのシーンが一番よかったか、それはボンヤリしてしまい分からない。

 でも、今時それを友だちと共有しないと仲間ハズレなんてことがあるでしょうかw。


 「タイパ」、そんなものは存在ないのです。
 それが違法動画、ファスト映画の氾濫につながったのではない。
 グーグルの管理責任、その罪というだけです。

 それがなぜか賠償金額の算定という問題にスリ替わった。

 時間の節約なんて思い込みに過ぎませんし、効率的に時間を使えたかどうかは結果論。
 あくまで自分自身の問題なのです。





(付記は2分で読めます)

 最後に、お気づきだとは思いますが、ここまでアタシはいちいち、「何分で読めます」というのを試しにやってみました。
 実際にこういう方式をやってるサイトもあります。
 これはグーグルがサイトを作る時に提唱していることだと言われています。


 しかしウザいのではないか、どうかw。

 すなわち、それが「グーグルのやり口」ということです。


 読み飛ばしもありますし、立ち止まることもするものです。
 受け止める人それぞれではないでしょうか。
 それが「何分で読める」なんて、まるで読み手には自由がないように思えます。

 つまり「ファスト映画」と同じように感じる自由を奪っている。

 そして、これを「タイパにみんなが注目している」なんて決め付けることもそうで、人から何かを奪っているということなのです。
 ファスト映画は感じることを奪い、タイパという粗末な理屈は真実を奪っている。


 もし、そういう、自由を奪われるイラつきを感じていただけたら、この試みは成功と言えるかも知れませんw。


 「タイパ」なんて妄言を云う連中は、人々から考えることを奪うということ、選択の自由を奪うということに加担していると言えます。

 ひょっとすると、彼らはわざとやっているのかも知れません。

 プーチンは白血病だ、余命半年だと記事を書いてる連中に真意を聞いてみればいい。
 何しろ彼らのインチキな記事はグーグル推奨です。



おそまつ







※ なんか長くなってしまった。
 興奮してしまった(笑)。
 あ、・・・違う意味ですけどw。

 あまり言いたくはありませんが、アタシはディープステートとかグローバリストというものを念頭にこんなことを考えています。
 タイパという妄言の流布に同じものを感じるからです。

 彼らは人々から選択の自由を奪っている。
 それは漠然とした勢力であり、何かの結社ではありません。
 組織としてまとまっているとは思いませんが、確実にそうした人々から自由を奪おうとする勢力がいるとアタシは思っています。


 だから、まさかとは思いますが、、、

 「タイパ」の追求ということで、最後には「みんな死んでしまったらいい」、そんな誘導を画策しているとか?

 「どうせ時間がもったいないんだからみんな死んだらいいのだ」、と。



 最近は恐ろしいことが普通にあるから分かりません。

 けど、奴隷は自由に死ぬことも許されませんぜ。

 アタシはこのところ、よく安倍さんのことを思い出しています。





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