天津丼のバリエーション、隠し鱈
例によって残りご飯が少な目になってしまいました。
お代わりをしたりするとそうなる。予定が狂うw。
普通ならここでカレーなのですが、飽きたと文句を言う人がいる(笑)。
せっかく帰ってきたばかりですから勘弁してあげましょう。
しかしなんとかこれで済ませたい。
年末に近づいたというのに冷凍ご飯があるというのも困ります。
そこで今回は天津丼のバリエーション。
すき身鱈を使ったものです。
大きい鱈。
鱈は皮が固いものです。
それを魚売り場の人が剥いてくれると「すき身鱈」となります。
皮つきは焼きモノ用としてよく売られています。
塩鱈だと皮がついたまま。
やはり冬が鱈のシーズンのようで、最近は塩をしてない鱈がよく出回っています。
暖かい時の塩鱈は結構しょっぱいのが多いw。
まずはメンツユ系のダシ汁を少量、煮立ったら鱈を入れます。
蓋をして泡がブクブクでたら火を止めて置く。
煮付けを作る要領です。
火が通った鱈を取り出して別皿に。
この鱈からダシが出た汁にトロ味をつけます。
碗に片栗粉を取ってそこに酢を入れる。
砂糖も少し追加。
汁に火を通したら碗からトロ味の素を投入。
するとみるみるうちにトロっとした餡が出来上がります。
これで天津丼の餡になります。支度は完成。
ご飯をレンチンしている間に玉子をさっと作ります。
ボウルに玉子を三個。これで二人分。
よくかき混ぜたらフライパンに油を引いてまずは半分の玉子を入れる。
箸でほぐして半熟のオムレツ状態にする。
平たく作るのですぐです。
レンチンご飯を皿にあけたらまずは鱈、そして玉子をかぶせて乗せ、最後に餡をかければ出来上がり。
さあ、召し上がれ、急いでお食べ、早く食えw。
アタシのは待たなくていいから(笑)。
薬味に刻んだ長ネギはいかが。
これがなかなかいいのです。
同じ要領で今度はアタシの分の玉子を作っていただきましょう。
この料理の困るのは一度に二つできないこと。
いつものように二人揃って「いただきます」とは出来ません。
まあそんな時もあります(笑)。
親子丼もそんな感じになっちゃう。
料理を出して食べ手と作り手がちゃんと分かれる、そんなのじゃないから少しチグハグ。
だからカレーにしてジャガイモで増量がいいんだけどw。
鱈が大きいのでお腹は満足です。
玉子のボリュームも利いてます。
家内はちょっと驚いてた。
「魚臭い餡だ」
「こんな風にするとは思わなかった」
って(笑)。
天津丼の、玉子とご飯の間に何か入れるというのはなかなかです。驚きがある。
甘酢餡がまた格別です。
店では食べられないかも知れません。
カニなんかもいい。カニカマでもいい。
前日の牡蠣鍋の汁をダシにした味噌汁がつきました。
具は里芋と人参。
牡蠣のダシ汁が甘い感じで白味噌がよく合います。
タマネギもいいですが長ネギの薬味もこれにいい。
長ネギも最近は安くなりました。
太いのが三本で百円。
長ネギは安い期間が短い。待ち望んでいたシーズンです。
あらかじめ長ネギは刻んで冷蔵庫に置いておくといい。
薬味に何かと活躍してくれます。
お勧めです。
長ネギの成分がよく出てくれるのです。
だから蕎麦屋の長ネギは美味いんだw。
あれもあらかじめ切って置いてあるものです。
切りたての長ネギはエグい時がありますが、置いておくと甘みも出て美味しい。
人参ではひとつ、最近アタシは発見したことがあります。
前は人参は一本カゴから取って洗って、必要な分を使ったら残りは冷蔵庫に入れてた。
すぐに冷蔵庫で黒く変色してしまうので急いで使ってた。
この人参が黒く変質すること。
どうも原因は水分のようなのです。
だから人参は丸ごと洗ったりしない方がいい。
カゴにある人参を包丁で必要分だけ取ります。
それを洗って使うのです。
そうするとカゴに残っている人参は濡れてないから日持ちがいいのです。
家内にこの発見を話したら、茄子は冷蔵庫じゃなくて出しておいた方がいいと言った。
はあ、そうかも。
なんとなくやってたw。
白菜は冷蔵庫がいいとか。
大根も。
素材によって保存方法の違いが色々あるようです。
ですが、自分で発見しないとなかなかこういうのは身につかないもの。
アタシも白菜の根のついた要の部分をくり抜いておくと日持ちすると聞いたのですが、最近になってやっと習慣になりました。
やってくれて売ってる農家もあります。
ごいしゅうおざいました
