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おひとりでどうぞ

 とにかく、なるべくおひとりでなさってください。
 いつもいつもイライラにお付き合いするわけには行きません。
 それこそ、こっちだって都合というものがあるのです。

 「家のことを省みない」なんて、明治の男でもないでしょう。
 どうして小さなことすら私がやることと放っておくのかわかりません。
 あなたは何でもできるでしょうに。
 お金がないというのだけが私には困ります。

 私が死にましたらそれこそあなたはおひとりです。
 おひとりで、女でも博打でも好きなだけなさるのです。

 いつまでも二人というわけにはいきません。
 とても大事にしていただくのはよいですが、怒りをぶつけないでください。
 お金に困らないようにしてください。
 これでもできるだけがんばっています。
 こんな女はそうそういるものではないんですよ。




 文句を言う時、女の言葉はたいていわけの分からない非難に終始する。
 抽象的で何を示しているのかわからない。
 男に思い当たるフシがありそうだと勝手に困惑させて、いぶりだそうという計略か、それとも感覚的なことだけを言っているのか。わからないが、とにかく女の感性は謎だ。
 理屈があまりなく、雰囲気だけで攻撃されているように思える。
 そりゃあ金はない。
 だったら親族にでも金を借りてくれまいか。


 先日なんかは「お前はずっと馬鹿だと言ってきたが、ご覧の通り他の連中からすればお前はずっとマシな馬鹿だ」と言ったら怒られた。
 その較べた相手は年収2、3千だという偉そうにするだけの馬鹿者だったので、こっちとしてはきっぱりと誉め言葉のつもりだったのだが怒られた。
 当たり前か。
 俺はとても誉めたつもりだったが。



 嫁は実は年上の女だ。
 出会った時は俺は年上のフリをしていた。馬鹿の多い世の中で、ガキがむやみに賢いと損をする。だから出逢った時にもオッサン、オヤジのように接した。
 彼女はそれに付き合ってくれた。
 ほどなくバラして実は年下だとは言ったが、そのカミングアウトの時はどんな感じだったろうか。よく覚えてないから、これはまた次の機会にしよう。


 ともかく、今は美魔女と言われても本人は化粧はほとんどしないから、その言葉はそぐわない気がする。
 その上、ずっとひとつ違いだと思っていたら、忘れがちなお互いの誕生日のことをよくよく考えてみたら二歳ぐらいは違っていた。
 今更というぐらいだが、その時、やはり年上の女房というのは悪くないとつくづく思った。
 噛んだガムに味が残っていたような喜びがあった。またこういう言い方をすると、どうせ怒るだろう(笑)。



 夫婦仲がどんなに良くても結局は一緒、同時には死ねないものだ。
 男の方が寿命が短いから女は年上がいいとか、その逆だとか色々と理屈や経験は語るが、結局はどんなに理想を考えたところで同時に、まさに同じ瞬間に死ねるわけではない。
 どちらかがどちらかを見送るのだ。
 その時はともに戦ってきた戦友でありたいと思う。そうしてもらいたくもある。
 苦しいところを一緒に切り抜けてきた。世の中のどんな馬鹿でもやらないような意味不明の正義やら義憤のためにやってきた。成り行きに巻き込んできた。
 だからそれを幸福な代償だったとして認めては欲しい。そりゃあこれからはなんとかして金も損しないようにしないといけない。
 しかし意味ないだろ。ただ金があっても。
 カネには使い道というのがあるじゃないか。

 だからこのまま贅沢しないままでも、せいぜい誇り高く見送って欲しいとは思うのだ。
 これまで、俺が見送ってきたどの戦友よりも嫁は誇らしい友人であるのだから。

 まあそれでも、まず自分が見送られたいという願望は隠せない。
 逃げなのかズルいのか、そういうのはあるだろう。
 そこはみんなきっと同じだろう。
 だからといって、みんなそんなムチャをしているわけではないんだろうけれども。


 まだブレードランナーの「雨の中の涙」にはほど遠い。
 まだ少し先を急ぐ。



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