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クセモノ、ニセモノ、カニクリームコロッケ

 
 カニなんて高いモノです。お宝ではないか。
 なんでコロッケなんかにしないといけないのかw。
 それに火を通すとカニって味がよくわかんなくなる。

 アタシは業務スーパーの「ワタリガニ」の缶詰でパスタを作ってみたことがあるのですがピンとこなかった。
 カニらしい味が消えてしまった。
 そのまま食べたほうがよっぽど美味しかった。


 なのにカニをわざわざコロッケにするという料理。
 いったいアレは誰が最初に始めたものなのか。

 なかなか難しいシロモノです。
 家内は好きなものだからつい買いたくなるようで、揚げ物が続いてなければ買ってあげる。




 でも、たいていは家内はガッカリすることになります。

 「カニなんか入ってないじゃん」とか言うww。
 無理、ホンモノのカニなんか入れたら高くなっちゃうでしょうに(笑)。
 
 しかしカニクリームコロッケと謳ってるんだから申し訳程度にもあっていい、と。
 分かりますけど(笑)。


 そこは店の方も心得たもので、それで「カニクリーム風コロッケ」なんて名前にしてたりするw。
 もちろんカニは入ってない。なかなかのクセモノですw。

 カニカマとか、カニエキスとかも入れて作るんでしょう。
 まあ、あの赤い粒粒が見えればカニっぽくて満足しちゃうんでしょうが。

 そんなら別にクリームコロッケでいいと思うのですが、あくまで「カニ」にこだわっている。

 その方が売れるのでしょう。




 それにしてもカニクリームコロッケの「カニクリーム」って何だ(笑)。
 そんな料理は聞いたことがありません。

 だいたいクリームシチューにカニなんか入りません。
 もったいなくて誰もやらない。

 カニクリームってコロッケだけに使われるモノのような気がします。


 そうして、カニクリームコロッケには二種類あるんだと言うのが家内。
 ひとつはトロトロっとしたクリームがドロッと出てくるもの。
 トロリとしたのが出てくるとさすがの家内も文句がつけられないw(笑)。

 もうひとつが固めのクリーミーでないもの。
 ポテトが具の普通のコロッケで、白いもの。
 要はカレーコロッケと同じようにそれを牛乳系、カニ味をつけたコロッケです。
 これが「一番つまらないんだよ」と言うw。

 そんならカニなんか入ってなくていいからトロッとして欲しい。
 もしホンモノのカニが少しでも入ってたら嬉しい、そのぐらい面白くないそうです(笑)。
 ニセモノのカニカマでもいいんだよ、とかw。

 ニセモノでもカニと呼ぶ、呼びたいということでしょうかww。



 帰省中の家内ですが、近所から実家におすそ分けがあったとか。
 タッパーに入った手作りの混ぜ寿司をいただいたんだとか。

 大きなタッパーひとつ、そこにまた何か煮物でも詰めてあげて返すことになるんでしょうけど、風呂敷に包まれたそのタッパーの上には「永谷XX園のお吸い物」の袋が乗せられていたんだとか。


 気が利いているというかご親切というか、お吸い物までつけてくれたw。
 そんなことをする人ってあんまり聞いたことがないw(笑)。家内も面白がっていた。

 それを味わってたら母親と話になって、とうとうあれをスーパーでわざわざ買ったんだそうです。

 「美味しいんだよ。でもアレもニセだよね。」

 家内が言うにはアレも紛いモノで、ダシは松茸エキスのインスタントだとか。
 それで椎茸がひとつ入ってるだけだけど何だか美味い、って。


 「え? あれはホンモノの松茸じゃなかった?」

 フリーズドライの、わずかひとつでも、れっきとした松茸だと思った。
 確かに味付けは松茸エキスかも知れませんが、ホンモノが小さいのが一つ入ってたはずです。

 ええっ、違うよ!(笑)

 家内が電話口で言った。
 アタシがそう思うくらい「永谷XX園のお吸い物」はよく作ってあるんだってw。
 あれはちょっと濃いから薄めにしないといけません。普通のお碗じゃ濃すぎる。




 あの「永谷XX園のお吸い物」が妙に普及した昭和の振り返りのこと。

 東海道五十三次のコレクション・カードなんかがオマケで、集めてたなんて家内は言ったけど。
 そっちだったか?
 お茶漬けの方じゃなかったかな(笑)。
 集めるとアルバムをくれるんだっけ、それは「仮面ライダースナック」じゃね?
 永谷XX園もカードを収納するアルバムをくれたらしい。

 どうでもいいことを振り返ってしまったwww。

 「永谷XX園のお吸い物」は出前の寿司でよく付いてたのは知っています。
 なぜかどの寿司屋でも同じものでした。
 インスタント味噌汁なんてなかったかも知れませんがいつもアレでした。
 他のブランドのものが使われるということもなかった。


 握り寿司を出前でとって大人数の食事にすることがあります。
 法事や葬式など、打ち上げや式典。
 そうすると、寿司屋はたくさんあのお吸い物をつけて持ってきてくれたのです。



 あれは赤だしの代わりだったとアタシは思う。
 店で食えばたいていは赤だしやらお茶やらガリなんかのサービスがあります。
 でも出前ですから持っていけません。

 ガリだってちょっとお情けぐらいにつけるだけ。
 赤だしなんか持ってけない。醤油もご自宅でご用意いただくわけです。

 そのお詫びというか代わりにくれたのが最初。
 それがあのお吸い物の業務用の用途だったとアタシは思う。

 そのサービスのやり方が全国の寿司屋に普及したわけです。

 おすそ分けをしてくれた人もそのやり方を踏襲してたのでしょうかw。




 あのお吸い物をそのままご飯に振り掛けて混ぜご飯にすると美味しい、なんて家内は言った。
 なんかあの人工的な味が想像されて、聞くだけでアタマが痛くなりそうですがw。

 すごくたいしたことないものなんですがww、なんであんなにあちこちで見かけるのか(笑)。
 つくづく不思議です。
 アタシの推理は当たっているのか、どうか。


 それとも、カニクリームコロッケと同じくニセの魅力、フェイクの魅力なんでしょうか。
 ニセモノを作る工夫に子供っぽい興味を持つとか。

 そういうのはあります。
 本当にそっくりなのかわざわざ確かめたくなる。
 何も買えないからというのでなくても、そのトリックを味わいたくなる。

 駄菓子なんてみんなそうです。
 パインアイスだってあれは冷凍ミカンのようなものではありません。フェイクなパインアイスです。
 メロンのアイスもありました。あれは容器が可愛らしかった。あのザリザリした肌がホンモノのメロンを髣髴とさせたw。


 アタシはあのお吸い物の松茸はホンモノだとずっと思ってたのに。




 ちなみに寿司屋の出前ときたら「寿司桶」というのがあります。
 あの「飯台」を小さくしたような黒い塗装の容器です。
 シャリが引き立つように黒塗りの塗装です。
 側面には秀平塗りみたいな意匠の模様がされてたりします。

 あれは昭和の頃、寿司屋が立ち食いばかりでもなくなってきた頃のお話。
 昔は寿司屋ときたら立ち食いだった。


 そのうち店を構え出前をするようになった関西の寿司屋さんがこの容器を使い始めたというのを聞いたことがあります。
 重ねやすいし運びやすいものということで輪島塗に発注したんだとか。
 それがヒットして輪島塗に大量の注文が舞い込み全国に出回ったというお話です。

 今はプラスチックなんかになっちゃってますが、実際、骨董屋なんかにはホンモノの漆塗りの寿司桶が時々出るそうです。
 見つけたらお宝でしょう。
 なにしろ業務用ですから痛みが激しくて出回っているものは少ないはずです。


 同じような話では「蕎麦せいろ」があります。四角くてすのこが敷いてあるアレ。
 あれも一軒の蕎麦屋が始めたのが流行したものでした。

 店の間で流行してスタンダードになることはよくあるのです。




 つまり「永谷XX園のお吸い物」どころか「カニクリームコロッケ」もそうした店発祥の流行なのではないかということ(笑)。
 料理人のアイディアが家庭に広まることもありますが、飲食業の間で流行ることもある。

 「カニクリームコロッケ」は惣菜売り場ではスタンダードになっているのではないか。
 そう言えばスーパーの惣菜コーナーにはたいていあれがあります。
 アジフライの方が少ないぐらいではないか。


 どこかが始めたものが人気になって定着したのかも知れません。
 きっと最初はただのカニ風味のポテトのクリーム味のコロッケだったはずです。
 冷凍技術の発達でトロリをやる惣菜屋さんも現れた。

 そして業務用のトロリのカニクリームコロッケも売られるようになった。まだやらないところ、遅れているところもあります。




 料理って「模倣」という面があります。
 アタシも自分で作っててもどこかで料理屋を意識してたりするw。

 店は人の店の味をコピーしたり、スタイルを真似したり、サービスや器を真似する。
 「花咲爺さん」みたいなものですw。
 どこかがヒットさせると聞くと、とたんに真似をしだして広がったりする。


 お吸い物を塩だけで作ってごらん、その微妙な塩加減が料理人の腕の見せ所だよ、なんてその昔に聞いたことがあります。
 適量の塩だけのお吸い物を作ってそこにワカメを入れるとフワっとワカメの香りが立つ、そういうのはアタシも作ることがある。
 こってりズシンと重い味噌汁ばかりだと疲れることがあります。
 なかなか難しいものです。

 やっぱり模倣するにしても味が分からないとダメですww。
 それが基本。
 ちゃんと修行してないとニセモノならぬゲテモノになっちゃう(笑)。

 「くせ者」でありたいものです。

 
めいしくおしあがれ






※ 今日は「偽旗」なんてぶっそうな話にはならなかった。

 ニセモノなんて言ったら最近はそっちだから。

 よかったw。あんまりイラついてもしょうがない。

 まあちょっと「カニクリーム風コロッケ」なんてそんな匂いはしますが(笑)。


 米の中間選挙は共和党大勝とはゆきませんでしたがネジレはできた。

 ただ、もうアメリカの「偽旗」なんて通用しなくなっている気はします。

 ここまでウクをひっぱってきて、いよいよヤバイデン(笑)。



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