卵が安い、卵料理三昧を楽しもう
卵がすごく安く買えました。
ここのスーパーはタマにこういうことがある。油断できないw。
十個入りパックで95円。
お一人様ひとつだというので家内と財布を分けて会計。
後で帰り道、また舞い戻って都合三個買ってしまったのはどうぞご内密にw。
ウチに一気に卵が増えた。
このところ高かったのでありがたい。
常々アタシは思うのですが卵が「物価の優等生」なんてとんでもない(笑)。
ストップ高とストップ安を繰り返しているw。
鶏卵業界は鳥インフルで殺処分の災厄からなんとか立ち直ったようです。
値段はそろそろ落ち着き始めています。
さてこれだけ卵が豊富にあれば卵料理に遠慮はいりません。
これまでちょっとケチっていた感がある。
ゆで卵を冷やし中華に乗せるにしたって家内と一個を半分ずつ、なーんて。
「コルステロールが」なんて言い訳してもそこは方便ですw。
卵なんて三個や四個一日に食べたって実はあまり問題はない。
卵かけご飯は久しぶりでした。
これだけになってしまわないよう、家内と半分ずつにした。
最初に茶碗に少なめにご飯を持ってから卵かけご飯を食べたらまたおひつからご飯をよそえばいい。
こうすれば食べ過ぎない。
納豆も豆腐も、糠漬けも、魚の煮付けだってあるんだから(笑)。
アワビのダシ醤油で美味しく食べられました。
熱々のご飯が卵とからまった食感は美味しいものです。
醤油だと味が尖がってしまう、なーんて言ってみたけど、ダシの味に飽きてないだけです、きっと(笑)。
朝、アタシだけ食事をすることになった。
家内は腹が減ってないというからアタシがひとりでいただいた。
目玉焼きで自家製パンを食べることにした。
フライパンに薄くサラダ油を引いて、火をつけます。
火は弱火、ちょっとフライパンが温まったら卵を割り入れます。
塩を振り、コショウもかける。忘れてはいけませんw。
蓋はしません。
そのまま白身から弱火で卵の黄身まで火が通ってゆく。
そのうち白身がパリパリの香ばしい感じに焼きあがってきて、それでも黄身の方はまだ生っぽい。
白身の方が凝固しやすい性質。
黄身は上の方はまだ生っぽいけどすぐ下はもう火が通っているのです。
ターナーでそっと卵を皿に載せると外周の白身はもうパリパリになっている。
これをいただくのですがパンでまず黄身の生のところを突っつく。
やや温かくなっている黄身がドロっとパンにつく。これをいただく。
美味しい。バターもいりません。塩コショウで十分です。
次に火の通った本体をナイフとフォークで切り分け、パンに乗せていただきます。
ここでバターを少しつけてもいい。
パンに乗せた黄身と白身が混在した色合いに生唾を飲み込みながらいただく。
ケチャップ、マヨネーズ、ソースもいいでしょう。
わずかだけ。ちょっとだけですw。
コーヒーがことの他美味しい。
アイスコーヒー用の処分品の豆をドリップした。インスタントよりも豆がこんな目玉焼きには合う気がします。
目玉焼きは蓋をしないとこんな風に生っぽいところと焼けたところの両方が楽しめます。
英語圏ではサニーサイドアップなんて言う。
スポーツ選手のブランディングとかマネジメント事業をやってる会社も同名(笑)。
キタジマコウスケ、なんて選手のマネジメントをしてその昔に騒がれました。
(2180)、でも株価はどうしようもないw。
弱火でやれば半分ぐらいは黄身は固まり、上は温かいトロっとした状態。
これが目玉焼きの本懐だとアタシは思う。
生っぽいのは苦手と言う人は蓋をするといいでしょう。
下が焼けたらひっくり返すなんて技もありますw。
ターンオーバーなんて両面焼きが海外だと割とよく見かけます。
ホテルでよく焼き方を指定してる。海外の卵は日本ほど清潔でないこともあります。
それにしても、ガイジンはいちいちこういうのが煩いんだ(笑)。
何でも注文すれば偉くなれると勘違いしてるのかw。
「シェイクでなくてステアで」なーんてw。
しかしこれ、アタシはあまりこの両面ひっくり返しをやる日本人は少ないと思うのです。
卵は日本なら生でも食べられる。
それになにより、和食には「厚焼き玉子」というのがありますw。
ちゃんと火を通すというなら厚焼き玉子、ダシ巻き卵があります。
こういうの、あんまり焼いてしまうとゆで卵だか玉子焼きだか、境界が曖昧になるところがある。悩ましく難しいところです。
黄身を半熟にしつつ、かつ生っぽくないやり方というのもあります。
楽しくてナイフを入れるのがワクワクするような焼き方です。
ちょっと焼いたら仕上げに水を少しだけ流し込んで蓋をして蒸し焼きにする。
そうすると卵の黄身の部分に白い膜がかかって生っぽい見かけにならない。
ドギツくなりません。
コショウや塩が乗ってて固くできてるように見えるのですが、そこにナイフを入れればトローリと流れ出る、その黄身の醍醐味ったらないw。
ホットミルクでできる膜とか、ボンタンアメを包んでいるオブラートとか、鳥の「瞬膜」とかw。「膜」ってなんだかアタシは好き。
面白くて可愛らしいものです。けなげに何かを守っているw。
し、処女ま・・・(略)www。
アタシはスクランブルエッグはあまりやらなくなりました。
付け合せに簡単便利と昔は思っていた。
本当はバターをたっぷり、卵そぼろと差別化できるようにするのですがカロリーが心配。
よくホテルの朝食バイキングではやってくれてます。
ミルクを入れたりと工夫してくれている。
オムレツもやってみた。
焦したタマネギを包んで夜のツマミに作りました。
やわらか半熟のオムレツもいいけどしっかり焼くと食べ応えがあります。
酒のお供に悪くない。
チーズを入れたり挽肉を入れても楽しいものです。やはりケチャップが合う。
オムレツともなると油は薄いとちょっと難しい。
スプーン一杯ぐらいはサラダ油が必要になります。
普段はアタシは油はできるだけ遠慮しています。
厚焼き玉子にしても、箸でなくてヘラを使ってますから巻くのも少量の油でできる。
ハケのようなものでフライパンに油を広げるぐらいです。
まあ気分の問題ですからオムレツぐらい遠慮なく油を使ってもいいかも知れません。
オムレツもホテルの朝食バイキングではお馴染み。
あれはショーのようなものでしょう。
フライパンを濡れ雑巾にいちいち置いて温度調節したり、手元でトントンとやる。
料理人の腕の見せ所です。
あの手元でトントンというのはオムレツがふんわりするためのテクニックです。
重力でオムレツの卵が潰れ、重い感じになってしまわないようにするため。
一度、アタシは意地悪でもなかったのですがコックさんに「中は半熟のトロトロで表面はやや固くして」、なーんて注文してみた振り返りのこと。
そしたら、そのコックさんは二回に分けて卵を投入して作ってくれた。参ったw。
フライドエッグというのもあります。ウチはやらないけど。
サラダ油で生卵を揚げてしまうやり方です。
油のせいで白身がチリチリと巻いて面白い様子になります。油っぽいですけど。
アタシは子供の頃に本を読んで感心し、作って熱中していたことがあります。
同じようなものでポーチドエッグなんてのがあります。
お湯を張った鍋で割った卵をそっと茹でるものですが、酢を少しだけタラしておくと卵が崩れません。
あれは名前からすれば馴染みが薄いかも知れませんが、実はみんなよくやってることw。
鍋です(笑)。
鍋の〆によくやることではないか。
ダシのよく出た鍋をやった残りに各自が投入して思い思いの湯で加減で最後にいただく卵の美味しいことと言ったらない。
ウチは鍋をやると最後にたいていこれです。
でも、蕎麦やうどん、ラーメンに入れたりするのだって同じようなものです。
味噌煮込みうどんにはどうしたって卵の投入が必須ですよ、ね?www。
味付け卵を作るなら茹でたての殻を剥いてメンツユに漬けます。
熱々を頑張って剥いてメンツユを入れたビニールに入れて冷蔵庫へ。よく浸みる。
温泉卵はサーモスが活躍。
時間さえちゃんと管理できれば簡単便利。冬の方が失敗がありません。
茶碗蒸しはレンジでできる。スが入るのはご愛嬌です。
プリンも簡単。
メレンゲにすれば卵のまた別の顔が拝める。
なんと、卵って実に万能なものではないか。
さんざん家内と食べて話して、今日は何にするなんて話になった。
ご飯で卵料理にしようと言う話になった。
「天津丼がいい」と家内のリクエストでした。
中国は天津にはそんなものはないというので有名な日本発の中華料理です。
ナポリタンと同じ。
天津丼を作るのはスピードと段取りが勝負です(笑)。
まずメンツユを利用して中華スープを作っておきます。
ワカメを戻し、ネギを刻んで入れ、味付けは薄味のメンツユに少し塩。
仕上げに胡麻油を垂らして完成です。
コショウを入れるのは忘れたくない。中華風な感じを出すためです。
餡も作っておきます。
こんなの自己流でいいわけですが、アタシはよくメンツユを利用しています。
ケチャップでエビチリソースみたいなのでもいい。
今度はメンツユを甘くして酢を入れます。たっぷりの餡でいただくから薄味に。
片栗粉でトロ味をつけて仕上げです。
粘度が強くなってしまいがちなので餡が固くなったら水で薄めればいい。
今回はこの出来た餡にアブラカレイを投入しました。アブラカレイは柔らかい。
タンパク質があった方がいい。
レンジでご飯の茶碗をチンしておきます。熱々に。
平皿に茶碗を伏せて丸く盛り付け。
その上にかき卵を乗せて餡をかけるだけです。
さてかき卵の作り方。
やはり油がそこそこ必要で、スプーン一杯のサラダ油を使います。
家内と二人でボウルに卵を三個。よく溶いておきます。
フライパンに流し込んだ溶いた卵はすぐに形を崩してそれをまた整えながら焼く。
丸くなり真ん中が半熟になります。コンロの真ん中はすぐに固まらない。
小さなフライパンで、卵が油で泳いで固まってゆきます。
スパチュラを使ってすぐにテーブルの家内の皿にひっく返して乗せる。
半熟の卵が油を吸ったのが中で少し流れてご飯に浸みこむぐらいがいい。
ひっくり返して乗せるのはターナーよりもスパチュラがやりやすい。耐熱シリコン、百均ですw。
ご飯茶碗を伏せて丸く皿に盛ったところにまずアブラカレイを乗せ、これを隠すようにして卵、そして餡をたっぷりと。
さあすぐにいただいてw。お早く召し上がれ。早く食えw(笑)。
残りの油を使ってアタシの分も急ぐ。
一緒に食べ始められないのはしょうがない。
二回目のアタシの分はフライパンが温まっているので簡単ですが。
味変ということで赤いスイートチリソースなんてのもいい。
オムレツとはまた違った趣向でなかなか楽しいものです。
スピーディーで美味しいです。
そこは「卵かけご飯みたいなもの」なんて言わない。気分が違うのですww。
めいしくおしあがれ
