冷凍庫事情で贅沢に走る
このところ思わぬ贅沢が続いています。
ちょっと後ろめたいような戸惑いのような、複雑な感情が湧き上がります。
冷凍庫がいつの間にかパンパン、氷をストックしとくスペースがなくなっていたためです。
困る。
アイス。氷の生産循環とストックが滞っています。
氷のために夏場はスペースを空けとかないといけなかった。
夏なんてあまり食べないものです。
ソーメンで暑さをしのぐ、肉のストックなんかあまり必要ない(笑)。
夏バテしなくていつ痩せられるんだwww!
ところが、急に夏が本番、いきなり暑くなったから準備できてなかったのです。
食材が冷凍庫をパンパンに膨らませてる。
どげんかせんといかんw。
先日の味付け肉だって半分は残して冷凍しています。
チビチビと使い、チビチビと食べていた。
買うなら大型のパックが安い。半額ならより安い。
どうしたって減るわけがありません。
冷凍貯蔵の補給が迅速でした。
いや、あまりに迅速過ぎた。アタシはやってることを疑うべきだった。w
夏になったんだからモノは痛みやすい。どうせ処分品は手に入りやすいのです。
当たり前のことです。
店だってもそうはオーバーナイトできません。
スーパーのショーケースはお買い得品に溢れているのです。
"夏場は何を買わずに我慢しようか、むしろそれを考えよ"
焼肉セットを食べちゃったからと、また牛肉、豚の切り落しを補充していました。
カレー用の豚コマもあります。
鯛のアラも。
じゃがいもが高いからと冷凍のポテトフライも買っていた。
それで、気がついたら氷を置く場所がほとんどなかった。
なんとか消費してストックのスペースを広げてやらないといけません。
しかしそれも自然に消費してやる必要があります。
無理やり食ってはいけません。
食べ過ぎは太り過ぎ。トド腹の元ですw(泣)。
それで、冷凍庫のものを中心に消費しているのですが、そしたら思わぬ贅沢になってきた。
鯖を一人一尾ずつ食べた。脂がよく出て美味しい。
なんてこと。
冷凍オクラの味噌汁、冷凍セロリも使いました。
こんなの一気にはなくなりませんが。
冷凍しといたシラスまで大根おろしと添えた。ご飯をたっぷり食べてしまいます。
豆腐、糠漬け、漬物、納豆までw。
贅沢は走る。疾走する。ドンブリメシが加速する。
粗食の誓いからどんどん逸脱しています。
味わいが横溢し食卓が王侯貴族のようになってきたではないか!www。
今日はタイのレッドカレーをいただきました。
"夏場はカレーだ。辛さが猛暑を吹き飛ばす。"
レッドカレーはその素が業務スーパーに売っています。
それが一番安くて本格派です。
他の輸入食材店だと「観光客向け」のような味わいになってしまいます。
どうにも上品に過ぎるのです。
シンプルで素朴、応用の効く基本のレッドカレーの素です。
業務スーパーあたりのものがお勧めです。
添加物もほとんどない「味噌」のようで安心です。
まあ実際にもタイでは味噌のようなものですがw。
生姜とハーブ、唐辛子を混ぜ込んだ味噌。
アタシはエスニックには詳しいんだww!
タイなんかに行ったら「No! 味の素!」と言ってみるといいでしょう。
「アジノモト」で通じます。
彼らは近年、中毒のようにして日本の「味の素」に依存する傾向がある。
だからみんな料理がこんな系統の味になってしまいます。
「味の素を抜きで調整して作ってくれ」なーんて頼むといい。すると彼らのチャレンジ心を刺激して、伝統的な味のものを出してくれます。
肉は豚のカレー用コマ肉を使います。
まずレッドカレーの素を投入して油で少し炒めます。
これをやるとザラザラした感じがないのです。
面倒ならやらなくてもいい。
そのままダシや水、スープに溶いても大丈夫。
生姜がちょっとザラっとした舌触りになるだけです。
次に冷凍セロリを刻んで入れます。これは高くなった玉葱の代わりに。
弱火のまま。
人参を切って、豚肉を投入してゆきます。
豚肉はカレー用に切ってあるのでそのまま。
ゴロッチョと入れちゃうw。
これらを弱火のまま、焦げ目が少しできます。
まだまだ。
どんどん食材を入れてゆきます。
タケノコ、やはり冷凍しといたもの。タイ風カレーには欠かせません。
自然解凍させておいたのをスライスして入れます。
オクラは仕上げに入れます。解凍のため冷凍庫から出しておきます。
一人三本。
冷凍のブロッコリーも入れます。これらは仕上げにちょっとだけ火を通すもの。
シイタケも入れましょう。これも冷凍しておいたのがあった。
薄くスライスして入れます。
タイ料理ではマッシュルームみたいな変わった丸いキノコが定番です。
「フククロタケ」というものです。
あれは変わってて美味しい。 マッシュルームを少しエグくした味です。
シイタケもクセがありますから代用には都合がいい。
今回は本格レッドカレー。
だから日本のカレールウは入れません。入れると「マッサマンカレー」ww。
もう豚肉から脂が出てくれてジクジク鳴っています。
材料をグルリと天地返ししたら水を投入して煮込みに入ります。
ジャガイモを忘れてました。
ジャガイモを入れて芯がなくなったら全体の出来上がりの目安です。
妥協なきレッドカレー。
仕上げに砂糖を入れます。少し甘さが分かるぐらい。
タイ料理は甘くて辛い。そしてハーブの味わい。そんな感じw。
これで出来上がりです。
ここから火を止めて一時間は寝かせます。
作ったら待つ。
味噌汁でもカレーでもコツです。
ちょっとプカリンでもしてコーヒーを飲んで、紙ゴミでもまとめてれば一時間なんてすぐですw。
こういう「待つ」というのが美味しさの秘訣です。
食べる直前に火を入れて、最後はココナッツパウダーを混ぜ込んだら完成です。
ヨーグルトも入れました。
それでも十分に辛いです。ここのレッドカレーはすごく辛いw。
サラサラのいつになく具沢山のレッドカレーが出来上がりです。
食卓にもまたゴチャゴチャと並べるものがあります。
ナンプラー、レモン果汁、パクチーオイル、自家製ハバネロ。
味を見ながらお好みに。
付け合せはポリポリのラッキョウ。自家製生姜酢漬け。
よく冷えた水も大事な脇役です。
目玉焼きをトッピング?
・・・いけません。
そこまでゆくと贅沢を通り越してそれは奢侈です。
奢侈禁止、天保の改革(笑)。
"吝嗇をもって節度とすべし"
今回はあくまでウチの冷凍庫事情によるもの、特別作戦なのですw。
いやぁ、しかし美味しいものです。
肉もすごく柔らかい。
たしかブライン液につけて冷凍したんだった。
うひゃあw(笑)。
なんてゴージャスな味わいなのか。
この具の種類もアタシには「禁じ手」といわざるを得ない。
炊いてまだ二回目の残りご飯、これをカレーにしたのも贅沢な趣向。
残りご飯が最後になって、二人ではご飯がちょっと足りないぐらいの時にカレーをやるのが最近のルールでした。
ジャガイモなんかで増量してペロリといただく。
まだ残りご飯がたっぷりある状態でカレーとはwww。
もうこのまま夜もカレーになりそうです。
考えるだけで胸、もとい、胃が熱くなってきます。
"暑さ忘るるレッドカレー、胸も胃も燃ゆる"
また味付け肉で焼き飯を作りましょう。冷凍庫を占拠している。
豚のハツはとても焼き飯に使いやすい。
鶏の胸肉は取り出して鶏ハムにします。ビニールごと保温調理。
鶏ハムでサンドイッチにいい。
まだまだ氷のためのスペースが少ない。
そこのけ氷がお通りだ。
イカもあった。
やっと安くなったと買ってた。
イカが不漁でその代わりにアジやイワシが豊漁だったとか。
やっとイカが帰ってきて、代わりにアジやイワシが消えるのでしょうか。
困るw。
新鮮でワタがとても美味しいものでした。鮮度のためすぐに冷凍したんだった。
これはイカのパスタかなw。
まだまだ進撃は続きます。
めいしくおしあがれ
※ フクロタケは日本では缶詰ぐらいでしか見たことがありませんが面白い食感です。タイ産の缶詰を輸入食材店で見たことがあります。
以前、「くわい」の缶詰が売っていて買ったことがありますが、やはりタイのものでした。
日本だと正月ぐらいしか買わないけど、慣れると色んな使い方ができるものです。くわいもカレーに合います。
もったいない話です。
縁起を担ぐ余り、日常品としては買ってくれなくなってしまうという(笑)。
しかし、乞食根性なものだからアタシはつい、肉や魚ばかり冷凍していますが、野菜の方がお高いのです。
だからビーガンの人なんて金がないとやってられません。
これも「一日一食」という健康法に似ていて、肉は消化しようとするエネルギーがかかって効率かよくない、だから豆の方がずっといいなんて考え方。
ビーガン食のプロレスラーやアメフト選手もいます。
相撲取りではアタシの勝手な憶測に過ぎないのですが、炎鵬が一時、ビーガンだっとアタシは見ています。
どうもそれには失敗したようですがw。
もう七月場所が近づいています。
なんてこと。
やっと。あの、キャバクラ謹慎の朝乃山が帰ってくる!
