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スーパーの落ち武者物語


このところ、スーパーで半額シールになる時間が早くなった気がしています。
 早めの処分ということなんだろうと思う。
 早めに在庫を手放すということ、米金利上昇とは関係あるのかw。

 我々も時間を調整しなくてはならなくなりました。
 二人で手分けして同じ時間帯に違う店を攻めることも多くなりました(笑)。

 「待ち合わせ」なんてもっとムフフなものであるべきなんですが、アタシらはどうにもムードがないw。


 そのスーパーでよく見かける人で、「落ち武者」と我々が陰で呼んでいる人がいます。
 文字通りザンバラの髪の人w。

 何人かいた顔見知りは年齢のこともあるのか、このところすっかり見かけません。




 かつては、トランプのストレートフラッシュになぞらえて見ていたものです。
 もはやキング、ジャック、テンを見かけることはもはやない。
 今見かけるのは中国人嫁のエース、男漁りのクイーン、資産家の息子らしきフリマのジョーカーぐらい。

 「落ち武者」はその意味ではまだ比較的新しい顔見知りだと言えます。

 まだ若そうな人ですがザンバラの髪が目立つ。
 背は小さく、ちょこまかと店内を動く。
 その姿は戦国時代当時の足軽たちが現代人より背が低かったことを思い出させます。

 彼はいつも、昔はよく見かけたUCLAのボストンバックを抱えている。
 一方の腕にスーパーのカゴを下げ、半額処分品を狙っています。


 薄くなったアタシの髪の毛からしても落ち武者は紛れもなくご同輩であり、半額処分を狙っているところもまさしくご同輩ということ。




 しかし、実際には我々はそういう半額ハンティングはこっそりやるものです。

 あからさまな態度で半額処分を狙うということはしません。
 遠巻きにして時間が来るのを待ったり、係りの人がやってくるのを待ったりする。
 あるいは他の商品を物色しながら時機を待つものです。

 物陰に隠れ、じっと獲物を待つものです。


 だいたい、店側に我々が半額シールを待っていることを悟られると貼ってくれないこともあります。
 バイトにそんな指示があることは容易に想像がつきます。
 「半額シールを待ってる連中がいたら貼らなくていいヨ」、なんて(笑)。

 しかし彼はと言えば露骨に獲物を待ち続けている。
 獲物のコーナーに陣取って辛抱強く待ち、係の店員が来るのを心待ちにしている様子は誰にでも分かってしまうことでしょう。

 それはまるで仕掛けた罠の前で待っているようなものです。
 そこにノコノコ獲物が来るわけもありません。

 それで空振りになってしまうことはあるようです。
 我々が見切りをつけて帰ろうとしても、まだ半額を待っていたりする。

 彼はまだ半額品の狩猟、半額ハンティングではシロウトなのです。



 落ち武者のことはその風体に目が止まったという程度でしたが、前から認識はしていました。
 
 今では彼もこちらを認識はしているでしょうが、前は彼の狙うものと我々とはまるで違うものでした。
 だからあまり行動を観察する機会はなかった。
 昔はよく、落ち武者は弁当や惣菜コーナーで半額になるのを待っていたものです。


 夕刻の半額ゾンビたちは、店員がシールを貼り始めるとじっとしていた状態から活発に動き始めるものです。
 そしてシールが貼られ始めると貼るそばから次から次に品物を取っていきます。
 あっと言う間に弁当や揚げ物、和え物が売れてゆく。
 落ち武者はそんな中にいた人でした。

 半額品を得るために時間を費やし、待つために半額になりそうなものに目をつけた。

 「ゴドーを待ちながら」というベケットの戯曲も、そんな感じだったかも知れません。
 人間の不条理。
 生きることの不条理劇です。

 落ち武者はその不条理を半額のスーパーでやっている。

 買い物に来ているはずが半額品を得ようとスーパーに来るようになる。
 転倒した主客、それが私たちの夕刻の存在意義に他ならなりません。




 その頃、落ち武者は惣菜という加工品が半額になる理屈をまるで考えてないように思えました。
 午後3時に作りましたとシールが貼ってある惣菜は半額にはなりませんw。
 彼はそんな惣菜さえじっと見張っていた。

 いつも決まった時間にシールが貼られるとしか考えていず、シールが貼られる理由も、それでもまだ店が儲かる仕組みであることも、彼はまるで気にかけてないように見えたのです。

 惣菜は古くなった冷凍品を店内で改めて加工し、賞味期限を延ばしたものもあります。
 売られているものを見れば一目瞭然。

 あの冷凍品が惣菜に化けたんだ、なんてすぐに分かる(笑)。

 また店側は半額にするため、特売の値段をわざわざ高いものに貼り替え、それから半額シールを貼ったりもします。
 「キツネとタヌキの化かし合い」なのです。




 落ち武者は半額の時間を待ちながらショーケースに寄ってくる人々を見ます。
 キョロキョロと、誰がどんなものを取っていくか眺めてる。

 落ち武者は途方もない虚無の中に自分がいることに気が付かない。

 ただ惣菜を待ちながら何かを考えている。
 落ち武者は惣菜という虚構に気が付かなかった。

 「半額シールを待ちながら」w

 買い物が済んで部屋へ帰れば虚無感が待っていたはずです。

 どれも結局はたいしたものでもないのです。
 それでも、彼は待つことで得られる半額品のお得感を信じ続けているように見えた。




 我々はもはや惣菜にはほとんど関心を払うことはありません。
 それはごく特別な時、気が向いた時に買う程度の「無駄遣い」でしかない。
 所詮は二次加工品に過ぎないのです。


 ところが、ある日から落ち武者は惣菜コーナーとは違うところに陣取るようになりました。
 我々が目指すコーナーに行くと、落ち武者がいるようになった。

 いつの間にか、彼は魚売り場、肉売り場で待つようになっていたのです。

 ヒトの成長は著しい。
 いつの間にか、落ち武者は自宅で料理をするようになっていたのです。
 
 ぎこちなかった消費者は頼もしく成長し、彼は自分で料理するための素材を狙うようになっていました。

 落ち武者はもう惣菜コーナーにはあまり行かなくなったのです。




 先日、家内とアタシは手分けしてそれぞれ別なスーパーへ処分品を見に行った。

 家内は黒ソイを二尾買ってきた。

 トビウオがあったから家内はそれも一度はカゴに入れたといいます。

 その時、落ち武者も近くにいて、家内が取ったのを見ると彼はビクッと反応したw。
 彼はすぐに奪われないよう反射的にさっと残りのトビウオのパックを取ったとか。

 「アンタ、もうそれは持ってるじゃないサwww」

 もう、ひとつはカゴに入れていたのに、落ち武者は無意識にトビウオをまた取ってしまったんだとか。
 落ち武者のカゴには他にイトヨリがあったといいます。


 ところが、家内はレジに向かう途中でトビウオの産地に気が付いた。
 XXX産だというので、我々にはちょっと合わない場所でした。
 家内はトビウオを魚売り場に返しに行きました。

 すると、魚売り場で「長考」している落ち武者がまだそこにいた。

 彼はよく長考しています。とても長い時間考えている。
 落ち武者が獲物をカゴに抱えながら、買うかどうしようかずっと考えているのをよく見かけます。



 家内がトビウオをショーケースに返すと、落ち武者は家内をまるで子供のような目でまじまじと見たそうです。
 「どうして?」なんて感じで見つめたそうなw。

 それはあまりに子供っぽい目つきで、好奇心にあふれていたとか。

 その上、落ち武者は家内よりずっと背が低い。
 だから、つい家内は、「これはね、XXX産のだからネ♪」なんて、子供に諭すように言いそうになったとかw。

 「ヲイヲイ、よしてくれよwww(笑)。」

 危ないところで家内は我慢した。
 なんとかそれは言わずに済んだそうですが。


 落ち武者はあまり産地は気にしないようですが、では彼はいつも何を悩んでいるのか。
 彼が長考するポイントは我々には分かりません。




 落ち武者のカゴの中はいつもいっぱいです。
 肉、魚、そればかりが入っている。

 前は惣菜や弁当ばかりでしたから格段の進歩だとは思います。
 自分で作れば惣菜の四分の一の値段で食べられる。

 喜ばしい限りと密かにエールを送りたくなる。
 今は彼は「自宅ごはん」、素材に集中して買っているのです。


 しかし、そのカゴに野菜が入っているのをアタシは見たことがありません。
 豆腐も、フルーツも買ってない。練り製品も買わないようです。


 買うのは肉と魚だけ。
 きっと集中力がある人物なのでしょう。

 「野菜を食べないってヒトもいるからね」なんて家内は言った。

 落ち武者は太ってもないし髪の毛を除けば健康そうだ。
 やはり野菜を食べないと髪によくないのでしょうかw(笑)。

 しかし野菜っての高いものです。
 きっと彼にはそれでもいいのでしょう。




 落ち武者が買い物の技術を磨くのはまだ先のこと。

 来店時間を調整したり、売れ残るよう位置を変えたり。
 誰も興味がなかったようにキレイに戻したりw。手に取られたものは乱れます。
 後で取りに来るよう見えないところに隠して置いてきたりw。

 工夫すべきことはあります。

 それに半額品でなくとも、特売品に目をやればお得なものはあります。
 彼がそれに気がつくのはまだ先のこと。
 「賞味期限間近」なんて、投売りで売られたりもするのですが何しろシールはありません。
 落ち武者は気がつかない。

 「あ、でも、ひょっとしたら資産家のご子息かも知れないよ」
 
 なんて家内は言った。
 都市部だというのに広い農地があって野菜を作ってたりして(笑)。

 そういえば仕事帰りというわけでもない様子。 作業員風の格好でもない。
 不思議な感じではある。

 それに落ち武者は半額品にしても霜降り肉など、高そうな肉も買っているのです。
 アタシたちには「関係ない肉」w。




 いつものスーパーに落ち武者がいないと最近はアタシは寂しく感じてしまいます。
 殺伐とした半額ゾンビに混じって、まだいたいけな落ち武者が長考しているのをみると癒される。
 言いたくはないけど可愛らしいw。


 いっそ彼には家紋のついた戦国のぼり旗でも背負ってもらいたい。
 そうしてショーケースの前に陣取ってて欲しいものですw。
 それこそ足軽のようにw。

 関が原とは言いませんが、彼の壮絶な闘いを見てみたい。
 石田西軍、戦死者3万。
 徳川方東軍、戦死者1万と言われます。

 西軍石田三成は斬首。
 それは天下分け目の合戦でした。

 裏切りの小早川秀秋はパンガシウス。
 1680円で売ってるものを2680円で売る。

 ・・・いえ、あくまでアタシの密かな夢です。


おそまつ







※ 「戦国のぼり旗」っていうのはよくある戦国時代のアレです。
 足軽が背中に刺して戦場を駆け抜けた。

 我が国の人はのぼり旗がとても好きです。
 その歴史は戦国の世に遡ります。




 最近、こういうのは簡単に作れるようになっています。
 格安でネットのWebの上で自分でデザインして簡単にオンラインで作れるのです。
 そうして宅配してくれます。

 ひとつだいたい二千円ぐらい。カラーで布に印刷してくれてちゃんとしたものが作れます。
 棒もついてくるw。

 今、アタシが学生ならぜひひとつは作っておきたい。
 昔は気の効いた学生は名刺を作ったものでしたがw。

 「のぼりキング」とかが有名なところ。

 ああいうの、もっと活用してマスク反対とかワク反対とか、ウクのナチ反対とか、色々やってもいいと思うのですがwww(笑)。
 反対ばっかだww。

 「憲法九条を改正して平和を」かな、アタシなら(笑)。

 いや、それは他の人次第というもの。
 今の人たちが戦争が大好きで、ロシア叩きに酔いたいというならしょうがない。

 「鬼畜ロシアをやっつけろw。ゲンバク落とせ。」

 って、民主主義です。参院選です。


 やっぱりアタシが背中に背負うなら「尾根遺産」の字でしょうかwww。


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