ウクライナの喜劇、憲法九条のための悲劇
バイデンは先日呆れたコメントを出し、現在進行中のインフレをロシアのせいにしたとか。
呆れた話、本末転倒も甚だしいではないか。
「経済制裁」と称し、ロシアからの物資をことごとく拒絶しておいて、それでいざ自分らが困ったら「ロシアのせいだ」、と。
西側はなぜ停戦やその交渉の仲介をいつまでも始めないのか。
グローバルに世界がつながっているからこそ平和が保てる。
本来の言葉の意味での「グローバリズム」、それは気候変動に対する世界的な協調行動を後押しし、ましてや核兵器による軍事バランスを凌駕する平和的なものだったはずです。
しかし結局、この言葉は虚像であったのであり、今やロシアに対する対決姿勢しかありません。
今は核による抑止力さえ無視され、公然と核戦争が話題になっています。
「核の使用が懸念される」から抑止力になっていたのであり、「核の使用を前提とした準備や考え方」は絶望しかもたらしません。
これもまた本末転倒なものです。
しかし誰もこれを止めない。
ヒロシマ、ナガサキのヒバクシャ連中にしても、ロシアだけを非難して核戦争を煽っています。
西側全体はこういうことをずっとやってきました。
そうして今、わざわざ未曾有の危機へと自らの背中を押しているわけです。
今、まるでロシアによって食糧やエネルギーを人質にとられたような話をしていますが、ロシアの生産物はロシアのものでしょうwww。
西側のものではありません。
未だにアフリカを植民地のように考えている国々、西側はいったい何様のつもりか(笑)。
思えば、こうした西側による馬鹿げた無法の伏線は随分前からあったことです。
それは確かロシア企業による欧州自動車部品会社の買収という話でした。
ルノー傘下かフィアット傘下だったか、会社が傾きお荷物でしかなかった会社。
交渉の末、ロシア企業が買収するという話になりロシア側と契約に至りました。
ところが、土壇場になってこの契約は反故にされます。
ただ一介の議員の煽った「安全保障上の理由」という言説によって、ドイツ政府はこの買収交渉を反故にさせ、ロシア側には違約金すら払われず買収は中止になりました。
この時、プーチンは次のことを言っています。それはよくアタシは覚えてる。
「こういうことを西側の連中はしてくるのだ。
我々はよく覚えておく必要がある。」
と。
あの時、誰か一人でもおかしいと声をあげた人がいたでしょうか。
ただ今のように、「みんなで渡れば」式にそんな無法がまかり通ったのです。
ちなみに今回のロシアによるウクライナ侵攻は国際法上も合法です。
ウクライナはミンスク停戦合意を破り、東部のロシア系住民への攻撃を再開しました。
これにより東部ドネツク共和国から支援要請を受ける形でロシアは侵攻したのですから、今回の軍事作戦は合法です。
これに対しアメリカはずっと無法をやってきました。
それはベトナム、イラクを持ち出すまでもありません。これまでアメリカによる数え切れないほどの軍事介入がありました。
かつて、日米貿易摩擦なるものが起き、日本のラジカセがハンマーで壊され、日本車を叩き潰すというパフォーマンスが報じられました。
あの暴力的な光景を見て当時、大多数の日本人は思ったものです。
「無理もない、トラの尾を踏んでしまったのだ」と。
これぞ平和ボケであり米国追従であり、どうしようもない奴隷根性だったのですが、それに気が付くのはずっと後のことになります。
いや、今でも気が付いてないのかも知れませんw。
「何でもアメリカの言うなり」なんてことはあってはならない。
我が国が国連の「非常任理事国」だというなら、それなりの主張をしなければ「アメリカの傀儡」と言われるのがオチなのです。
「名誉白人」に過ぎません。
米国に迎合してばかりではいけないのです。
今の異常なボケ老人バイデンの喋り方、あの映像を見て、日本国民はまだ気が付かないのでしょうか。
アメリカの政治主導ということからはもはや脱却しなければならないのです。
しかしどうも米国内でも、FRBなど金融当局者もこうしたバイデン政権の暴走に異論を差し挟むつもりはないようです。
彼らはインフレを口実にして金利正常化に舵を取ったままです。
FRBは古い経済学に固執し、インフレ対策としての引き締めが予想されています。
これで供給量の不足に対応する投資の拡大は先のことになるでしょう。
つまりインフレは継続し景気はシュリンクしてゆくことになります。
しかし彼らは単に金融政策の自由度を取り戻したいだけ。
利害が一致したというだけです。
だから、これから激しくなるインフレはロシアのせいで例外的な事態だという言説に乗る。
これから景気は悪くなる一方ではないか。
アタシはそんな予感さえします。
そうなればどうなるか、遠くの戦争で盛り上がってるのでしょうが不景気となれば話は別です。
戦争に歓喜しても腹は膨れません。
それにやがてアメリカ国民も気がつくことになるのでしょう。
市民はダメージを受けてから初めてコトの深刻さに気が付くわけです。
バイデンはこのままロシアヘイトで中間選挙を有利にできると妄想しているようですが、それはないと思います。
むしろ、恐らくは絶望的敗北を喫するのではないか。
その「兆候」がほとんど見られないことがまさにその兆しと言えるかもしれません。
しかし驚いたことにバイデンにはそれが見えてない。
しかし、何しろトランプが下ろされた経緯は極めて不透明でなものした。
彼自身がクチにする「票が盗まれた」なんてことは単なる大衆向けの象徴的な言い方に過ぎません。そりゃあ多少はあったようですがww(笑)。
むしろトランプが大統領在任中から散々デマと中傷を受け続け、米国民はトランプが悪いと騙され続けたことです。
国民の心が盗まれたことは間違いないでしょう。
このことがあるため、今回は米国民はトランプ支持についてあえて沈黙を守っているのだとアタシは思っています。
黙って静かにしている。
きっと人々は目立たないよう大人しくしているのでしょうw。
だから、当然起こってもおかしくないインフレや燃料価格の高騰に対するデモや、ウクライナへの多額の武器供与などに反対する目立った動きはありません。
このために、バイデンには自身の不人気ぶりと国民からの疑念がまるで伝わっていないのです。
だからバイデンは未だにウクライナに肩入れし、戦争を煽り続けている。
彼のアタマの中では政治的な勝算があるのです。
それを誰も諌めないどころか全員が軽挙妄動に乗っている始末。
まるでアメリカが独裁国のように見えるほどです。
アタシはバイデン政権がひっくり返されるどころか、民主党が崩壊寸前にまで追い込まれる予感さえしてなりません。
そんな中間選挙ということになるのではないか。
それまではトランプを待望する人々は息を潜めて待っているのかも知れません。
中間選挙はこの11月にやってきます。
西欧諸国にしても、とにかく我慢しろ、ロシアを制裁してやっつけるんだから我慢しろ、なんて市民にやっている。
そういうユーロ官僚や西側政治家のアタマの中には第二次大戦ぐらいしかない。
古いアタマでしか現代の地政学を考えられていないのです。
ロシアはドンパスの占領と併合なんて考えてないでしょう。
ともかく、そうして政策当局にはもう凍える冬が見えていて、ドイツでは今のうちから燃料の節約なんて話が出ているといいます。
また夏のバカンスになれば大衆は忘れる。
セーヌの河畔で日光浴をしているうちは大衆は忘れる。
すぐに寒い季節がやってきます。
政治屋たちの身勝手とユーロ官僚組織の利権のため、ロシアを制裁して滅亡させられるという誇大妄想がまかり通っている。
そのために市民の生活が犠牲にさせられるのです。
政治が市民の生活を守ろうとするのではなく、市民に犠牲を要求するというのですから本末転倒な話。
正直、狂っている。
我が国ではまだ実感が沸かないようですが、岸田の無能、そして際限ないかのように出てくる官僚たちのダラしなさ、政策の放漫、こういうこともまた、政治による市民への苦痛の押し付けに他なりません。
どこもかしこも同じなのです。
もはや西側では政治が機能していないかのように見えるのですが、どうか。
食料品価格の高騰は欧州で目立っていると言います。
ブログでも探せばいくらでも出てきます。
日本から嫁に来て西欧暮らしをしている主婦なんかのブログ。
今から思えば欧州という差別社会の中に飛び込んだ人々。
いくら西側メディアが必至にロシア叩きの報道を垂れ流していても、現実の生活は苦しくなってゆきます。
業務スーパーのパスタはその影響で5割値上がりしています。
幸いに我々にはコメがあるから印象は薄いようですがwww。
未だに「プーチンは倒れる」なんて、調子に乗っているインチキ評論家がいますがよくも平然としていられるものw。
まるでお墨付きを得たヘイトであるかのように言いたい放題のミスリード。
それは西側も同じ。マスコミなどもはや機能していません。
しかし当然ながら格差というものがあります。
豊かな連中は物資が足りなくなっても逃げ道がありますが、普通の人々にはそれはありません。暴力と騒乱でしか抵抗できないのです。
ウクライナとロシアの小麦は欧州に来ない。
いったい、あの恐ろしいロシアの「走る棺桶」の話はどこへ消えたのでしょうかwww。
小麦がなくなりパンがなくなった欧州にロシアの「走る棺桶」が来てくれるのでしょうか(笑)。「あんパンマン」を焼きにwww。
プーチンどころか、ゼレンスキー自身が「食糧で欧州は苦しむべきだ」などと言っているのです。
ゼレンスキーはロシアから西側に行っていたガスの元栓を締めてしまったw。
リモートで自らは傷つくことなく武器だけを供与して参戦しようとしない西側にゼレンスキーはイラ立っています。
もともとそれは予定されていたことですがw。
ゼレンスキーは誰何なく非難し、西側に噛み付いています。
そうして彼はまるで西側のリーダーのように振舞っている(笑)。
いつまでもそんなゴロツキの攻撃的な態度が看過されるはずもなく、ゼレンスキーのメッキは剥がれ始めているようてず。
しかし、そんなもの最初からなかったとアタシは思いますが(笑)。
だって、事実の確証もなく中身が分からない段階からウクライナには正義があるかのようにやってたんですから。
振り返ればわずか三ヶ月前のこと。楽天の三木谷は支援金を贈るとやらかしたwww。
もはやアタシは確信しています。
ロシアにこそ正義があるのだ、と。
でもアタシは「そら見たことか」なんて言わないw。
アタシはヒネくれてるだけかも知れないから(笑)。人が考えを変える邪魔はしたくないw。
先進各国、政治とマスメディアはしかし考えを修正できないでいます。
それともするつもりもないのか。
この先、坂道を転げるように成り行き任せが続くのでしょうか。
大勢がひとつ方向を向いている時、立ち止まる勇気が必要です。
まあ、それがおかしな連中ばかりでは困るんだけどw。
「ウクライナの悲劇」なるものはありません。
彼らはこの紛争をネタに西側各国から支援を受けていますし、このカネを巡ってそれぞれが横からピンハネ合戦をしているからです。
提供された武器は横流しされ、提供された資金の行方は分かりようもない。
我が国の支援募金、その行き先を誰が確認したのか。
それが昔から言われていた汚職国家、ウクライナの実像です。
「欧州でも最大の軍備があり、欧州最大の小麦の生産国で輸出国。
そして欧州で最も貧しい国がウクライナである。」
訳が分かりませんwww。
汚職のはびこるこのゴロツキ国家に支援金が入ったおかげで、彼らはどんなに攻撃を受けようが身内のナチに殺されようがこたえない。
カネは命より大事www
そんなウクライナ情勢の、どんな連想から出たのかは知りませんが、我が国では憲法九条の改正と国防について世論が大きくなっているように思えます。
アタシは当然のこととして歓迎はしますが、しかしなぜ今、岸田は改正を提起しないのか、そのことには疑問がある。
今こそ急いで改正すべきではないか、と。
しかし、その憲法改正の真意は果たして理解されているのか、どうか。
「憲法九条を改正し防衛を整備する」そんな考え方がありますが、それは転倒した考え方だからです。
逆です。
「防衛を整備しそのための法律を整えるために憲法九条を改正せねばならない」
ということだからです。
なぜなら我が国は法治国家だからです。
しかし正直、今でもやろうと思えばいくらでもできてしまうのです。
尖閣が占領されれば日米同盟に基づいて米軍が参加せずともw、「日米合同作戦」と称して尖閣を奪取できる。
条約は国内法に優先しますから、日米安保条約によって戦闘ができる。
今でも我が国は北朝鮮の攻撃に対して迎撃どころか基地を攻撃することができます。
迎撃しようとして向こう側に着弾してしまった、遺憾ながら(笑)、とすればよい。
我が国の政治家にはそう考える人も多い。
しかしそれではいけないのです。根本が間違っている。
これは単に言葉の問題に過ぎないように思えますが危険なことです。
どうも最近は法に従って国家が運営されるという原則がないがしろにされているとアタシは思う。
政治家や自衛隊上層部の胸先三寸で国防が運用されては困るのです。
我が国は戦後の昔から野良犬を叩き、必至に致死率百パーセントの狂犬病を撲滅してきました。
それなのに「ウクライナ支援」なんてその場の軽薄なムードにほだされて、ペットの犬の隔離監視を怠ったのです。
そもそもウクライナの避難民はペットを連れて日本にやって来てはいけなかった。
これに役人は平然と「問題はない」なんてやったのです。
問題がないことが重要なのではありません。
法が守られなかったことは問題ではないのか。
こんな法を無視する考え方であれば混乱しかないのです。
有事にさえ場当たり的な対応しかできません。
たまたま奇跡的に有能な指揮官がいればよいですが、通常なら全く機能などしないはずです。
平和も降伏もない。
ただ今のウクライナのように泥沼の戦闘が続くだけです。
ウクライナでは巻き込まれたくない市民が脱出しようとしたり、ロシアと和平をしようという各地の市長や首長が「裏切り者」として殺されています。
法にのっとって行動し、法にのっとって秩序が維持されるということをみなが理解すべきです。
その法律がウクライナのように、「ロシア系住民の財産は取り上げてよい」なんてことになっていることはどうなのか。
あるいはもし、「朝鮮系日本人の財産は取り上げてよい」なんて法律ができたとしたらどうかw。
そんなものは「法律」とは言いません。憲法の裏づけがないんだから。
こういうウクライナの内情について西側は批判をしなくなりました。
しかし批判されないから「やっていい」という話ではない。
対岸の火事どころか、これこそが我が国にとっての問題なのです。
筋道を立てて、共同体の誰もが納得できるものでなければ統治はできないのです。
共同体の合意があって法があり、法によって秩序が保たれるからです。
憲法九条という曖昧な条文のために、防衛のための手順作り、すなわち法が整備できないのですから裏づけとなる憲法を改正すべきなのです。
まずは法律のために憲法九条を改正すべきなのです。
「我が国は外国勢力に浸透されている」などという話にしても、まずは法の整備あってこそなのです。
おうぞどだいじに
