パンガシウス売りの攻防
以前、パンガシウスが使われたアクアパッツアのパックを買ったのでした。
あれから再びありつけてはいません。これはその後日談です。
どうもウチのよく行く店は、コスXXコなどの大手メガスーパーで売られるパックを横流し、いや、仕入れていてwww、そこに値段を乗せて売っているようなのです。
みんな大きなサイズ。
そういうのが好きなヒトはいるようで、喜んで買っていく。
大きなピザ、巨大なチーズケーキやティラミス、パックにまとめてそのまま調理すればよい味付けの焼き肉セットも四人分ぐらいがまとめて。
スープにシチュー、アクアパッツア、カルパッチョ、ローストビーフ、などなど。
みんな大きなサイズです。
容器にしても大きくてハッタリが効いてる。
パーティー用みたいな、そんな感じもします。
こういう、ちょっとテイストが従来品ではないところ、そこがかいいのかも知れません。
しかしだからってアメリカから持ってくるわけではないのですw。
どっか委託されたところが作っている。
飽食のニッポン、みんな普通のものには飽き飽きしてしまっているのでしょうか。
この商品は「定価」というのがあって、例えば海老のカクテルみたいなのが1680円のものです。
ちゃんとラベルを剥がすとそう書いてあったwww。
そこに定価2680円として、店が独自にシールを上から貼って売ってます。
アタシはアクアパッツアを処分で半額、その上にカキカキで500円で買えたことがあります。
基本的には処分品でも利益は乗せるわけですから定価よりは安く買っているはずです。
800円ぐらいで仕入れて定価を2680円とする。そして処分品なら500円。
どうせそんなところではないかw。
こんなのアリか(汗)。
なーんて、気が付いた時にはそう思ったものです。
違法じゃないけど呆れた。
しかし、シールを剥がせば本来の「定価」が見えてしまうのですからしょうがない(笑)。
なんともまあ間が抜けた話ではありますw。
商売の世界では「仕入れ値がいくら」なんてことすらあまりオープンにしないものですが、これは「定価」に上乗せしているのがバレてしまっています。
つまり、どっかの店では千円も安く普通に売られていることになります(笑)。
我々の店では千円が上乗せされている。
それがバレてしまっているのですw。
アタマ隠して尻隠さず、なーんてそんなもののリアル。
笑うしかないww。
最近も同じようにこんなパックが並んでいたから興味本位に覗いてみた。
時間的にも処分の時間ではなかったので、見たのはあくまで興味本位です。
「ローストビーフ・シーザーサラダ」だったかな。色々とあった。
すると、その定価のところが今回はマジックで黒く塗りつぶされていた。
変えたのですwww。
「ガチだな、これ(笑)!」
わざわざ隠すぐらいなんだから、やはりリアルに千円乗せてたということです。
別に間違った定価を直したとか、そんな穏やかなもんではなかったw。
どっかで売られているのを買ってきて乗せて売っているのです。
なんとまあ、いい商売を思いついたものです。
千円乗せて売るだけ。
早い時間に夕餉の支度をする向きならそのままお買い上げになる。
いくつか売れてしまえばもう損益分岐点ですw。
しかしそれでもアタシたちにはまだ甘いというものw(笑)。
マジックが透けて下に定価がうっすら見えてしまっています。
こりゃあ、むしろ前よりも悪い間が抜けた状態とは言えまいか。
バレバレだwww。
別に文句はつける筋合いではないけど、こういうのは見せてくれるなヨとは思った(笑)。
また次の週、同じようにパックが並べられていました。
今度は隠された値段表示がありません。
内容物や賞味期限とか、製造責任会社とかゴチャゴチャ書いてあるシールのところに定価表示があったのですが、もうそれがない。
黒く塗りつぶされていたところに値段がないのです。
これは本体に印刷されなくなったということでしょう。
また対策を打ってきたというわけですw。
どうやら、仕入れてる店と交渉して、定価欄を違うところに、消してもらったのではないか。
向こうだって大量に買ってくれる良い客には違いありません。
そのぐらいはやってくれるでしょう。
しかし相変わらず千円を乗せて売ってる感じです。もう覚えちゃったw。
いくら隠してもこのところの失態で、それはもう周知されてしまったと思うんだけど・・ww。
「ほとぼりが冷める」ということはありますから、暫くすれば売れるようになるのでしょうか。
いずれみんな忘れてしまうんでしょうか。
そうなると記憶の勝負になってくるw。
サバイバルですw。
やはり買い物には「値踏み」とか「目利き」というのは大事なことです。
「これならいくらぐらいが妥当」、そんな判断はできた方がいいのです。
相場ぐらい知っておかないとボッタくられる、それは普通のことです。
店側にしたって、ドミXXピザなんかを参考にして値段をつけてはくるのでしょうが、そういう適正な価格との折り合いが重要です。
そうしてドミXXピザよりは安いとか思わせて買ってもらう。
そこが店と客とのせめぎあい。
こちらも心して構えている。
騙されないように、幻惑されないようにしないといけませんw。
まあ、ウチとしてはあまり狙いたい獲物でもありません。
それだけに他のお客の変化や反応はあまり見てません。
そんな「せめぎあい」は他のお客にもあるのか、どうかw。
しかし、なんか喜んでる人はいるようで、半額程度の段階からケータイで奥方にいそいそと連絡して、相談なさっている人もいる。
「うん。あのさ、アクアパッサってのでサ、海老とか海鮮がいっぱい入ってる。白身の魚も。うん。半額で1300円なんだよ。どーする? うん。そのまま鍋にかけたらいいみたいだし、旨そうだよw。」
なーんて報告なさってる。
今夜はパーティだな(笑)。
・・・まあ、アタシが買った時はちょっとアクアパッツアは脂がキツくて洗い物が大変でしたけどw。
その洗い物の手間の分も値段に入ると・・・考えるとちょっと、なあw。
こんな風な「コスXXコ商売」って、ウチの方だけなんでしょうか。
それとも最近の流行りかw。
こういうの、売ってる側も面白くなってるんでしょう。
それはよく分かります。
だからこんなマジックで塗りつぶしたり値段を隠したり、対応がすぐされたのです。
ひょっとしたらアタシらにバレてたのが見られたかも知れませんw。
「モノ売り」というのは面白いものです。
ご子息が専門を学びに大学に通っています。
そこへ、アルバイトなんてやるようになって、ちょっとした小遣い稼ぎをしようとする。
そうして働くようになるとモノ売りの現場が面白くなってハマってしまう。
ハマり過ぎて学業はそっちのけ、挙句にはスーパーやアパレルを第一希望にしてしまい安サラリーで就職してしまったりするwww。
そうして他のバイトやパートと同じような仕事でもすっかり満足してしまう。
顧客満足を追求し、接客を覚え、在庫の管理、バックヤードすら楽しい。
モノが売れて業績が月次で分かる。
棚を工夫したりレイアウト、陳列方法を考えたり、どんどんノメリ込んでゆきます。
そういうことは会社側というのはちゃんと分かってますから「棚卸し」なんかは外注してしまうものです。
面白いモノ売りのところだけを従業員に任せることになります。
在庫を管理するのは資産を管理するために必要なことです。
今、これをアウトソーシングする業種が脚光を浴びています。
商品の棚を一括でデジタル撮影し、リモートで作業してくれるなんて手法も開発されいてます。
しかし親御さんは嘆くものです。
そりゃあそうだww。
高い授業料払ってきてせっかく大学を出たのに、バイトレベルの仕事をされても、と。
将来はどうなのか、そんな仕事で潰しが利くのか、なんて。気を揉んでいる。
しかしお子様はすっかり充実感を持ってしまっている。
輝くばかりの毎日ですww。
ご本人は「やりがいがある」と思ってるだけに親御さんとしては始末におけません。
正論なだけになかなか説得もできない。
資格だキャリアだなんだなんて言ってもまるで耳を貸そうとしない。
「これぞ中身のある仕事なんだ」と頑として主張する。
それにはこっちもなかなか言い返せない。
「父さん! 父さんのコンサルの仕事なんて寄生虫じゃないか!」
「なっ(怒)! なにおうっ!」 「あなたっ止めてっ!」
バシッ!☆
・・・ああ、昭和だw。
こりゃあ昭和のドラマだ。
実業のニッポンww(笑)。
今ならこれ、DVで通報ですか、ああそうですか(笑)。
しかしまあ、アタシは別にいいと思うのです(笑)。
結局、問題は賃金を上げない経営側の問題なのです。政府立法の問題。
もっとクリエイティブな仕事へと発展させられない使用者側の問題なのです。
助言をするってなら、いっそ「組合」でも作るよう言ったらどうかw。
いや、こういうことはよくあることです。
結果が出るモノ売りというのは一種の「魔力」があります。
これからDXがいくら進んだとしても、やはり何らかの形で残ってゆくことになるでしょう。
実はこのことでは「とっておきの実例」というのがありますw。
元横綱大乃国の芝田山親方がそれですw(笑)。
今、相撲協会はとにかく稼がないといけないと危機感でいっぱい。
コロナで地方巡業が長く中止されていたり、本場所の観客数も大幅に制限されていました。
つい先場所で弁当などの販売を再開したばかりです。
コロナ対策の期間にも、協会はとにかく収益を上げないといけませんでした。
それが親方や弟子、力士の給料になるわけです。
収益の柱がNHKの放映権料だけではどうにもココロもとない。
それに興行は独立性を確保しておかないと不逞団体NHKにいいようにされてしまうかも知れません。
4K放送で力士の毛穴まで見えるようになった。
なら、映像の価値が上がったんだから放映権料を上げるべきではないかっ!www
・・・いや、これは割とマジな意見なんですが、あしからず(笑)。
タニマチからの募金みたいなのばかりだってそれだけに頼るわけにもゆきません。
力士が顔も見せず、パーティもなくてコロナ感染防止ということではだんだんカネが集まらなくなってしまいます。
関取の名前だけでそうはカネを出してはくれない。
それで、相撲協会は収益の多様化に迫られました。
やっと「重たい尻」を上げたというわけでしょうかwww。
そうして、大相撲協会は最近、通販の商品を開発してみたり、ユーチューバーになったりと八面六臂の活躍がとても目立ちます。
頑張っている。感心します。
アタシも見習いたいものです(笑)。
その中でも芝田山親方のセールスぶりはすごいものがありますw。
大相撲境界開発のスイーツ、レトルト食品、土産物、エプロン、なんでもござれ。
どっかの名店とコラボしたとか、説明させれば弁もさわやか立板に水のごとしw。
あれは彼がabemaTVでレトルトの国技館カレー、国技館ハヤシなんかを売り始めた時からでしょうか。
水を得た魚のように活き活きとしていて驚いたものです。
巡業部長だった親方でしたが巡業がなくなって、それで開発部長になったのかw。
それはそれは、ものすごい豹変ぶりだったのでしたw。
このところすっかり人が変わったようです。
芝田山はモノ売りにハマってらっしゃるのですwww(笑)。
おかげで芝田山のNHKの解説も面白くなった。
以前の芝田山親方はなんだかオブラートに包んだような言い方で、クサすこともあまりせず、褒めてばかり丸めてばかり、まるで面白くなかったものですが、最近はのびのびとお喋りになっています。
取り組みに苦言も言い、ちゃんとした解説になってきた。
いつになく面白くなってきたと感じます。
呆れるほどモノ売りが堂に入っている元横綱w。
それは天性のものと思うほどですwww。
彼はスイーツが好きで作るのも趣味とか、その名を別して「スイーツ親方」という。
お相撲さんで安心!、安全!、健康!!www
めいしくおしあがれ
