ウクライナの真実と嘘、シュレジンガーの猫
先日の「シュレジンガーの猫」の話をしたくなったのは、最近のウクライナ情勢から「情報の真実と嘘」ということについて考えたからでした。
「シュレジンガーの猫」で云う「原子の崩壊」ということを「情報の虚実」に置き換えてはどうかと思ったから。
このところ極端に劣化している日本の同盟国アメリカ。
ちょっと心配になるほどです。
まあ、アメリカ民主党政権政府のことではあるのですがw。
彼らが実質は引き起こしたウクライナ紛争であるのに、今やその落としどころがまるで読めなくなっているように思えます。
アメリカはいったいどうしようというのか。
核戦争さえ懸念されるほどです。
実際、自制がまるでない状態なのが西側であり、NATOとアメリカの挑発は際限がない。
その危険はないとは言えません。
一方、先日の対独戦勝記念日のプーチンの赤の広場での演説はとても節度があるものでした。
アタシは感動さえ覚えた。
それに対してバイデンとEUはまるで気が狂ったかのようにプーチンを「戦争犯罪人」などと言うだけです。
とても尋常には見えません。
だいたいアメリカがこれまでやってきたことを振り返ればとてもそんなことは言えないはずです。
他国で殺戮しまくり、他国の政権を転覆しまくり、何でも自分の思い通りにしようとし続けてきた。
「イラクに大量破壊兵器はなかった」
西側を戦争に引きずり込むため、フェイクを平然と発信し続けるウクライナ、そのゼレンスキーはともかくとして、アメリカを中心とした言論、西側の報道はおかしくなっている。
出所不明の情報、確認できてない推測記事を流し続けています。
これはアメリカの作り出したフェイクの流れ。
アメリカが主導してきた世紀が終わりを迎えるような気がしてなりません。
さて、この「シュレジンガーの猫」という命題の本質についてはアタシはお話しました。
しかしこの命題をどう解くかは実はお話はしなかった。
まずその命題の本質について説明したかったから。
巷では誤解も多く、本質から離れたものが多いからです。
そうではありませんw。
クイズやトンチ問題ではない(笑)。
「仕掛けから予測できる中の猫の状態を説明せよ」
という命題です。
だからと言って「死んでるか生きてるかは確率的なんだろ」、これではいけません。
別にくじ引きの仕掛けではないのです。
なぜなら物理的な法則というのは確実なものだから。
目の前の事象はちゃんと説明できるはずなのです。
投げれば落ちるし落ちれば砕ける。
ちなみに「決定論」なんて話もありますが・・・(笑)。
アタシはこの「猫」を「情報」と置き換えてみました。
それは今回のウクライナのようなことがあるから。
情報には嘘と真実のものがあり、それは予測不可能な形で現れます。
常に真実が語られるとは限りませんし、予期しない形で嘘と分かることもあります。
嘘が事実とされてしまうことだってある。
いったい何を真実か嘘とすればいいのでしょう。
つまり「情報」とは、シュレジンガーの猫で言う箱の中の猫ではないのか、と。
猫の生死という命題は、情報が真実か嘘か、そう置き換えることもできるのではないか。
そうすると「この猫の状態を説明してみせよ」というのは、「情報に対して我々がどう接したらよいのか、その正しい態度を説明せよ」という命題になるのではないか。
アタシはそんなことを考えたのです。
なにしろウクライナ関連の話には嘘やフェイクが多い。
それが事実とされるようになったり、信じてしまう人もいる。
明らかな論証によって嘘と検証されたことすら無視されて事実とされたりします。
解像度の高いまるでリアルに見える最近のテレビゲーム映像を使い、ウクライナ国防省は実在しない戦闘機パイロットを捏造しました。
ロシアの戦闘機を撃墜した英雄を作り出した。
それは当初から「幽霊パイロット」と言われていたものです。
最近、ゼレンスキーはそれは捏造だったと話しています。
どうやらブチャでの市民への拷問と虐殺を突っ込まれないための視線逸らしにアタシには思えますが。
ロシア戦艦に罵倒で応え、勇敢にも見事に殉死した「スネーク島」の兵士たちw。
見事に全員死亡と言われ、大いに西側に宣伝された「悲劇」でしたが全員が生きていた。
しかもロシア軍によって保護されていた。
こういうことは挙げればキリがありません。
あまりにキリがないので省略しますがww(笑)。
ゼレンスキーたちは西側マスコミにネタを提供し、西側は事実確認もせずにストーリーを垂れ流す。
そうして集団的なヘイトがヒステリーのようにロシアに向けられている。
西側は大衆に悪の露と西側の善という勧善懲悪のカタルシスを与え、人々を操作誘導しているように思えます。
いや、西側どころではありません。
特に日本のメディアの報道はひどいものです。
まるでロシアへのヘイトそのもの。
日頃から問題になる「ヘイト」ですが、日本のマスコミはヘイトしても問題視されない生け贄を見つけたかのようです。
正当化できるヘイトだとでも言うのか、この時とばかりにありとあらゆる罵詈雑言、妄想、仮想、デマが流布されています。
しかし、そもそも「ヘイト」ってのはその攻撃的な態度が問題なのであって相手がどうということではないんだけど(笑)。
いわく、プーチンはアルツハイマーで言葉さえしどろもどろだ、そんな言説を流した連中さえいた。
しかし先日の赤の広場でプーチンの様子はいったいどうだったのか(笑)。
宇良!宇良!宇良!宇良ぁああああ!www(笑)。
あるお父上はこのところ毎日テレビ漬け、ウクライナに正義を、勝利を、なんて戦況を見ていたそうです。
プーチンはすぐにでも失脚するしもう癌でボロボロ、アルツハイマーでまともに言葉さえ発せられない、そんな報道を信じてた。
そしたら先日の赤の広場演説、NHKです。
「聞いてた話と違う」なんて言ってモヤモヤしてたそうですw。
そしたら娘さん、ロシアの戦車が街を走り回っていて、その横を市民がバスに乗せられて保護されてゆく映像を見せてあげた。
「この人たちが白いスカーフ巻いてるのは親ロシアという意味よ。避難させてるのはロシア側よね。映像の解説はウクライナ軍が避難させてるなんて言ってるけど。w」
それを聞いてお父上、すっかりショゲて元気がなくなってしまったとかwww。
(by ガルちゃん情報)
どこも多かれ少なかれ似たようなことが起きているのではないか。
つい昨日のこと、アメリカ国防省の女性が議会の公聴会で答えていたものです。
いわく、「中国は台湾に武力侵攻しないだろう。ウクライナが予想外に善戦し抵抗しているのにビビッてる」というもの。
アメリカがロシアを叩いてるおかげで中国の台湾侵攻はなくなった、なんて、なんでもかんでも自分がやったことは正しいって? 米国の功績だって?w
だいたい、「ウクライナが抵抗している、善戦している」ってどうなのかw。
事実なんでしょうか。
ロシア軍が帰ったら「領土を奪還した」とゼレンスキーはやっているだけのように見えますが。
そもそもロシアの目的は領土を奪うことが目的なのか。
そんなことはプーチンはひと言も言ってない(笑)。
バイデン政権は議会の公聴会すら使い中国をダシにして、「ロシアが弱体化している、攻めるなら今だ」なんて洗脳しようとしているようです。
そうとしか思えません。
まあ、あれを当の中国情報部がどう受け取ったかは聞きたいものですがww。
「ゼレンスキーの猫」に戻りましょうwww(笑)。
「情報」というのは嘘であったり真実であったりします。入ってくる情報に法則性はありません。
それに私たちはどう接したらいいのでしょうか。
アタシは「箱を開けた時に判断する」という考えです。
嘘か真実か、それは予測はできないのですから、私たちがその情報を手にとった時点で判断することで事実か嘘かが決められるということです。
どこから出てくる情報が真実性が高いか、それは予測はしなくていい。
いずれそうしてその経験が積み重なって私たちは「予測」できるようになります。
つまり物理的な法則性や確実な予測というものはできない。
実際、「シュレジンガーの猫」でもそのような説明をした人がいます。
「観測した人の立場もその現象に含まれるべきではないか」なんて言った人がいる。
Wikiに分類がありましたから、せっかくですからそこから引用して諸説を当てはめてみましょう。
・コペンハーゲン解釈
猫の生死、つまり情報が嘘か真実かはあらかじめ決まっている。
それを決めるのは人間以外の客観的なものであり、「情報」にしても何の意図で嘘の情報が流されたたのか、真実がどこから流出したのかはあまり関係ない。
受け止められ方次第でしかない。
・多世界解釈
あるのは実在であり、猫が生きている状態と死んでいる状態の重ね合わせである。
つまりあらゆる情報は嘘であり同時に真実であるということ。
一方の世界の観測者は箱を開けたとき生きている猫を見ていて、もう一方の世界の観測者は死んだ猫を見ている。
バイデンには真実でもプーチンには嘘ということ。 私たちは並行世界にいる。
・その他の解釈
物理学的な決定論では、猫がいつ死ぬか(または死なないか)は初めから決まっている。
ただ観測者は隠れた変数を知らないため、不確定性があるように見えるだけ。
つまり情報で言えば、嘘か真実かは内情を知る人にしか分からない。でも「中のヒト」には分かっている「確実なこと」です。
・量子測定理論
猫の運命、あるいは情報が嘘か真実かは判定する者によって決まる。
「シュレジンガーの猫」の命題は、観測しようという人が影響を与えているということに対する批判に過ぎない。
嘘か真実かはそれを聞く人に依存する。
つまり猫が死んでるか生きているかが分かればよいのであって、なぜ生きているか、死んでいるか、なぜ嘘であるか真実であるかを論じる必要はない。
うーーーん・・・www(笑)。
どうか。
やはりこの命題、タダモノではないと思った(笑)。
実はもっとムツカシクできるwww。
嘘か真実かは大衆(観測者以外の評価者)が決めるとすれば、どうか。
嘘でも真実になり、それを大衆が信じればそれが通ってしまう。
箱を開けた猫が死んでたとしても、大衆が「生きている」と思えばそれは生きているのだ、なーんて。
・・・いや、実は冗談でもない(笑)。
「デッド・キャット・バウンシング」
なんて言葉があります。
以前は投資ストラテジストの武者陵司氏が好んで使っていた言葉w。
大暴落しても翌日にはリバウンドする。反発する。
すると、
「ほら、やはりこれは売られすぎだったんだ」、なんて言葉が飛び交います。
しかしそうではないと言います。
「いやいや、もう終わり、上げ相場は終了です。持ち続けても上がらない。」
「だって、死んだ猫だって投げ落とせば少しはバウンドするでしょ。」
なんて話です。
果たしてこのゼレンスキー劇場の嘘、リバウンドするのかどうかw。
おそまつ
※ 猫、猫、猫、猫、
どこもかしこも猫ばっかりだ!(笑)。
キエフが包囲され攻撃されるとか言ってる真っ最中のこと、報道陣を連れてキエフ市長なんかが街を案内した。
西側の報道陣が一匹の猫を見つけると猫を取り囲んで写真撮影会をやってたw。
どこに危機が迫っているのか、まるで緊張感はありませんでしたw。
たまに両方の目の色が違う猫がいます。金色と銀色。
顔を見ようとすると避ける。そっぽを向くw。
見られるのを嫌がる。自分の目の色の違いを知ってるのか?
鏡も見ないのに?
視線公害みたいに感じているようで、なかなか目を合わせてくれない。
