焼肉のタレと焼肉を考える
先日、焼肉ランチをやって思ったことの振り返り。
肉をいただく場合、ウチはしゃぶしゃぶなどの鍋が多いと思った。
昆布だしでさっと火を通すやり方が多い。
スキヤキはやる。春菊が手に入ったりすると、いてもたってもいられませんw。
ただ、ほとんど「焼肉屋さん」みたいなことはしません。
鉄板で焼いて食べることはあります。
ミスジやササバラ、ザブトンとか、食べつけないものが手に入るとやってみる。
そういう特別な肉が手に入ればあらたまってみるw。
焼きながら熱々をいただきたくなる。
肉をよく味わいたい。
「ササバラ」なんて肉の部位、実はアタシは生まれてこの方知りませんでした。
柔らかい赤身のお肉でとても美味しいものでした。
「焼肉屋さん」の話だと、「タレにこだわっている」そんなお店のことを聞きます。
秘伝のタレなんていう話。
肉を柔らかくし、食べやすい味、生臭くなく、ほどよい酸味、甘み、肉の美味しさを引き出すという自慢のタレ。
市販のものでも「焼肉のタレ」というのが昔からあります。
アタシは一度も使ったことがありません。
あれはアタシが子供の頃からありました。
亡くなった月の家円鏡、後の橘家円蔵師匠が宣伝してたものです。ヨイショッっとぉw。
子供心にどんなものか興味はあった。
ドレッシングみたいに瓶をよく振って使う。
つけダレでもいいし漬け込んでもいい。
コマーシャルではタレを垂らした皿にゴマが目立っていました。
そうして家族で焼肉をする。
「黄金の味」なのですwww(笑)。
ただのタレですから、大人になってもアタシにはお高いものに感じてしまいます。
手が出ない。
それに、どうも添加物っぽくて嫌なのです。
まあ最近は違うんでしょうがw。
今時なんて、ただの醤油に味つけて調整しただけでは売れません。
いくら黄金の味でも納得してくれないw。
それで「具」、つまり固形物の入っているドレッシングやタレが今は多くなりました。
摩り下ろした玉葱とかツブツブの野菜なんかが入っているものが多い。
しかしこれは最初は黄金の味のゴマから始まったのです。
「一粒の麦、もし死なずば」w
本来は美味しい肉ならそのままワサビ醤油でイケるんです。
たいした肉じゃないってなら大根おろしとレモン醤油などで工夫してもいいw。
どうしたってあんなものを買う理由がアタシにはありません。
しかしアタシがやっているのは「焼肉」じゃないかも知れません。
「鉄板で焼いてステーキにして肉を食べる」という話でしかないかも知れない。
「焼肉」というなら、タレに漬け込んだ肉、あるいはタレを重視した食べ方が本来なのではないか。
「肉をどうやって美味しく食べようか」、その工夫が「焼肉」だとしたら、どうか。
美味しいお肉をより美味しく。
それと取り組もうとすることが「焼肉」なのかも知れません。
パイナップルを摩り下ろしたりリンゴもいい。ユズでもいいでしょう。
醤油、砂糖、酒。
自家製焼肉のタレだったらアタシはそんな感じ。
白ゴマを摺れば本家の市販焼肉のタレよりも香りは高いはずです。
本家は摺ってない炒りゴマのはずです。
摺っちゃったらどんどん水分を吸ってしまうし香りが飛んでしまいます。
でも自宅なら摺りたてができる。
豆板醤を混ぜたりケチャップ、ワインで作ってもいい。自在にできる。
とにかくタレを味わうことがスジなのかも知れません。ミスジw。
自分で作ることを考えると、市販品を買う理由はますますなくなってしまうのですがw。
あるいは、市販のものはもっと先を行っているのかも知れませんw。
ああいうのは不味い肉でも手軽に美味しく食べられる、そういう魔法的なものかも知れないとちょっと思った。
その「黄金のタレ」かもしれない、と。
まあ、アタシには「不味い肉」ってのがピンと来ないですが。
肉は腐りかけが一番旨いそうです(笑)。
健康被害との兼ね合い、ギリギリのところで肉を堪能するという美食家もいます。
以前、黒岩重吾という作家のことをお話したことがありました。
まあ、それほど美味しい肉は食べてはいないとしても、焼肉のタレはアタシらには味がちょっと濃いというのもあります。
慣れてないだけかも知れませんが。
「タレを作るのは手間」という需要もあるんでしょう。
こんな話をしてると、そんなに焼肉ばかり食ってるご家庭もあるのかと思ってしまう。
いや、あるんだw。あるでしょうwww。
ブログでよく拝見してます(笑)。
最近は、独身風の男性もよくスーパーで買い物をしてらっしゃる。
「お一人様焼肉」にするつもりなのか、いい肉を買っている男性を見かけました。
カゴには焼肉のタレが入ってたw。
よろしいではないか。いいことです。
スーパーでよく見かける「落ち武者」と呼んでる男性がいます。
以前はよく惣菜の半額を狙ってウロウロしてたものですが、最近は肉や魚など食材がメイン。半額になるのを見張っておられる。
成長なさったと思うww(笑)。喜ばしい。
コンビニ飯なんて高いものです。惣菜だってしょっちゅう買うものではない。
外食や出来合いにするぐらいなら自分でお料理した方がずっと美味しい。
最近は若い男性もスーパーで買い物をしています。
アタシらには「関係ない」ようなw、高い肉の半額品をお買いになっておられる。
半額とは言え、霜降り肉のパックを独り身風の男性が買ってる。
おおっw、なんてアタシは思っちゃう(笑)。
それを見るとなぜか気が引けてしまうのはどうしたものか(笑)。
ナイショですw。
「若いうちからいいものに触れておくのはいいことです。
でないとアタシのようになってしまいますヨ。」
なーんて言っちゃう街の古老にならなきゃいいのですが。>自分(笑)。
山上の垂訓はヨダレとともに。
おそまつ
※ 具沢山のドレッシングだとつい買いたくなります。お得感があります。
半額になってるのを見つけたら必ず買ってます。
焼肉のタレはなかなか手が出ませんけど(笑)。
タレも具沢山のものが出ています。
ああいう、具沢山を謳った商品の登場はごく最近のことです。
きっと滅菌技術が発達したのでしょう。痛みにくいように瓶詰めができるようになった。
ナマの刻んだ食材が入っているのにおいそれとは痛まない。
開封後冷蔵。開封までは常温保存できます。
手作りでもできます。
我が家でも摩り下ろし人参や玉葱で具沢山のドレッシングを作ったりします。
失敗して歯ごたえのないラッキョウも刻んでドレッシングにすれば使える。
何のドレッシングと名前があるわけではないけどw、具沢山でとても楽しいお味です。
基本は酢と油、マヨネーズ系にすることもあります。
でも梅ドレはやったことがない。
アタシの梅酢は漬物がメイン。
お話したら梅ドレもやってみたくなっちゃったw。
めいしくおしあがれ
