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コノフィッツム・ブルゲリの育て方論争


「・・・大きくならにゃいw。」

 まだブルゲリはウチに来て間もない。
 育て始めたばかりなんですが、家内はそわそわと落ち着かありません。

 大きく、って、、、何を言ってるのかw(笑)。


 家内は縁側のブルゲリをよく見ている。
 正座して、窓ごしにじっと様子を覗き込んでいる。

 多肉は何も答えてくれないようですが、そのうち何か気持ちが通じるようになるんでしょうかw。




 コノフィッツム・ブルゲリは南アフリカの原産です。

 南アフリカの北の方、ナミビア国境寄りの農家の敷地、「ブルゲリさん」のところで発見された多肉植物だそうです。

 地球上でわずかそこだけで生息してた。


「こんなんウチで生えてんねん」

 なーんて言って、ブルゲリさんは報告してくれたんでしょうwww(笑)。
 それでその農場の所有者であるブルゲリさんの名前をつけてあげたんだとか。


 なんかそれを聞くだけでも、品のいい趣味のよい人たちが関わっていることを思わせます。

 「俺が発見したんだから俺が命名したい」、なんて言ってぐいぐい来ない。




 コノフィッツムは育てやすいものもあるそうですが、コノフィッツム・ブルゲリは育てるのが難しいと聞いていたそうで、家内は買うときにはちょっと躊躇したとか。

 カタログを見てもこれまで育てる気にはならなかったそうです。
 カタログっていうのは、「日本カクタス社」という多肉の通販がちょっと前まであった。

 そのカタログが豪華にカラー写真で、ありとあらゆる多肉植物を扱っていたものです。

 家内はそれを穴の開くほど眺めていた。
 もうなくなっちゃったのか、まだ会社があるのか、すっかり聞きません。


 ともかく、家内はブルゲリのことはそれで知っていた。
 そしてあまり見かけないブルゲリを目の当たりした時、一目見て家内は欲しくなっちゃったとか。

 ちいちゃな、すごく小さなブルゲリですが3千円もしたw。

 そんなわけでご縁があって我が家にブルゲリが来たのでした。



 で、家内は今、色々と調べているところ。

 アタシが面白いと思ったのは育て方に論争があるという話です。


 これまで、ブルゲリは夏には水遣りを止めて休眠させて秋からが生育期だ、そういうことになっていたらしいのですがこれに異論を唱える人が出てきたんだとか。


 夏になるとブルゲリは皮をかぶって膜を張ります。

 これが休眠期に入った合図ということで水遣りを止め、秋になったらその膜を手で剥がしてあげて秋の生育期に備えさせてあげる。

 そんなのが育て方の定説でした。


 「皮を剥いてやる」というのは人間のお手伝い。

 原種が生育している場所の環境は日本とは違いますから、ちょっと手伝ってあげるわけですw。



 ブルゲリは異種交配ができないそうです。

 他の多肉だと、似たようなものと交配して園芸品種が作られているものもあるとか。
 でもブルゲリはそれだけなんだとか。この種類だけ。
 他に似たような交配できるものがない。

 そうすると、これは突然変異種ということになります。


 今、国際社会では「種の多様性を保護しよう」なんてことが言われていますが、それは突然変異に関してのことではありません。

 あくまで既存の種の絶滅を防ごうという話でしかなく、ちょっと違う気もしてしまう。

 種は突然変異によって多様化してきたわけで、もし多様性をよしとするなら、こういう種こそ大事にすべきだとアタシは思う。

 まあ、自然による淘汰でもなくて人間の環境変更による絶滅がほとんどですから、「絶滅危惧種」という考え方は間違っているとも言えません。
 人間の行ったことへの罪滅ぼしかも知れないから。

 ブルゲリさんとこの農園は今は立ち入り禁止になっているそうですがw。

   

 ブルゲリの個体を二つ持っていれば花が咲いて種が取れます。
 ひとつではダメらしい。

 花はリトープスと同じで、球体に突然つぼみがひとつつき、自分と同じぐらいの大きさの花が咲いてバンと開く。
 花は「マツバギク」と同じような感じなんだと言います。

 それぞれの花に雌しべと雄しべ、花粉をつければ種が取れるとか。自分のじゃなければいい。

 とれた種は湿ったところで発芽させると新しいブルゲリができる。

 最初は「飛びっこシシャモ」のような大きさの緑色の小さな玉ができて、それが大きくなってゆきます。
 小さな根が出て、自分の力でカイワレみたいな専用のベッドで下に向かってオタマジャクシのように根を伸ばして、体勢を真っ直ぐにしていって着生する。

 そうして大きくなれば水はけのよい砂の鉢に植え替え、最大ではレモンぐらいの大きさになるんだとか。


 透明の、中に水をたたえた多肉植物が成長する。
 まるで宝石のような小さな姿から成長してそれがレモンほどの大きさになることもあるそうです。

 なんてことww。



 ともかく、ブルゲリの育て方ではこれまで通説があったのですが、その育て方は間違っているんじゃないか、そんな人が出てきたというのです。

 本当はブルゲリの生育期は夏じゃないか、そんな疑問が提起されているそうです。

 いわく、これまで全く逆のことをやっていたからブルゲリは育てるのが難しかったんじゃないか、と。

 同じコノフィッツムの種類では秋が成長期、それは間違いないようです。
 しかしそれが本当でも、植物の分類なんて遺伝子を調べて近いから分類するわけでもありません。

 あくまで外観が似ているとか生息地の条件が同じとか、「博物学」的なことから分類されているだけに過ぎません。

 しかも、どうやらブルゲリは突然変異。

 夏も水遣りを続けた方がいいのではないか、そんな話があるらしいのです。


 しかし、稀少な多肉植物ですから、育て方を試すのだって勇気がいります。
 このちっぽけなもので三千円です。
 どうしたらよいか、というわけ。



 ふーん。

 どちらについたらいいのか、家内は今、思案中です。

 家内はストリートビューでも南アフリカの現地に「行ってみた」そうです(笑)。

 そこは赤褐色の、ひどい痩せて見える土地だったとか。
 まるで火星のようだったとか。

 でも、そこは10センチも掘ると下には水分があるそうなのです。

 んーーーー。



 すでに夏の予感を感じ始めているのか、ウチのブルゲリも到着したときより少ししぼんできた。
 シワシワになりつつあります。

 さて、家内はどうするんでしょう。

 ブルゲリは食べちゃいたいぐらい可愛らしい。

 サボテンの棘はそれがあります。
 水気をたたえたカラダに棘があるため、乾きに困った動物たちに食われない。
 だからサボテンは棘があるものが生き残ってきた。
 突然変異したものが残ってきた。

 でもブルゲリさんの土地だけに生えていたからこいつは安心でした。

 我が家ではネズミ捕りのカゴに入って安心してる。
 網だから日光もよく入ります。


 めいしくおし、いや、食べちゃいけません。


おそまつ





※ ネズミ捕りカゴに入ってるブルゲリの写真はまだ撮ってない。
 アタシは写真が苦手ですwww。

 こうしてお話するより、写真を撮ってお見せする方が分かりやすいんでしょうか。

 でも、「言葉でお話した方がピンとくる」という議論もあるのです。


 印象深いジャパネット・タカタの逸話。

 テレビ通販だと「思ってたのと違う」なんて返品がそこそこあるそうですが、ラジオ通販だとそれが不思議とない。
 言葉だけで映像もなくて、ただラジオで「レッドです」と言ったら、みんなちゃんと「あのレッド」だと思ってくれるんだそうです。

 でもテレビだと、各家庭の液晶の違いで見え方が少し違う。
 色調を変えている場合もある。
 で、届いてはみたものの「ちょっと思ったの違う」なんて話になる。

「撮影した照明により、色合いが違って見えるかもしれませんが、ご了承ください。

 よく通販だと、こんな但し書きがあったりします。


 不思議なものだ、なーんてタカタ社長は話してた。

 どうか。



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