パスタを茹でたらトングを使う
天皇誕生日です。お言葉で清々しい気分。やはり令和は違うw。
コメントいただきありがとうございます(嬉)。
お教えいただいたことも共感いただいたことも、大事にしようと思います。
カルボナーラというのは奥が深い。
ニンニクなしで作るのもアリでしょう。
唐辛子でオリーブオイルを入れず「赤い水性のカルボナーラ」とか。シャアw。
ぺペロンチーノについてもよく言われることですが、「シンプルなものは奥が深い」なんて言われたりするものです。
けど、こういう言い方、「蕎麦」や「うどん」、そういうのにはあまり言われないw(笑)。
アタシたちにとってイタ飯は異文化だから奥を覗こうとする、そんなところがある。
じゃあ「蕎麦は奥が深い」って、そりゃ当たり前過ぎるw(笑)。
蕎麦には色んな食べ方、ダシの取り方、汁の味付けがあるのは周知の通り。
冷やしだホットだ、天麩羅つけてトロロにからめて、カレーだおかめだひょっとこだと、挙句は麺を素揚げしたり「瓦蕎麦」なんてのもw。
底が意外と見えないから「奥が深い」というわけです。
色々あると知ってればそんな慨嘆はないw。
知らないことが多いからやってみると発見があるというわけ。
欧米の連中にしてもきっと、「寿司はシンプルだが奥が深いぜ」なーんて言ってるんでしょうwww。
このパスタ、和えるかソースをかけるか、だいたいがそんな食べ方です。
スープで煮込みにするというのはちょっと違うと思うw。
で、そしたら茹でたパスタはちゃんと取り出せているでしょうか。
今の時代はもう周知されてると思うのですが、ご存じない人もいるようです。
パスタはアルデンテが基本です。
そして、茹でたパスタの引き上げ方が大事。
間違ってもザルでこってりと湯切りしてはいけないのです。
ラーメン屋がやるように、チャッチャなんて、お湯を完全に切ろうとしてはいけません。
パスタは茹で汁がまとわりついている状態がいい。
パスタというのは「デュラム粉のセモリナ(部)」で出来ています。
だから小麦粉を練っただけのものではありません。
うどんとは違います。麺に味があります。
まあ、「田舎うどん」なんかも味わいがあるのですが・・・。
オーマイとかママーとか、まだ小麦粉だけのパスタを売ってるのかは知りません。
だから茹で汁にも味があります。
そしてパスタ麺には粘度がある。
従って、茹でたパスタの湯を完全に切ろうとしてはいけないのです。
具と和えるにしても上からソースをかけるにしても、パスタの茹で汁を少し汁や具に足してやるぐらいの感覚が正しい。
イタリア・シェフなんかの動画で今はよく知られているとは思いますが。
念のためw(笑)。
アタシも振り返ればイタリアの女性からよく言われたものですw(泣)。
こういうパスタを取り出す時のこと、一番役に立つのはトングだと思います。
トングが最強w。
パスタトングなんてのもありますが、ごく普通のトングの方がいい。
そりゃあ菜箸でやってもいいし、パスタをすくうための専用サーバーというのもあります。
あれはパスタ・レードルと言っていいような、大きな穴あきのオタマがあります。
ヘリが少しギザギザになっていてパスタがよく引っかかって取りやすいというモノ。
そして穴が開いているから適度に茹で汁がソースを作ったフライパンに移る。
しかもこの穴を使うと一人分のパスタが計量できる。そんなアイディア品です。
でもあれ、アタシも試したことがあるのですが、なんだか上手にパスタが取れないのです。
ひっかかるはずのところからスルスルとパスタが落ちてしまうw(泣)。
鍋から麺が最後までさっと引き上げられない。
早く! グスグズしてるとアルデンテでなくなってしまう!www
木製で、肉叩きみたいな、「鬼おろし」ならぬ「鬼ブラシ」みたいな形状のものもあります。
イタ飯ブームの時に流行しました。
白木でオシャレでナチュラルで、ほっこりするイタリアンキッチンというイメージの商品でした。
真っ直ぐな柄、先に何本か小さな棒がブラシのようにざっくりと生えていて、パスタを絡めるようになっています。
あれもやはり取りにくいものだった。
木製で、情緒はあるんだけど使いにくい。
アタシはよく悩んだものですww。
そのうち棒が抜けてしまったり、さんざん格闘した振り返りのこと。
どれも一見すると便利そうですがトングほどは使えない気がします。
アタシはトングが一番だと思う。
イタシェフもトングを使ってるw。
適度に湯が落ちてカラカラになるでもなく、茹で汁を含んだパスタを鍋や皿に移せる。
トングでパスタを鍋に移して和えて、そしてお皿に盛り付けまで。
ひとつで最後まで仕事をこなしてくれます。
お勧めです。百均でも手に入りますw(笑)。
思えば昔の日本の喫茶店ではナポリタンが定番でした。
あれはスパゲッティと言いながらまるで別物です。
スパゲッティを大量に茹でておいてお湯を完全に切り、サラダ油を混ぜて冷蔵庫で冷やしておきます。
注文があると適量を取り出してフライパンでケチャップと具を炒めて作ります。「焼きそば」みたいなスパゲティ・ナポリタンです。
驚愕したのはイタリア人。
これに対して「麺が乳化する」なんて、イタ公には異次元の理屈を展開したものです(笑)。
奥を深くしたのはいったい誰なのかw。
ただしあのナポリタンは菜箸で作っていた。トングではなかったはずですw。
あれは日本食だから?www(笑)
ともかく、引き上げた時のパスタはウェット気味がいい。
いくらオリーブオイルのソースで和えるとしてもカラカラじゃダメです。
カラカラになるとパスタはくっつくのです。
だからオリーブオイルをこってり混ぜるならザルで湯切りもいい。
時間が経つと香りが飛んでしまうけど。
果たして本物のエキストラ・バージンオイルは日本にどれだけ流通しているのか。
まさか熊本産に偽装された中国産アサリのようなことはないでしょうな!w
お湯から引き上げたパスタを和える時、湯気で水分が飛ぶことも計算に入れて、パスタを引き上げる時は少し汁が絡んでいることを意識したいものです。
だからパスタソースは濃い目に作れ、なんて言われるのかも知れません。
まあそこはレストランでの話なんでしょうけどw。
「蕎麦湯」だって美味しいものです。
パスタの茹で汁も同じくらい大事。
ウチではパスタはちょっと大目に作るのが習慣です。
わざと一人分ぐらいを多めに作って残して、オヤツなんかのためにとっておく。
わずかのパスタを茹でるのは手間だしちょっとしたツマミ用にとっとく。
強くレンチンしてカピカピに固くしたパスタは別な風味で面白い。
ただ、具の絡んだパスタを皿に取り分けようとすると困ることがあります。
具がフライパンに妙に残ってしまうのです。
二つの皿に取り分けて具を入れたつもりでも、なんだか残した方に偏りがある。
トングはこういう時に役に立つ。使うコツがあるのです。
まずパスタを二人分の皿に全て移してしまいます。超大盛りでいったん具も全部を盛ってしまいます。
それから改めてタッパーなんかに麺と具を選んで戻す。
トングで挟んで食べない分を選んで移すのです。
すると、ちゃんと食べる分と後のオヤツの分が取り分けられる。
ソースの部分は全部いただく。
つまりトングという道具には「適量ずつ取れる」という利点がある。
大鍋で具も一緒に茹でたインスタント麺、そんなタンメンも、箸で取り分けると具が偏ってしまうことがあります。
アタシのところに肉が多い、マッシュルームもそっちはねえな、ほら、ごめんな、なーんてwww。
トングで取り分けるといい。
麺をそれぞれ平等に、具を選んで掴んで盛る。
トングは最強。
・・・なんだか細けえかなwww(汗)。
とは言っても、欧米ではステンレスの網ザルはあまり使われてないかも知れません。
それにトングは少人数ならいいですが、大人数だと困る。
ホーロー製の、あまり水切りのよくないザルを欧米ではよく見かけます。
「パンチングメタル」なんて素材のものもあります。
おそまつ
※ これ、使っているザルの種類を調査したら面白いかも知れません。
我が国ではみなどんなザルを使っているか。
ホーローのザル、パンチングメタルのザル、ステンレス網のザル。
プラスチックのザル、竹を編んだザル。
・・・うーむwww(笑)。
ウチはステンレス網のザルと竹ザルです。
ステンレス網のザルの掃除はスポンジではやりません。
タワシを使うのです。
そうするとキレイになります。
パンチングメタルやホーローだとスポンジでするっとキレイになります。
でも水切りは中途半端w。
