テレビドラマ「結婚できない男」の笑ったところ
こういうお話はアタシの柄ではないんだけど・・・。
もうアタシ、見終わっちゃったから(笑)。一月で配信は終了です。
でも、みなさんと共有してもいいのかも知れません。
まあ、みなさんが「どうしても」って云うなら・・・w。
なーんてw(笑)。
それにしてもこの話、そもそも女医と主人公に接点ができるところから物語は始まるのですが、そのキッカケはなんだったのか。
腹痛で担ぎ込まれ、抵抗するもとうとう女医に尻の穴に検査で器具を突っ込まれ、主人公は屈辱と恥ずかしさのあまりに涙してしまうところです。
その体験からどうしてもその女医との接触をしないと気が済まなくなる。
それがキッカケなんだとアタシは思う。
結構ムズい心理描写だと思いますが、ご共感いただけるでしょうかw。
いや、スプーンはいりません。ポイントカードもありません(笑)。
それから主人公はその女医に妙に懐いてゆくことになります。
わざわざ診察を受けに行くところは、多分に自身の言い訳が入っている行動だったと言えましょう。
「それがキッカケで興味を持った」みたいに描かれているような、ないような(笑)。
腐れ縁みたいになって、絡む関係になったような、ないような(笑)。
そこはちょっとビミョーに違うと思うところですw。
「自分は医者にかかった」そう言い訳し、女性に尻の穴を見られたことをなんとかして消したい。そんな抵抗なのだとアタシは思う。
だいたい、「結婚できない男」、もとい「結婚を考えてない男」が宗旨変えをしたわけでもありません。
だから女性との面倒臭い関係を持ちたくなったとか、女医の魅力に惹かれるようになったという展開はちょっと違うと思う。
そこはドラマ的にボカしたんでしょうが、なぜ独身を貫いてきたオトコが女医との距離を縮めていったのか、そこが旨く説明できない。
結局、肛門の検査に尽きるのではないかw。
じくまであぶんだけの考えかも知れませんが。
オトコが尻の穴を覗かれたら、どうか。
何かしら言い訳したくなってしまうものなのです!w
それでとうとう、じゃあ、ってんで恋仲になったりする場合もあります。
アヒャw。
ゲイにもそんなことがあるw。
ただのウ○チの穴に過ぎないんだけど、人間は犬とは違うw。
寅さんハトバスツアーの回は良かった。
主人公の桑野がガイドそっちのけでウンチクを垂れ、新米のバスガイドを泣かせた回です。
アタシもその昔、全く同じ「柴又寅さんツアー」に参加したことがあります。
昼食は「川甚」という料理屋さんでした。
ツアーの料金に含まれていたか別だったか、その記憶は曖昧ですがw。
「川甚」というのは映画の寅さんで妹の「さくら」が結婚式をした、その舞台となった場所です。
「男はつらいよ」の第一作、実際の撮影が行われた場所です。
コロナの影響でつい最近、長年の伝統に幕を閉じ閉店してしまいました。
とても残念です。
宴会や結婚式にはうってつけの場所に思えましたが。
ハトバスツアーに参加した時、アタシはそこで出された瀬戸物の箸置きを持ち帰った。
パクったw(笑)。
今でも大事に使っていますw。
犬との何かつながりを感じた回。 あれも笑いました。
このドラマでは主人公は「犬派」という設定で描かれています。
ただそれはちょっと歪んだ「犬派」。
犬が好きか猫の方が好きかと言う話ではない気がします。
仲間意識というか同輩意識のような感じに思える。
自由な猫に対して忠実な犬という構図があります。
でも裏を返せば彼らを見ている我々にとってどうかという話です。
主人公は誰かに飼われている犬を傍観視して面白いと思う。
「お前も色々大変だな」という感覚です。
ご自分も色々とないわけじゃないから共感があるのかw。
でも、猫だと連中はいつも勝手にやっているわけで、「ああ、楽しくやってんだな」なんて感じになるでしょう。
あまりこちらが語りかける機会はありません。
だいたい、こっちから語りかけたらウザがるのが猫ってもんですw。
服装。
それにしても、このドラマのスタイリストは賞賛されるべきだと思う。
とてもよい仕事をしたと思います。なかなかないw。
主人公の桑野のヲタでもないしマニアックでもない服装、でも決定的にイケてないところ。
妙な主張もない。
あの服の趣味というのはよく主人公を表現していると思います。
いつも笑ってしまう。
ストライプの線が細すぎたり、柄が妙にチグハグだったり。
まず桑野の体型と合わないというところw。
だからアレは他の人が着たら似合うのもあるかも知れません(笑)。
あんなにはデカい人はそうそういない。
孤独のグルメの五郎ちゃんはデカいw。同じぐらいでしょう。
たかが服装だというのに教科書的な要素さえ感じます。
あの衣装さんは只者ではない。
これを学習素材にしてもいいのではないか。
何の学習素材かは知らんけどw(笑)。
お好み焼き。
「細かいこだわり」というのはない人にはウザくて怖いぐらいなものですw。
お好み焼きが大層なもののように感じて畏れ多くなってしまいますw。
作り方のウンチク、関西風か広島風か、話を広げればきりがありません。
アタシが好きなのは主人公はまるで誘導するように結局はお好み焼きを自分で作ることにしてしまうところ。
もともと彼は自分で作りたかったのですw。
ああいう人を操るというのは「あるある」(笑)。
アタシもそういうことをする。人をコントロールすることがある。
いつだったか、大勢の集まった会合で、偉そうにしたジイさんが登壇。
出席者の人ひとりを取り沙汰してご高説をたまわってゆくという場がありました。
その時、アタシは素性や年齢を他の連中に隠したかった。
自分をその場で話題にされたくなかったw。
だからアタシ、そのジイさんに質問を返したりして混ぜ返し、そんな彼の流れをブッた切ったw。
アタシは上手く話の流れをコントロールして首尾よく取り沙汰されないように誤魔化したものです。
とうとうジイさんは怒ってしまい、爺さんはアタシにその場から出て行くようなことさえ言った。
みんなチンプンカンプン。なんでそんな緊張が生まれたか誰も分からなかった。
ご本人もなにがアタマにきたのか言えない。
そりゃあ「好きなように偉そうにさせろ」なんて言えません。
結果としてみればアタシのプライバシーは守られた。目的は達せられたw。
そんな振り返りのことw。
女医との掛け合い。
「そんなことあなたに関係ないでしょう」
「ええ。ありません」
この切り返しはとても好き。
まあアタシにもそんな言い方をする人間がいたw。
「やれるよな。頑張ってやってみればいいじゃないか」
「いえ。ますますできません」
なんて、コミュ障というか、極めて難しいタイプの人でした(笑)。
不思議とタバコを一緒に吸うときだけは彼は穏やかに話しを聞いたものですw。
だから彼といると吸う本数が多くなった。
こういうキャッチボールが上手くできないというか、すれ違いというのがこのドラマの一番の核になっていた気はします。
女医役の女優の、いつも微妙な戸惑うような、ハニかむ感じというのも悪くない。
彼女には包容力があって、主人公が甘えたくなるのがよく分かります。
・・・あれれ。失礼w。
まあこんなところにしておきましょう(笑)。
主人公の桑野みたいにウンチクになっちゃいますからw。
しかし最後にひとつww(笑)。
高島礼子と女医の関係ですが、高島が女医に桑野を「譲った」というのが正しい解釈だとアタシは思います。
桑野が自分に恋愛感情がないことに失望したわけではない。
女性のうちでも自立志向の強い人というのはこういう感じの行動を選択するものです。
譲ったりする。自分は一歩引いてみたりする。
そういう女性は「自分が好きか嫌いか」より「誰と誰がお似合いか、ピッタリなのか」を考えて行動する。
自分も含めて客観視するのです。
その上で彼女は、桑野に対する自分の立ち位置を「仕事上のパートナー」と決めたのでしょう。
ドラマでは主人公は大いに高島に甘えていて、いつでもそんな関係はできたはずなのです。
つまりこういう女性というのは「物事を客観的に見れる人」ということなんでしょう。
まあだから「失敗しやすい」ということもありますw。逆説ですが。
実際、高島礼子は高知東生と離婚しています。
高知東生はこのドラマにも出演していたはずですが、Gyaoでは高知の場面はカットされています。
高知は麻薬で逮捕されてしまったからその影響でしょう。
しかし逮捕される前の離婚ですから、離婚は違う理由だったと思います。
つまり「結婚に失敗した」と、自分を客観視して離婚に踏み切った気がする。
しかし客観視しない方が頑張れる場合もあるのです。
人生なんて最後まで分からないのですから。
それをこういうタイプの人は見切る。
それで傷にならないってことはないでしょう。
まあ、それはあくまで役者ではなく実生活のお話ではあるのですが(笑)。
「見切り千両」、しかしたいていの人はしないものです。
おそまつ
