サツマイモカレーでインスタント性について考える
正月気分から抜け出そうというのでもないけどw、またカレーをりました。
作ったのはサツマイモと鶏のカレーです。
サツマイモがいい加減に古かった(笑)。栗きんとんの残りです。
切って割ったら黒く痛んでいるところもありました。ヤバいw。
キュウリが冷蔵庫にあってこれも古い。
見かけは普通だったの安心してたのですが、取り出して外側を触ったらヌルっとしている。
ヌルヌルと、これまで触ったことがないような気持ちが悪い感触です。
キュウリが痛むとこうなるんでしょう、切れば中身も色が少し変わってて、よく漬かった糠漬けの感じw。
もちろん食べましたw。少し水っぽいけど食べられた。
わざわざスーパーにチクワを買いに行って、穴にキュウリを詰めて食べました。アタシの好きな食べ方。
ひと手間。
ワサビ醤油で美味しく食べましたともw。
正月の支度の残りの始末。意外とジワジワと来ているのではないかっ(笑)。
さて、今回のサツマイモと鶏のカレーですが、固形カレー、ルーのキューブを使っていますから「インスタント」ではあります。
別に香辛料をブレンドもしませんし、玉ねぎを黄色くなるまで炒めたりもしません。
バターで小麦粉をじっくりキツネ色になるまで炒めてトロ味にする、なーんてことだってやりませんw。
これが本式の作り方。アタシも何度か試したことはありますw(笑)。
今回はそんな「本式のカレー」という部分はないのですが、でも、これを「インスタント」と言っていいのかどうか。
ともかく、何かしら汁にしようとアクぬきにサツマイモを水にさらしておいた。
しばらくして蓋を取ってみたらすごくいい甘い香りがする。
これを使って美味しいサツマイモと鶏肉のカレーを作ろうと思ったというわけです。
使ったルーはS&Bのゴールデンカレーシリーズの「バリ辛」という期間限定の商品です。
これがなかなか市販のものにしては激辛で美味しい。
我が家のストックですからもう売ってないかも知れませんw。
サツマイモの甘みがこの激辛ルーとマッチするかと期待したのでしたが正解でしたw。
昔はこの固形ルーで作るカレーのことを「インスタントカレー」って言ってた記憶があります。
でもこれはアタシなりの工夫と発想もあるんだからインスタントでもない。
「インスタント」というのは今は昔とは違うのではないか、ちょっと考えてしまいます。
例えば、お抹茶を点てて「インスタントですけど」なんて主人は誰も言いません(笑)。
ありゃ実際、インスタントですぜ、しかしwww(笑)。
こういう、インスタントとそうでないものとの境界はどこにあるのか。ちょっと思った。
例えば袋入りのインスタントラーメン、もはやインスタントとは呼べないのではないか。
ラーメンの場合はカップ麺が登場した。
カップ麺には「かやく」なんて言ってちゃんと具が入っています。
お湯を注げばそのままいただける。何もしないで満足できる。
確かにアレは立派なインスタントです。
インスタントというのは、工夫や労力、料理の楽しみを伴わないところかも知れません。
しかしその境界は動いているのではないか。
昔ながらの袋麺だと具はついてません。
あれを我々は「インスタントラーメン」なんて言いますが、たいていのご家庭では具を工夫して色々とトッピングするものです。
そうなると袋麺はもはやインスタントとも言えないのではないか。料理をしているんだから。
何も調理をしたくないのであればカップ麺があるのです。
カレーのルーもしかり。レトルトカレーがあります。あれなら何もしないでいい。
ルーは使っても素材やトッピングは色々考える。切り方だって工夫する。
カレールーは「カレーの素」、そんな風に考えたら分かります。
つまりインスタントではない。
昔は「インスタント」だったものも、新しく登場したレトルトカレーに押し出されて、今はインスタントとは呼べなくなっているかも知れません。
相対的に変わっていっている。
アタシはそんな風に思うのです。
コンソメの素や顆粒の本だし、そんなのを使って料理を作っても今は「インスタント料理」とは言いません。
工夫し色んな手間をかけるのが普通です。
コンソメをカップに入れてお湯を注ぐだけで飲む人というのもそうはいないw。
しかしその昔は「インスタントのダシなんか使って(怒)」なーんてw、お嫁さんが姑に嫌な顔をされたものです。
ちゃんとしたダシじゃないと手抜きとなじられたw。
「手間を省ける」という売り文句で登場しましたから、それで「いい加減なもの」とされてしまい、インスタントというのは評価が低いわけです。
でも他で工夫して料理に手間をかけているんだからインスタントではない。
楽しんで作れば料理は気持ちまで豊かにしてくれるものです。
作ってあげる相手がいればもっといいけどw。
添加物なんかの問題はありますが、手を抜けるところは抜いた方がいい。
そしてそのポイントは日々変わっている。
インスタントかどうかの境界は動いているのかも知れません。
そう考えると「インスタントカレー」って言葉はもうあまり使われてない気がします。
昭和の昔は固形ルーで作るカレーのことを「インスタントカレー」って言ってた振り返りのこと。
「家庭のインスタントカレー」なんて言われてたものです。
じゃあインスタントでないカレーは何か?
そんな昭和の昔にはターメリックや香辛料なんてそうは売られていなかった。
本格カレーを作りようもありませんでした。
では何か? 何だったらインスタントではなかったのか。
ホテルやレストランのカレー。
それがインスタントでないカレーとされていたのですw(笑)。
サツマイモのカレーはアタシなりのアイディア、発想があった。
ちゃんとした料理ができたと思います。
水にさらして煮物か何かと思ったら蓋を開けたら甘い香りがしたから。
残っているサツマイモを片付けるのに何を作ろうか、考えてたところでした。
アタシはカレーを作ることにしたのでした。
サツマイモが型崩れしないよう炒めるのもいつもより念入りにした。
甘辛で、激辛のカレーはとてもエスニックな感じです。
仕上げにココナツパウダーを入れるのも忘れませんでしたとも!(笑)。
たっぷりのサツマイモがとても甘い。
それでいながら激辛。自家製ハバネロも、タバスコも追加した。
強烈に辛いながらも甘さを感じる。
よくサツマイモの味わいを引き出せたと思った。
ヒー!ーーハァーーーーーっ!ww
サツマイモって、新鮮なうちは輪切りにして塩コショウでフライパンで焼くと美味しいものです。
ジャガイモとは違った味わい深い美味しさがあります。
でも、そうやって食べるといつもガスが出るのw(汗)。
レンチンしてバターをつけて食べても美味しいけどやはりガスが出ます。
焼き芋はもちろんガスが出る。
あれがなんだか悔しいww。
ガスを我慢するのもまた悔しいものですw(笑)。
アタシはお節に栗きんとんを食べまくりましたし、今回のサツマイモカレーも美味しくいただいてます。
しかしなぜかガスは出ない。
なぜ?www。 謎ですw(笑)。
しまった! ココナッツパウダー入れたからカレー蕎麦にはできない!ww
めいしくおしあがれ
昔はインスタントなどと茶化されたでも、今はそういう位置づけではなくなったものがあります。
考えれば色々あるのですが、この辺りをうまくお話できたかどうかw。
その昔は電子レンジすら手抜きの最たるものだなんて蔑視されたものです。
残りご飯を温めるのに蒸し器を使っている家が普通にあった。
どんどん便利なものができていって文明技術は進歩する。
登場した頃は画期的な「抜け道」だとされていたものも、実はたいしたことがなくなってゆきます。
そんなに馬鹿にしたもんでもないだろうと復権する。
・・・アタシが子供の頃には習字の授業があって、硯をすって墨汁をまず作るよう言われたものです。
面倒臭い(笑)。
いったいなんの修行かとみんなが思ったものです。
「墨汁」なんかがちゃんと文具屋では売られていて、習字をするってならこれをインクのように使えばよかった。
インスタントはよくない、手抜きは教育にならない、なんてやって教師は子供たちに硯を使わせたものです。
そのくせ先公の方はインスタントの墨汁を使ってやがったんだww(笑)。
そんでアタシの書いた自信作、
ハネを忘れたと、先公が赤いの使って筆入れしやがったw。
そこは手を抜いてくれよwww(笑)。
おそまつ
※ そのうち「サトウのご飯パック」すら手抜きでなくなるとかw。
インスタントコーヒーすら手抜きでないとか。
いや、もうなっているのか。本格インスタントとか矛盾めいたキャッチコピーは普通です。
あのインスタントコーヒーってのは、酸化防止がされていて直腸がんに有効だという研究があります。
いや、酸化防止剤は入ってませんけど(笑)。
酸化しにくいように出来てる。それが直腸がんに有効なんだとかw。
この話はドトールコーヒーのトイレに張り紙が貼ってあった受け売りですが(笑)。
あそこってコーヒーはインスタントじゃないんだけど、どういう意図があったのか。
昔のこと。
