志村けんをジョニデが真似してたこと
志村けんのコメディアンとしての才能には舌を巻くものがあります。
今更ではありますが、彼のコントを見ると改めて思う。
どんなに馬鹿馬鹿しくても笑わせれば勝ちです。
こういうのは後になってから効いてくるものなんでしょうw。
生きていた頃はそれほどとは知らなかったw。
その志村のネタのひとつに、「眠っても目が開いている」というのがあります(笑)。
目蓋に目をマジックで書いてるだけですw。
でもそれが妙におかしいw。
目を閉じても目が開いている。それがなんだかとても笑えるのです。
アタシがツボっただけかも知れないけどw。
このアイディアを発案したのが志村かどうかは知りませんが、動画を見ると彼は見られている状態をよく分かって演じているように見えます。
なかなか秀逸だと思った。
確か志村は役者をやったこともありますが、どうにもダメだったw。
とことんコメディアンだった人のようです。
ところがこのネタ、ジョニー・デップが「パイレーツ・オブ・カリビアン」で真似をしていたのでびっくりする。
同じように目蓋に目を書いてウケを狙った。
日本のドリフまで参考にしているとは流石ハリウッド俳優、なーんて思ったものですw。
色々と調べても、志村より前に同じことをやっていたコメディアンはいなかったようです。
チャップリンでもそんなのはなかったようです。
近いのはあった。「モダンタイムス」あたりにそんな雰囲気のがあったかも知れません。
やはり金字塔のようなものがあったのでしょう。
あの「ミスター・ビーン」こと、ローワン・アトキンソンも志村けんを大いに参考にしていたと言います。
彼は日本にやってきて、志村と一緒に小便のコントをやった。
いつまでもキレの悪いw、どこまでも終わらない男の小便というギャグでした。
オトコってのは小便とは切ってもキレない関係ですww(笑)。
「終わらないションベン」、男にとっての悪夢かも知れない(笑)。
志村が亡くなった今、それはもう昔話なんだけど・・・w。
いや、昔話ってなら、アタシは南伸介の偽善的になっていった変貌ぶりが薄気味悪くて、逆に面白いと感じてたクチです。
ドロドロとした情念を感じさせる男だったのに「いいオヤジ」を演じるようになっていった。
クレイジー・キャッツがドリフほどまとまりがなかったのをアタシは興味深いと思った。
コント55号の消滅で萩本が偽善だらけの「座長」になっていったのをそれは「運命」だろうと思った。
萩本のコントには爆笑しませんでしたが、シニカルな笑みをつい浮かべてしまったものです。
しかし先日見た志村の動画はなぜか腹の底から笑ってしまった。
そういう才能はあったのだといわざるを得ない。
アタシも荒井注が抜けて志村がドリフに新規にやってきた時はブーイングをした子供の一人だったのでしたがw。
今日、そんなことを家内と話してた。
そしたら家内が言った。
「あれ、ピン子さんも同じよね。だから笑っちゃう時があるんだよ。」
って言う。
あの大相撲で連日のご観戦で話題の、人呼んで「背筋ピン子」さん。
あの化粧とマスク姿で、どうも目蓋になんか目を書いているようにも見える、なんて家内が言った。
なんてことw(笑)。
そーいや、マスクだけです。そしてあの化粧です。
まかり間違ったらあの志村のコントみたいになっているかも知れません。
つうか彼女、本当に目を開けて観戦しているのかっwww。
おそまつ
