黒ソイの味わいは新婚のお味
「なんだかよく言えないけどこの魚は美味しいよ♪」
家内が箸を動かしながらしみじみと言った。
二人でグジグジと魚に箸を入れています。
そこは二人の箸がぶつからないように注意して。遠慮がちに互い違いに箸を出している。
魚の身を取るのに集中して二人とも口数が少なく、まるで新婚みたいですw。
ニコニコしてても遠慮がち、静かな食事をしているとそんな感じになります。
きっと食べ終わったらムフフだからなんでしょうかww(笑)。
食べたのは黒ソイです。
塩をしてフライパンで焼いた黒ソイ。
レモンと醤油で食べています。
確かに美味しい魚です。形容しがたい美味しさがあります。
買った時は内臓が膨らんでいて、いかにも多かったので家内が下処理をしてくれました。
直感でしかありませんが、ソイは内臓が大きな魚なので処理したほうがよい感じでした。鮮度がよかったらいいのかも知れません。
お腹を割いて内臓は取り出しました。これを「捨てた」と、なかなか言えない自分に気がつきます。すべて食べてあげたいから後ろめたさが残るw。
ちょっと塩をしてフライパンで弱火で両面をじっくり焼きました。
この魚、皮がなかなか香ばしい。
そして身が白身でまたなんとも言えない美味い味です。
これはきっと白身で刺身にしても美味しい魚かも知れません。
アタシ、ちょっと前にもこれを食べてたw(笑)。
自分のブログの記事にありました。
その時は調べて煮付けがいいと聞いてやったのですが、今回はすっかり忘れていたので焼き魚にした。
でも焼き魚も悪くありません。美味しい。
皮が少し焦げて香ばしくなったのがアタシは好みです。このソイの皮は実にいい。
身はしっかりしていてホロホロと面白いように取れます。
家内は箸使いがあまり上手ではないけど、彼女も面白がって食べている。
それぐらい身離れがいい魚ですw。
色んな魚、色んな種類を食べるのは心に滲みるものがあります。
魂にいいのです。
魚屋が仕入れたものですが、それぞれの漁港が目に浮かびます。
家内はグーグルマップで確認すらすることがあるw。
日本は豊かな海があります。感謝w。
日本という国土、その地形や広さ、そんなものを実感できるのも魚料理の魅力です。
みんな我が国の色んな場所で暮らしていて笑い、楽しみ、色んな魚を食べているのです。
その土地によって魚の食べられ方も違うでしょう。
違いがあるのはいいこと。
世の中、魚は鮭とカレイぐらいだと思っていたアタシの子供の頃。
それに若いと食事をあまり味わえない。
こんな風に色んな魚が食べれるようになったことはとても嬉しい。
今回はシンプルに味噌汁と漬物だけにしました。
黒ソイがそこそこ大きかったから。
いや、「大きい」って言っても九州場所で相撲取りたちが差し入れてもらう「アラ」の大きなこと。あんなものではありませんw。
鳴門部屋(元大関琴欧州)のブログでは抱えるような大きなソイの写真が紹介されています。
お相撲さんたちがアラが好きだというのはきっと大きな魚でもあるからでしょう。ちゃんこ鍋など、小さな魚だと手間ばかりかかってしまいます。
するとアタシが前に食べたアラ(ハタ)の刺身はすごく小さかったことになりますw。
このソイは二人でも満足感のある大きさです。
豆腐も納豆もなし。玉子焼きもしなかった。
漬物は白菜とカブの二種、壺漬けもありましたから十分でしょうw。
コメは玄米。
二人でニコニコしながら口数は少なくw、ひとつの皿から中ぶりのソイを一尾、ほぐして食べた。
この上ない味わいだとアタシは思った。
こんな風に時間をかけて食事をするのがいい。
食事にかける時間は大事。割と心がけていることではあります。
美味しい魚をいただきました。
ご馳走様でした。
粗食を心がけましたが、他に何があったらよかったかと問えば、もずく酢とか酢の物はあってよかったかも知れません。
漬物も酢のものもありましたがやはり酢の物らしいのがあるといい。
贅沢にやるならタコ酢とか。
貝やクキ若芽、ワサビで和えて、八寸の小鉢なんてイカしてますw。ちょっとだけレモン。
あれ?
そーいや酢の物っていや、アタシが作った酢蓮があったんだw、忘れてたw。
最近はハス、レンコンが安くなっています。
だいたいはアタシが酢蓮にしてしまう。
薄くスライスしたハスをさっと湯通しして酢に漬けます。
砂糖と塩をちょっぴり、少し甘くしたところに自家製ハバネロを加えると極辛で強酸w。
我が家は「強酸党」なのですw。
家内はスライサーで作る酢蓮が薄すぎると言って自分で切りたがる。薄すぎて食べごたえがないと言う。
そんならもう別にしようw、そうしてアタシが作った酢蓮と家内の酢蓮、二つがそれぞれコーヒーの瓶に漬かっています。
酢蓮はピクルスのような保存食です。
特にアタシの好物なので置いてあるだけで嬉しい。
少しずつ食べてケチケチと美味しく味わっています。
ハスは高いものですから瓶詰めにしたものを眺めるだけで満足。買わないで済むというのも効用のひとつです。
先日はとうとう前の酢蓮が痛んでしまったけど、泣かないw(笑)。
この調子で大事にしていると正月のおせちになっちゃうかも知れませんけどww。
めいしくおしあがれ
※ ここのところ阿炎の調子がいい。
幕尻とは言えキャバクラ謹慎して、反省して帰ってきたのですから強さは折り紙つきです。
本日もとっくりと勝ちましたw。見事です。楽しみ。
優勝しちゃうかもw。
Abemaで相撲解説をしている旭道山という人。議員もやったことがありますから有名な人です。この人の実弟は、幕内格行司の木村寿之介です。
阿炎が終わった頃の取り組み、真ん中ぐらいで捌いています。
この木村寿之介、若狭塗りの軍配を新調したのでしょうか。珍しい柄で、満月と半月みたいなデザインです。
キラキラして綺麗。
それにしても、正直、今場所はアレが引退していないのでwww、実に清々しい土俵が続いています。
横綱が挑戦を受け止めてそして退ける。よいところも危ないところもある。
これが大相撲本来の醍醐味というものでしょう。
アレだと「アララ、勝っちゃった」、なんて、そんなことが実に多かった。いや、九州場所だけに限らずw。
アレは「待った」といのも多かったヒト。照乃富士にはそういうところもない。
おそまつでした
