昭和のテレビドラマ、「あとは寝るだけ」
マニアックな方からすれば、きっとアタシなんてとんだ半可通かも知れませんw。
テレビドラマならだいたい知ってる、そんな人もいることでしょう。
しかし今回のこれはどうか。やはり昭和のドラマです。
「あとは寝るだけ」、これはアタシの少ないテレビドラマの記憶のうち、強く印象に残っているもののひとつです。
アタシは「面白そうだ」という匂いを新聞のテレビ欄から感じたら、こっそりと見ようと頑張ったものです。
天井裏にカッパらったラテカセを隠していてw、見つからないようにアタシは見た。
押入れの天窓は上が簡単に開いた。ベニヤが乗っているだけでした。
まあこのドラマは全話見れたわけではなかった。
このドラマ、堺正章という人が主役をやったドラマでした。
出演に三木のり平がいたw。ヒロインは樋口可南子。
三木のり平、彼は時代を代表するコメディアンです。この人は別格。
そして東京乾電池のメンバーたちが脇役を固め、戸川純が第二のヒロイン役でした。
シュールというか、奇妙な雰囲気のドラマ。
とは言え、狙ったようなアザとさはあまりなかったw。
登場人物のスレ違いの台詞が、まるで舞台の前衛劇のようで、実に面白かった記憶があります。
言ってみれば「シュール・コメディ」という感じでした。
「シュール」というコンセプトは今はあまりウケないような気がします。
薄っぺらいと捉えられるかも知れません。
世の中ヤラセとか仕込みが多すぎる。白々しすぎるから。
面白くもないのにシュールとして意味深にする、そういうヤラセみたいなものが今は多すぎるでしょう。
今、テレビドラマで「シュール」なんてやったら阿呆過ぎます。
ご存知のように、「シュール」という言葉は「シュールレアリスム」に由来しています。
物語はなんてことない舞台、家庭だか事務所だかで繰り広げられるドタバタです。
毎回奇妙なオチがあって、一貫して暗い雰囲気が基調でした。
おかしな人々がおかしなことを真面目に追求するというもの。
まずは戸川純という人がよかった。
もっと台詞を話すところを見たい、いつもそう思って見ていた記憶があります。
彼女はウォシュレットのコマーシャルで一躍有名になりましたが、地道に俳優として活躍していた人です。
個性派とは言いたくないですが、人間として不器用な感じがする。あれはきっと素なのでしょう。
妹が姉の活躍を見て姉のツテで芸能界に入ったようで、妹は11PMのカバーガールなんかもやって活躍しました。
しかし突然に自殺してしまった。戸川京子という人です。
不倫か何か、恋に思い悩んでの死だったようです。
実の妹の自殺、その衝撃は我々にはとても推し量れないものがあるでしょう。
あるいは彼女も「泣けなかった」人だったのかも知れません。
そして脇を固めたのは東京乾電池というコメディアングループでした。
あれは絢爛たるメンバーだったと、今では思う振り返りのこと。
アタシも一度ぐらいは彼らの芝居を見に行ったことがありました。やはりまだ「ガキ」といっていい頃です。
その頃はアタシはまだまともな社会生活を目指してたw。
今のお笑い連中というのは、この人たちの成功を後追いしているところがある気がします。そうは問屋が・・・(略)。
柄本明や多くのメンバーたちが役者として活躍してきました。
成長した柄本明の息子たちはずいぶんとよい役者だと思う。
高田純二もいた。
ああ、昔この人、家内に粉をかけてきたことがあるんだ。バイクの乗りながらナンパしようとしてきた。個人的につんでもない嫌な野郎です。
オンナ好きなのはいいが、身の程知らずで何様という感じだった。
ひかえろ、河原乞食風情が!
・・・ま、まあ、そうは言いませんでしたけどwww(笑)。
「ベンガル」も出ていたでしょうか。
ベンガルは先日、「孤独のグルメ」に出ているのを見ました。
実際の、奥さんか事実婚か知りませんが、その女優と出ていたと思います。あの番組はかつて知られた役者やタレント、いわばポンコツを出すというのが面白い。
アタシは「広告批評」というサイトも運営しているのですが、ちょっと前、朝加真由美という人を取り上げたことがありました。その人。
正直、この記事を書いた時はまるでよく知らない人でした。
古い雑誌広告に彼女のセミヌード・カレンダーをプレゼントというのがあって、紹介したのでした。
この人ってダブル不倫でベンガルと付き合っていて離婚したとか。
結局くっついたのがこの人。
驚いた。 まるで知りませんでした。
ベンガルってモテたんだwww。
最後は堺正章を挙げましょう。本作の主役。
彼はアタシは子供の頃からなぜかよく知っていた人です。
歌舞伎かなんかの血統がありやたらと威張っていた人。いつも特別扱いのようにしてブラウン管に出ていたものです。
テレビで研ナオコとコント番組を持っていて、彼女は大麻で逮捕されてしまい、芸能活動を一時謹慎してしまいます。
その復帰の舞台というのをアタシは見に行った。堺正章も相棒として出ていた。新宿はコマ劇場というところでした。
なぜ行ったのか、自分でも分かりませんw。
子供のアタシが一人で、そんな舞台を劇場に見に行ったのでした。
堺正章も競演し、社会復帰するのだとの意気込みで練習を重ねた舞台を踏んだ。
研ナオコ反省の愁嘆場もあり、ちょっと強烈だった記憶があります。
ただ、子供ながら堺正章にはとても冷たいものを感じた。平然と人を利用するような感じ、偽善を感じたものです。
その後、堺正章は岡田真澄の姪かなんかの岡田美里という人と結婚して、離婚します。
その離婚会見がテレビで大いに話題になりました。
アタシは堺正章ほど嫌なやつはいないと昔から思っていた。
それこそ子供の頃から。
だから、離婚会見でその結婚相手の岡田美里が言った離婚理由を聞いて大いに肩入れしたものです。
それ見たことか、と。
中元や歳暮が山のように毎年届き、自分らはお返しもしない。
礼状を書いてやりはする。それが苦痛だった、彼女はそう会見で告白した。
まるで下の人たち、スタッフには配慮などなくて、怒鳴りつけたりするのを聞くとビクッとしてしまった、彼女はその時、実父からのDVも告白した。
傲慢さだけのオトコ、特権的な立場の行使、人を使ったり潰したりする権力、そんなものを目前にして耐えられなかったんだろうと、アタシはちょっと同情した。
そういうのがアタシには分かった。
★ でも家内は違うと言ったもの。
いつもこの話題になると彼女は反対するんだ。
いわく、
「お互い様じゃないの。どうせ芸能一家なんでしょ」
と、家内はふんと鼻を鳴らすのですw。
最近もそんな議論の蒸し返しになった。
やはり美里には同情などしないというのが家内のスタンスなのです。
なんだこれはw。いつになく暗い内容になっている(笑)。
読み返してみてもいつものように草が生えてないから分かるww。
つまりこのドラマ、やたらとドラマ性のある連中の集まったものだったことに気がつきます。
曲者ぞろい、それがもしかするとドラマで活かされたということかwww。
しかしもう時代は違う。二階の物干し台の上で上でギターを弾いてカッコつけて、ロマンチックやってもダメなのです。
二階なんてとっくに無能総理菅とともに幹事長を降ろされたんだからwww(笑)。
おそまつ
最後に、テレビときたら、アタシがお勧めしたい記事がありました。
自分で言うのもなんだけどw、どうか(笑)。
本作「あとは寝るだけ」はDVD発売もされていないようで、今ではほとんど知る人ぞ知るというドラマだと思います。
※ ちょっと昨日は記事の日付が変になった。
12日に更新したのですが、ブログの先頭に来ませんでした。
新しい記事を上げたら「先頭に固定表示」というのをしないといけないようです。
今更すぎるw。
古いレイアウトを使って記事を書くと行方不明になっちゃうのです。
今日は大丈夫かな。
嫌いな芸人なんて誰にでもいるんでしょうが、アタシは昭和のテレビぐらいしか知りません。
だからアタシはこういう役者とか、そんなのを区別してしまう。
まあ、わざわざ連中のスキャンダルなんて見たりはしませんけど(笑)。
薬師丸ひろこは「孤独のグルメ」に出るのかwww。
家内はあくまで、狂った芸能なんちゃら業界なんだもの、関係ないわよ、というの。
冷淡。
すっかりネット民になった家内は振り返るにしてもテレビに対する見方が違う。
今日はYouTubeを見てしきりに感心したから聞いらこう言った。
「ワン・レパブリックって何でもやるのねぇ。マルーン5みたい。」
なんて。
ふたたびおそまつ
