孤独のグルメの井之頭五郎、そのあるべきルールとは
これは、最近見ている番組というか動画にまつわるお話。
テレビ番組、「孤独のグルメ」についての振り返りのこと。
まあ結局、じくまであぶんだけでの考えなんですが・・・。
しかしアタシは世間に問いたいと思った。
それは、この番組というか原作の漫画、当初のコンセプトというのはきっとあったと思うから。
人気がなぜか出てしまい、打ち切りかと思いきや長々と続いてきたシーズン9。ひとシーズン12話とすればすでに108回はやった計算になります。
そこでは色々と妥協もあったのかも知れないとはアタシは思った。
しかし、本来の筋というか趣旨というのはあったと思うのです。
それをアタシがここに推察してみようという次第。
わざわざ「孤独のグルメ」と謳っているのですから、そこは「孤独」でなくてはなりません。まずそれが前提。
主人公は孤食、一人で外食をするのです。
以前の記事にコメントもいただきましたが「孤高のグルメ」というのは他にあるようで、それでは名前がカブる。それじゃあしょうがない(笑)。
したらば、それでも、「頑固に、そして自分だけのワガママだけを通す」というのだけはコンセプトなはず。
本来は正面から向き合いたかった趣旨があったのではないかwww。
その本来の「あり得べきルール」というのはいったいどうなのか。
それはあったであろうアタシの妄想と推察。
今でも制作の過程で少しは気にされているとは思いますが、その埋もれがちなものをアタシは掘り起こしたい。
これが本日の記事の趣旨なのですw。
以下はアタシなりの『孤独のグルメ』のありうべき理想から、いくつかルールを想定してみたものです。
もちろん、そこはアタシなりの体験にも由来しておりますしアタシ自身のものでもある。
そしてきっと、少しでも共感いただけることもあると思う。
もちろん、アタシも孤独な外食をしていたのですwww(笑)。
1. 他の客の注文しているものは頼まない。
意地でもそれはしたくないw。
初めての店ではどうしたって他の客が目の前で注文しているものは触れないようにしたいものです。店に入ったとき、すでに食べているものだってどうかと思うものw。
それはすでに「手垢に汚れている」と思ってしまうから。
いくら常連とおぼしき客が注文してても、決してそれには迎合しない。真似しない。避ける。
他人とクチを軽々しく聞く事だってありません。
これはウィズ・コロナの極意さえ示唆していますw。
ひたすらこちらの個人の内面に没入するというのが孤独のグルメ。
だから、他人と同じものは決して頼むまいと、心しておく。
これをヒネクレてると言うかどうか。
しかし他人と同じものなんか食いたくない。
だって初めての店なのです。そのドキドキの初体験を感じたい。人に先に運ばれてきたものを後から自分がいただくなんて、なんだか屈辱ではないかw。
隣で手慣れた野郎がパンパン馴染みの姉さんとヤッていて、次は自分の番・・・
おっお゛ーーー!!おっほん、ゴホン、げほん。
あーーーっぷっ、ごほん、あほん、だほん・・・・。
・・ちょっとムセちったwww(汗)
ま、まあ、そういう、「手垢」というのはあると思うのです・・・(笑)。
2. 店員にメニューについて聞いたりしない。
前にもお話しをしたことですが、メニューにある料理の名前なんて変なものもあります。
時々、こちらがクチにするにもポエムなメニュー名や恥ずかしい名前だったりもします。
なんでそんなメニュー名にしたのかなんて疑ってしまうような店もある。
客をからかっているのか。
羞恥プレーかっ!www。
それはしかし店の自由。いいのw。
だったらこっちも乗ってやろうじゃないの、と、そうゆうことになります。
恥ずかしさを堪えて注文をウェイトレスのお姉さんにする。
「『恋人たちのワクワク海岸、ドキドキの誘惑パスタ』をください」
なーんて。
あなたは試されている!
だったらこっちも腹を据えてかかりましょう。
いちいちメニューの名前、その内容について聞いたりしちゃいけないのです。
勝負は時の運。とにかく旨そうだと気になったら注文してみて、メニューのネーミングと同じイメージなのか、いったいメニュー名はどういう趣旨のものか、たっぷり評価してやろうじゃありませんか(笑)。
それがオトコと言うものです! 五郎!
3. チェーン店や手近の店では食わない。
孤独にグルメしていて、五郎ちゃんは酒も飲まない設定です。
そしてシーズンの後半は禁煙すら始めたようです。
そしたらもう「食事だけに集中する」という設定になりましょう。
大事なのは食べること。リラックスできるとか内装とかテーブルとか器なんてものじゃない。まさに食うことだけです(笑)。
だったら、もちろんチェーン店なんかは絶対に度外視です。
フーターズどころか、アンミラごときでニヤけるようならグルメが台無しだ!
そして五郎ちゃんが何の仕事かは皆目わかりませんがwww(笑)、その仕事が終わったらその現場からはすぐさま遠ざかるべきです。
すなわち食事と仕事は分けないといけないということです。近場の店はわざと選ばない。
その方が気分が違います。
客と面談した場所、その隣の店なんかで食ってはいけないのです。
しかもグルメと標榜しているのです。
「店を探す、引き当てる」ということがあります。だからどんな小芝居があろうと、その後に近所の店に安直に入ってはいけないはずなのです。
歩いて探し、途方に暮れる直前にどうにか店を見つけるという、そのオアシス感も大事。
孤独のグルメ、時々最初のコンセプトを外れてはないか。
心配になる時がある(笑)。
入るのは個人営業の店でないといけません。
それは絶対(笑)。
チェーン店の魅力というのは「どこへ行っても同じ味」というところ。それは個人営業の五郎ちゃんのニーズとは違うはずです。
だからこそ彼はカネを惜しまずメシを食うのです。だいたい毎日、同じ仕事ではないんだから。同じ味でどうするw。
だから細々とやっている店で、外見は今にも倒れそうな店が理想と言えば理想w。外見が汚いほうが理想的です。
そんな侘びサビの世界。そして美味いという驚きに感動する。
普通の人なら疑ってしまうような店、避けたくなるような店、地雷かもしれない店、知る人ぞ知る店。そこへ突撃し、旨い店を発見するというのが五郎ちゃんの至上の幸福であり「自己実現」と言うことになるのではないか。
4. セットものは頼まない。
「孤独のグルメ」は「ワガママ」ということを標榜しています。
主人公にはそれだけの豊かさがあります。五郎ちゃんは好きなものを注文し、ランチに五千円近いカネを払ったりする。
そうして個別メニューを単品で頼む。それは積算、どうしたって高くなります。でも、いいのw。
ブライトリングかなんかの200万はする時計して、羽振りはいいんだw。

佐川急便みたいな、まるで個人配達のような商売をしていて、どうやってそんな仕事になるかはとことん謎ですがwww(笑)、設定としてはお金持ちということ。
そして独身(笑)。独身貴族です。
そうしてこそのグルメのワガママなのですから、セットものは断固拒否すべきなのですw。
「ライスに味噌汁がついてます」、なんて言われたらさりげなく忌避すべき。
セットモノはお仕着せ、乞食だ、施しだ。
そんなものはグルメじゃないw。
ライスを頼んで、「味噌汁がついてきます」、もしそう言われたら五郎ちゃんはさりげなくトン汁を頼むべきなんですwww。
そうして店から縛られることから逃げる。
だって、五郎ちゃんが食いたいものは「セット」じゃあないんだから。食いたいものはその場でメニューを見て決めた「食べたいもの」なんだから。
その自由な欲望を貫徹しようとする姿勢がいいのではないか。
まあこの部分はドラマでもここまで割りと上手にやれていると評価できる(笑)。
5. お勧めメニューは選ばない。
「当店のお勧め」って、店の親切であったり、サービスでもあったりしますが実は罠であったりもする。
「お勧め」なんて売れ残ったものを処分したいがための罠というところもあるのです。
「夜だけのメニュー」なんてのは何も材料が届くのが夜だからじゃない。
宅急便の時間指定じゃないのですww。
すなわちデーゲーム、昼のランチなどを提供した後、残ったものを処分したいから夜だけのメニューになるというのは店舗経営の常識!w。
だから我が道をゆく孤独のグルメは、そんな店のお勧め、都合なんかに構ってるヒマはないのです。
自分のことだけを考え自分の欲望に忠実になるというのが五郎ちゃんなんだからw。
孤独のグルメは戦闘員です。サムライなのです。
そんな売れ残り処分の罠を警戒しないはずは到底ありません。
よって、お勧めなんてものは最初から無視、度外視するべきなのです。
それでこそ孤独のグルメ、五郎ちゃんだ(笑)。
お勧めなんて、そんな甘言に惑わされるようではいけません。
そんなフワフワしたことでは「孤独のグルメ」の看板は返上しなければいけない(笑)。
ここも意外とアタシが見た回ではうまくやっているかも知れないwww。
6. どうやって食うかとか決して店側に聞かない。
実際、こういうことを聞くってのは実に間抜けなものなのです。
出された料理には盛り付けというのがあります。そこに食い方が表現されているのが当然のものなのです。
「向付け」って、皿を持たずに食べる「向こうにある」から、その名の通り。
だから向こう側にスープじゃあしょうがない。
もし、そうでなきゃどうか。
土人との文化交流みたいになっちまいます。言葉もお互いに通じず、見よう見まねで手づかみで芋虫かなんかを土から掘り出して食うんでしょうかw。
我々は価値観を共有できているから料理と貨幣の交換ができるのです。
あるいはもしや内輪の暗黙の了解で、「クムチは反日ポーズで食え」なんて、そんなのだってあるのかも知れませんでしょう?www。
そんなの知りたくもありません。
食い方なんか教えてもらう必要なんかない。
知りたくもない。言わないでくれ。 決して教えようとしてくれるな。
自分の直感を信じて食って、それで旨いかどうか味わうのがグルメというものです。
「教え」など乞うてはいけない。ルールなどない。番組オープニングでもそう言っているではないか。 それが「孤独のグルメ」のはずです。
もし、いちいち食い方なんて賜っていたらそれは堕落の道。
すなわち甘えなのですww。孤独ではない。
7. 好きなものをつける、ソースでも醤油でも好きなものをかける。
結局、好きなように食べるということも「孤独のグルメ」のうちではないか、アタシはそう思う。
だったら塩だろうがタレだろうが好きにおやんなさいw。
誰にも助言を受けず、誰からも忠言されず、ひたすら自分の好きなように食うために注文をする。そうであればつけるもの、付けダレだって好きなようにすればいい。
そこには自分の工夫で食うという至福があります。
店という外食でこれをやること。そういう話ではないのか。
だったら好きにおやんなさい(笑)。構うことはありません。
五郎ちゃん、アンタはタルタリストだw。
自分の味覚、自分のスタイルを信じられなくてどうするのか。
アタシは外食ならタバスコを一本丸ごとかけて食うことがよくありましたw。昔はタバスコが高かった。乞食のグルメw。
大勢で食って鶏の唐揚げにいきなりレモンをブッシャアァァなんて、それは嫌だ暴挙だと一時期は話題になったものです。
しかし孤独ではないのですからそれは認容しないといけないでしょう。
キレイなお姉さんがやってくれて、それにいちいち噛み付くなんて大人気ないにもほどがあるというものwww。
それが嫌なら一人の孤独メシです。
あらゆるお仕着せを拒絶するんだからの孤独メシ。何のしがらみも尾根遺産もない。
それなら誰にも文句は言わせません。
「鶏唐レモンなし」だって当然にアリなのです。
なーーーんて・・・等々。
以上、つらつらと思いつくまま徒然にお話してみました。
最後に以下、改めて上の七つの戒めを整理しておきましょう。誰得だけどwww。
これであなたも正統派「孤独のグルメ」、間違いなしです。
1.他の客の注文しているものは頼まない。
2.店員にメニューについて聞いたりしない。
3.チェーン店や近場の店を安易に選ばない。
4.セットものは頼まない。
5.お勧めメニューは選ばない。
6.どうやって食うかとか決して店側に聞かない。
7.好きなものをつける、ソースでも醤油でも好きなものをかける。
どうか。
この番組のことをお話しした時、「始めて入った店でオッサンが戸惑いながら注文して食って満足する光景が癒し」、とかアタシは言いましたが(今更ですが・・・)、それは番組がなぜウケたかという説明に過ぎません。
だから本質的な問題についてアタシは問いたいと思った。
誰でも、特にオトコなら孤独にグルメしているはずだからです。
そこには誰しもルールがあることでしょうう、そうアタシは信じるw。
「孤独のグルメ」という番組は奥深いのではないか。
ボンヤリして見ててもきっとどこか癒されるところがあるでしょう。
Gyao、Abema、今は無料動画で何回かが見られます。お勧めです。
DVDを買ってもきっと飽きないと思いますwww。
GEOからは時々メールが来ますが、旧作は55円とかキャンペーンがしょっちゅうあります。
お勧めです。
このお話、ある程度は自分はこんなことをやってきたな、と。
そう思って共感いただくと嬉しいw。
アタシもやってた。
まあアタシの場合、ここに「入った店では必ずトイレに行く」というのが入りますが・・・w(笑)。
それにしても、アタシって孤独だったんだw。だったん蕎麦。
そしたら、いつ金持ちになるのかwww。
おそまつ
※ あの「孤独のグルメ」の脳内のナレーションってのは何でしょうwww。
オヤジギャグ連発、時にはテヨンをディスってたりする。いいのかw
しかし五郎ちゃんと違うというのが素敵な演出です。
もしあれがアドリブならたいした才能だ。
そう思います(笑)。
にしても、・・・アントキラーじゃないのかなぁぁああwww・・・(欝)。
おそまつ
