孤独のトイレ
考えてみればアタシにはこっちの方が得意だったかも知れないと思った。
汚いお噺にならぬよういたしますのでご安心をww(笑)。
アタシは外食をよくしていた頃、必ずと言っていいほどそこのトイレを使いました。
だから「孤独のトイレ」。
そっちの方がアタシには似つかわしいと気がついた。
小さい方ですw。
その昔、家内にも気がつかれてしまい言われたものです。
「どこ行っても必ずトイレ使うよね」
なーんて。
世の中の男性諸氏はご注意あれ。
女性というのは結構、相手の行動やクセを見てるものです。
一般的に男性の方が女性よりも注意力がある、と、アタシは常々そう思っている方ではありますが、こと相手ということになると違うようです。
移り香、つまり匂いなんかで浮気がバレるとか、髪の毛でバレてしまうとか。よく聞くお話。
女性というのは一転集中型、他のことには気が回らなくとも旦那や相手のこと、その変化にはすぐ気がつく。
男性は油断してはいけないのです(笑)。
奥方が髪を切っても気がつかない旦那。そのくせ色んなことには気が回るのがオトコ。
「おい、これ、こっちの店の方が安いよ。買っとけば?」なんて。
空いてる別のレジに気がつかない奥方。そのくせ旦那の変化には気がつく女性。
「あなた、靴下が裏返しじゃない? この髪もアタシのじゃないわ。」なんて。
ガクガクブルブルwww(笑)。
ともかく、「トイレ」w。
「孤独のトイレ」です。
アタシはあまり外で大きな方はしないけど、必ず店ではそこのトイレを使います。
どうしてか興味があるのです。
「行かねばならない」というぐらい、そのぐらい気になってしまう。
「トイレの汚い店は駄目な店だ」
なんて、そんな店舗経営の教訓は知ってますが、それより何よりそこのトイレがどうなっているのか知りたいww。
ケーキとコーヒーでも食事でも酒でも、とにかく入った店のトイレを確認したくなるアタシなのです。
そうして入って小さい用を足す。
手を洗い鏡を見て手を拭く。
流れるのが自動だったり、大小兼用のトイレだったり色々。
オシャレな洗面台もある。洗面台に信楽焼きとか、陶器を使っていたりする。焼き物の土モノなんかだとまた雰囲気が違います。
手洗いで蛇口が変わった形のデザインモノを使っているトイレもある。
あまり普通には見かけない蛇口ってのは新鮮でとても楽しいものです。
そういうのは例えばモデルルームとか住宅展示場に行くと実感できるでしょう。まず蛇口に目がいってしまう。
水を出すのが楽しくなるような蛇口というのはあります。
タイル張りとか、ちゃんとした観葉植物が置いてあるトイレもあります。あの鉢植えっていつ陽に当ててやるんでしょうw。枯れちゃうもの。
家庭的な狭いトイレもあります。上が階段になっていてトイレの天井が低いトイレとかw。
「ああ ここはこういうトイレなんだ」、
アタシはまるで五郎さんが注文した料理が出てきたのを見るように思うのです。
「孤独のトイレ」
トイレに入ると落ち着く。
なぜかホッとする。
はあ、なんて息をついて小用を足す。静かなトイレにアタシの水音がする。
トイレでは誰でも孤独ですww。当たり前田のクラッカー(笑)。
しかし、いったい、なんでホッとひと息つくのか。
ホッと息をつくために喫茶店に来たのではないのか。メシを食いに来てリラックスしてデザートなんか食べていたのではないのか。
店の中では落ち着かなかったのか。
しかしトイレにはちょっと違う意味のホッとするものがあるのです。
もともとアタシには店はよそ行きの場、店舗ではみっともない真似をしないように気をつけている方です。
デートの相手がいなくて一人で店に行ったとしても、美人のウェイトレスがいます。イケメンのウェイターがいる。
そこはパブリックな場所。公衆の場所なのだとアタシは思ってる。
だから、ダラしなく喫茶店のソファで眠りこけているサラリーマンを見たりするとギョッとする。
「なんとか談話室」とか書いてあるような、都会の喫茶店では日中からそんなリーマンがいたりします。
外回りなのか、前日の接待なのか疲れてリーマンが眠っていたりします。あれがアタシには信じられない。
アタシは店というのはそういう公けの場だと感じています。
だからちょっと背筋を張っているのです。緊張している。
その公けの場からプライベートな空間へ退避する。それが店のトイレに入るとホッとする理由かも知れません。だからトイレに興味が湧いてしまう。
自己分析。
大となると別です。
店で大というのはほとんど覚えがありません。
もよおしたらホテルや施設、そういうキレイなところを探して借りるのが普通。
外食や喫茶店で「した」という覚えがアタシはほとんどない。
今でこそウォシュレットが必需品、なくては生きてゆけないと思ってるアタシですが、その昔はそんなの使わずともできた。
だから昔からウォシュレットを探していたわけではありません。とにかくキレイな便座を探していた。
もちろん今はウォシュレットがついてないと困るから必ず探します。
古い設備なんかの施設、公民館なんかだとまだ普及していない。そこはパスです(笑)。
もう生涯、ウォシュレットがないとアタシはできないと思ってる。
なーんて言ってても、アジアなんかの途上国ではそんなのありませんから慣れてしまいますw。どんなところでも平気になる。すぐ馴れる。すっかり忘れてしまう。
手で尻を拭くのだって平気。新聞紙で拭いたり葉っぱで拭くなんて常識ww。
すっきりしたらまるでホテルのトイレから出てきたようにキレイな気分です。
現金なものです。インディアン嘘つかないw。
大というのは「必要の用」です。
小のように興味があってトイレを拝見し、「ついでに足す」という「用」ではありません。
家内が「ここは飲むカップを選べるんだよ」なん言って喫茶店に連れて行ってくれた。
おしゃれな感じの喫茶店でした。
コーヒー飲んでくつろいで、昔のことだから座席でプカリンなんかを二人で楽しんでwww、ちょっと、とアタシは中座する。
カッコをつけてアタシはトイレに行く。
木の扉を開けるとそこはプライベートな空間です。
普通のタオルが手拭きとして吊るしてあってちょっとがっかりする。
これはいただけない。タオルは湿っているようです。
こんな不特定多数の、誰が使ったかわからないような手拭いなんて使えるわけがありません。まるでダメ。
便座にはカバーがしてあります。
フワフワの起毛のタオル地。これだってあり得ない。
なんだか気持ちが悪い。まるで知らない人とお尻をくっつけ合っているようじゃないですか。
それがタマらないのか、どうか知らんけどwww(笑)。
石鹸がすっかり小さくなってても交換されてない。
石鹸置きには意味不明のプラスチックのキラキラした石みたいなビーズみたいなのが散らばっている。こんなの不潔なだけじゃない。かわいくもない。いったいどうしろっていうのか。
鏡は立派。両側にライトがついてて妙に明るい。楽屋のお化粧用かと思った。
その鏡の下には光で動く人形の置物。首だけフラフラゆっくり動いている。意味不明。
そしてなぜかマウスウォッシュの瓶が置いてある。綿棒が裸で瓶に挿して置いてある。使わないよねこんなの。
それとも店員が使っているわけ?私物を置かないで。
それにこれ、ヨーグルトの瓶だw。
造花が小さな花瓶に飾ってある。ホコリかぶってる。
芳香剤もある。消臭剤?
棚がなんだかゴチャついている。
キャビネットが洗面所の上と下にある。
これ開けてみたら中から何が出てくるの?
乾燥パスタとか缶詰なんかないよね?まさか。ここトイレなんだからw。
・・・なんだかトイレはゴタゴタしていた。
突っ込みどころが多くて落ち着かなかった。
店内がオシャレなだけになんだかモヤモヤした。
余計なものが置いてあるのが嫌。
気を遣っているんでしょうけど、それがまたウザい。
昔、国道沿いのラーメン屋のトイレに入ると壁に「八代亜紀」のポスターがよく貼ってあった。かなりの高確率であった。あんなのよりずっと猥雑な感じがした。
あの人のポスター妙に色っぽいんだ。なかなか艶めかしくてトイレにはそぐわないと思う。
ドライブインやラーメン屋で、運ちゃんたちがトイレでつい勃・・・
おっ!お゛ーーーーっっ!、ごっほっん、ごほっ、
ご、ごほごほん(笑)。 げほーーーん・・・ゴホン。
い、いやなんか、ちょっとムセちゃったwww。
別に贅沢を言うわけじゃありませんが、他人の家のトイレというのは使いにくいものです。
遠慮してしまうし、その家特有の使い勝手にカスタマイズがされているから居場所がなく感じてしまう。
だからこちらは借りてると、妙にかしこまってしまう。
それではあまり安心できません。
客商売だからと、トイレに見当違いの配慮をしてくれても困るのです。
そこいくと施設のトイレ、ホテルのトイレというのは事務的です。まさにプライベートな空間。だから大をするにはちょうどよい。
ホッとします。
広々してて、何もないぐらいがいいです。お店だとそういうトイレがなんか落ち着く。
なにしろトイレにはこちらがモノを持ち込むのですから。
そして出してさっぱりするんですから。
おそまつ
※ 「蛇口」って高い。
でも交換するとすっかり気分が変わります。気持ちがいい。
「水回り」って大事なのです。
「蛇口」は高いからeBayで買おうとします。探す。
調べるときには「Faucet」で。
上を向いて下にひん曲がったのとか、シャワータイプとか。色々ある。
日本なら2万はくだらないシロモノ。
こういう建材ってボッタくってる。
海外だと安いのです。
でアタシは乞食だからそういうのを買って海外から土産に持ち帰る。
そうすると径が合わなかったりしてw。
よく調べとくんだった(欝)。
いやはや
