水資源のこと
最近、水道代が意外と高いと再認識したのでした。
四千円弱。
やはり風呂は水を貯めておくほうがいいようです。
ガス代は余計にかかるけど浴槽の水をいちいち流してしまう方が高いかもしれません。
水は電気を使って作るものです。
「作られる」モノ。
当然と言えば当然でしょう。
山や川から引いてきてそのまま使っているわけではありません。
そういう人家のまるでないところの水は飲める。そう思っていたら上に動物がいて汚いなんてことがありました。
発展途上国なんかではそのままの水のこともありますが、日本の都市部ではほとんどが水は作られるものです。
水資源を大事に。
ポタポタとゆっくり溜まった水を大事に使う生活というのもあります。雨水を貯めてそのまま飲料水にする生活もあります。それらは完全に飲み水として適当というわけではありません。
水資源を大切に。
日本は水道技術で秀でているものがあります。途上国にこの技術を売るということも最近はやり始めています。
歯磨きをする時、水を出しっぱなしにしない。
これ、アタシは前はよくやってた。いけません。無駄に水がジャージャーと流れる。
シャワーでお湯を流しっぱなしにしない。
ウチは湯船のお湯を汲んで洗い湯船のお湯を流しています。よほど湯船の水が汚れていたらアタマだけはシャワーで洗い流す。
いけない。「髪」って言わないと家内に怒られるんだったw(笑)。
「アタマ洗ったか?」
「アタマって言っちゃダメ!」
「なんだよ、アタマだろ。」
「ダメ!髪の毛って言わないとダメ!」
・・・食器を洗う時はまずまとめてこすって、洗い流しは一気にやる。
なかなかこれが出来ないw(汗)。
時間がもったいないとパッパと洗いたいから。
半分ぐらい節水できる蛇口を使ってるから、まあそこは大丈夫でしょう。
何しろヤカンになかなか水が入らないなんて言うぐらいだから。
水道代というのは上下水道を合わせたものです。
使ったメーターの分は必ず排水されますから、それは道理にかなっている。
ただ、井戸水だけを使っている世帯でもやはり下水道代は払います。
下水は、し尿処理をして川に流します。
それが海へ行って自然のフィルタを通してまた雨となって戻ってきます。
戻ってきた水、山の上流から引いてきた水や川に流れてきた水をろ過して有害物質を取り除く。そうして飲料水に加工して、そして水道の蛇口へと供給します。
このサイクルのうち、自然がフィルタするには負荷が高すぎるものを処理する。
それが水道技術です。
我が家の排水は昔は汲み取りと吸い込みだったようで、何十年も前に行政の方針で下水道に接続したようでした。
「吸い込み」というのは、地盤のフィルターを使って水を地面に吸わせる排水方式のことです。
そうするとし尿の汲み取りだけで済みます。
流して吸い込ませるのは洗濯や風呂の水、特に有害な排水ではないのですが、人口も増え、環境への負荷が高くなって良くないということで暫時廃止ということになりました。
世帯のインフラ整備ということで行政が補助金を出してくれ、前の持ち主が民間の水道屋さんに頼んで下水道へ接続したのです。
ところが、この家を買って引っ越してきた時、アタシは一部の水洗がまだ地面に流されるままになっているのを発見します。
夏にはそこから蚊が湧いていたから分かった。これは何だ。どうもおかしい。
すぐに行政に電話して調べました。
市の水道課に問い合わせて調べてもらった。
もう数十年前のことですが、市の補助金で一戸建て全てを下水道に接続したことになっていたはずが、一部は未接続のままの状態だったのです。
水道課は電話口でまるでヤクザのように水道屋を叱りつけていた。
どうなってんだ、オタクの工事じゃねえか、なんて大変なものです。
水道屋さん、前の持ち主がやんないでいいと言ったとか、変な言い訳したらしい、そしたら激怒してドヤしつけたw。
「行政がやるっつったんだから、やらない理由なんかねえだろうよ!(怒)」
ああいう水道屋というのも行政にぶら下がった許認可事業です。だから役人にはアタマが上がらない。小さな小さな自宅兼用の工務店でした。
いや、ここは「髪」じゃなくていいの。「アタマ」だ(笑)。
「じゃあいいですね、やらせますから」なんて、ウチに工事に来るのが決まった。
「終わったら連絡してください。確認しますから」さすが役人だwww。
しかし何十年も前の工事。そんな前の手抜き工事をやり直させた訳です。それがタダww。
悪いことはできないw。
来た水道屋さんは老人でした。ムクれてたのか一言もクチを聞かずに黙々と工事して帰っていった。
「この吸い込みの穴を埋め戻すのは別料金です。何もしなくても問題ないですが。」
使わなくなった吸い込みの穴をどうするか、その話を確認に来た役人とした。
吸い込みとして使っていたところにはもう水は流れません。ボウフラも湧かない。
穴があるっても蓋があるのですが、この穴を埋め戻すには砂を入れていってコンクリートのように固めるのだそうです。
砂をゆっくり入れて水を入れてゆくとカチカチに固まるんだそうです。へえw。
しかし別に蓋されてますから危険もありません。
それこそ、ヤクザでも始末したら二人ぐらいはこの穴に死体を隠せるw(笑)。
だからまだ穴だけはそのままです。
極悪www(笑)。
全て無料でやってもらいました。
ちゃんと傾斜をつけて計算されています。
家中の排水は無事に全て下水道に接続され流れるようになりました。
じくまであぶんのせきにんで
※ この件、アタシが怒鳴りつけたんじゃないです。
いつもならアタシがやるんでしょうけど、この時は水道課がすんなりと応じてくれた。
水道屋さんにはものすごい高圧的だった。
手抜き工事は法的にはもう時効と言ってもいいぐらいだったかも知れません。
しかしまあ、こういうのが行政なんでしょう。
少し大人になった気がしたものです。なーんて。
